風邪を引くと眠くなるのはなぜ?睡眠で免疫力アップ

MENT・ナイトリセットブレンド睡眠
広告について

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

仕事中に、熱っぽくなって体調をくずした経験ありませんか?

そんなとき、車のなかで30分ほど睡眠をとっただけで、ずいぶん身体が楽になることがあります。仕事をサボったと言われればそれまでですが、睡眠が体調を回復させたのは確かです。

睡眠で免疫力が高まって、身体が回復したと考えられます。わずかな時間の睡眠ですが、もし無理をすれば、さらに体調をくずして翌日の仕事にも影響が出たかも・・・。

そんな風邪と睡眠の関係、調べました。

なぜ睡眠で免疫力が高まる?

健康なときには、睡眠の大切さを感じることはあまりありません。

週末、リラックスした気分からスマホやTVでついつい夜更かしして、そのリズムのまま日曜日の夜も。月曜の朝のつらさがわかっていても、この週末のリズムはなかなか変えることができません。

週末の夜更かしの楽しみは、ビジネスパースンの特権でしょうか。

でも、無理を続けると、やがて体調をこわして風邪を引きやすくなります。これは、”しっかり睡眠を取れ”との免疫機能の命令のようです。

インフルエンザウイルスに感染すると眠くなる?

インフルエンザに感染すると、ウィルスの遺伝子が引き金になって、インターロイキン1やインターフェロンなどのサイトカインが放出されます。

サイトカインは、白血球や神経細胞から体内に放出されますが、免疫作用を高めると同時に、発熱とノンレム睡眠を引き起こすと言われます。

ノンレム睡眠とは、”深い眠り”のことです。つまり、免疫機能と睡眠は深い関係にあるわけですが、体調不良で身体が熱っぽくなったときの眠気は、そのためのようです。

サイトカインの働きは睡眠を妨げることも!?

サイトカインにはさまざまな種類があり、すべてが睡眠誘導だけに働くわけではないようです。

睡眠に影響を及ぼすインターフェロンには、「インターフェロン-α」と「インターフェロン-γ」がありますが、インターフェロン-αは、投与時間や投与量、さらに投与経路やその後の経過によっては、阻害するように働くことがあるとのこと。

ちょっと難しい話になりますが、ラットでの研究では興味深い報告もあります。

サイトカイン「IL-1β」(※ILはインターロイキンのことです。)をラットに低用量で投与した場合、発熱することなく睡眠誘導しますが、高用量を投与した場合には、発熱とともにノンレム睡眠およびレム睡眠の両方を阻害する、という論文が、科学技術情報発信・流通総合システム「J-STAGE」に掲載されています。

免疫系から分泌されたサイトカイン「IL-1β」は、「TNF-α」とともに、脳内で、成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)を介してノンレム睡眠にはたらき、血管活性腸管ペプチド(VIP)を介してレム睡眠に作用する※「TNF-α」はサイトカインの一種
※引用元:J-STAGE「睡眠と免疫の不思議な関係」

レム睡眠とは、眠っていても眼球が動いている睡眠が浅い状態のことを指し、ふだんの睡眠では、このレム睡眠とノンレム睡眠が繰り返されています。

つまり、ウイルスに感染したときに、ある種のサイトカインの働き方によっては、深い眠りが妨げられることになるわけです。

高熱でうなされたり、悪い夢を見たりすることが、この作用によるものかどうかは分かりませんが、風邪気味のときには重症化する前に身体を休めたほうがいいことは確かなようです。

睡眠不足を長引かせないためにはサプリメントの活用も!

年齢とともに、体力が衰え風邪を引きやすくなりますが、予防法としては、しっかり睡眠を取ることが一番のようです。

とはいえ、残業で夜遅く帰宅したり徹夜仕事などで、食事のタイミングや寝る時間が不規則になり、睡眠のリズムを整えるのが難しいときもあります。

そんなときには、サプリメントを活用してみるのもいいかもしれません。

睡眠にケアするサプリメントは、飲み続けても睡眠薬のように薬物依存症になる心配がありません。

安眠できる食べものは?L-テアニンなどの睡眠効果
安眠できる成分としては、レシチン、L-トリプトファン、グリシン、L-テアニンが知られ、睡眠ホルモンと言われるメラトニンは、トリプトファンから作られます。 しかし、これらの成分を食品で摂ろうとすると、かなりの量が必要になるようです。 ...

とくに、多くの睡眠サプリに配合されているL-テアニンは、緑茶のうまみ成分であるアミノ酸で、米国食品医薬品局(FDA)においても、その安全性が確認されています。

一度こじらせてしまうと、やっかいな風邪、普段から睡眠をしっかり取って免疫力を高めておきたいところです。

不眠の原因・もしかしたら遺伝子が関係しているかも・・・
睡眠不足で運動のメリットが消える!?認知機能の低下が早くなる?
睡眠中に突然のかゆみ!パジャマに関する2つの【裏技】
快眠のための「5つの新常識」・年齢とともに変わる睡眠の質
睡眠に適した明るさはどれくらい?入眠時と起床時のルクス(照度)について

コメント