『天野ゲーム博物館』幻のゲームができる!

ライフワーク
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天野ゲーム博物館は、海外からの観光客が訪れるほどの人気スポット。NHKニュース2019.2.19で取り上げられました。

天野ゲーム博物館の店内には、常時100台以上のレトロゲーム機が置いてあって、ここにしかないものもあるそうです。※画像は天野ゲーム博物館ではなく、普通の喫茶店です。

館長・天野欽史(あまの きんじ)さん(81歳)は、もともとエンジニアというわけではないようですが、ゲーム機の修理は見よう見まねで覚えたとのこと。まさに、転職といえるライフワークです。

天野ゲーム博物館 懐かしのインベーダーも!

”魅力って 昔のゲームのほうが楽しい 単純で・・・” 
”楽しんで「良かったよ」と言って遊んでくれる それがうれしいだけ”

こう語る天野館長のやさしい表情を見ていると、後ろに並んでいる終活中のレトロゲーム機たちがどことなく幸せそうに見えて、自分もタイムスリップ。

天野さんの修理の技術は独学。壊れるとメーカーの人が修理に来るが、そのときに見ていて覚えたそうだからかなりマニアック。その時から変わらないモチベーションには、ただただ敬服するしかありません。

懐かしさとやさしさが残る筐体ゲーム機

天野ゲーム博物館にあるゲーム機を、筐体ゲーム機と呼ぶそうですが、ずいぶんお世話になっていたのに知りませんでした。

レトロだからというだけでなく、バブルのころに喫茶店に置かれていた情景が思いだされて、なんとなく心が癒される気分です。

最初のころは馴染めなくて、普通の4人掛けのテーブル席を探しましたが、ブームになり始めたら筐体ゲーム機の空き待ち。バブル期には朝から晩まで営業で飛びまわっていましたから、短いスキマ時間を使って没頭。

ブロックくずし、インベーダーゲームなど、当時の懐かしい思い出がよみがえってきます。当時のゲーム機ってなぜかやさしい気持ちになるのが不思議です。

今のゲームはスピードが速すぎてにはちょっとついていけません。古いゲーム機が、今の若い人たちにも人気が出始めている背景には、シンプルなキャラクタとゆったりしたスピード感にあるのかもしれません。

インベーダーゲームの秘密

筐体ゲーム機のなかでも名作ともいえるのが、インベーダーゲームです。

インベーダーゲームを開発して、直ぐにはどこの喫茶店もゲーム機を置いてくれるところがなかったそうですが、その後大流行。喫茶店はコーヒーを味わう場所から、ゲームセンターへ転身したかのようでした。

なかには、朝から1日中ゲーム機の前にすわり続けた人も少なくありません。そこまで夢中にさせた秘密は、次の2点にあったようです。

●標的のインベーダーが攻撃してくる
●インベーダーの数が減ってくるとスピ―ドが早くなる

それまでのゲームには、標的が攻撃してくるものはありませんでした。インベーダーゲームが初めてだったそうです。これがプレーヤーに新鮮な激を与え、一大ブームを巻き起こしました。

インベーダーの攻撃がスピードアップする仕組みは、とても単純なものでした。当時のCPUの能力が低かったために、インベーダーの数が多いと演算処理が遅くなるため。

インベーダーの数が減ってくると、演算処理が早くなるのでスピードアップしたとのこと。プログラムによってコントロールされていたわけではなく、意外です。

天野ゲーム博物館

インベーダーゲームをはじめ、他店にはないもの、20年ぶりに復活させたものなど、懐かしいゲームがずらりと並んでいます。

場 所:〒445-0856  愛知県西尾市高砂町41
アクセス:名鉄西尾駅から徒歩で5分
開館:9:00~24:00 年中無休
料 金:ゲーム機ごとに100円玉を入れて遊びます。※昔と変わらない。

学んだこと

時代の波に流されずにブームが去ったあとも自分が好きなことをやり続けた天野さんの情熱が、若い人や海外からの観光客まで惹きつける結果につながっています。

ライフワークって、好きなことをやり続るのがポイントですね。一言で言うのは簡単だけど難しい。

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