<株式投資>騰落リスクを長期的に見る!安全性は?

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新型コロナウィルスの影響で、株価が急落しましたが、長期的に見るとそれほどの下げ幅ではないことがわかります。

しかし、短気売買や老後資金の形成のために投資してきた人にとっては、大きな損失です。生活資金の不足額を補うために、原資を取り崩すことになるので傷口はさらに拡がります。

FP(ファイナンシャルプランナー)のアドバイス【※】で、積極的な投資運用をおこなってきた人にとっては、厳しい洗礼。【※】FPとして個別金融商品を具体的に推奨することはできません。

もし、具体的な銘柄についてアドバイスしてきたFPがいれば、今後の相場について説明を求められているはずです。

”歴史は繰り返す” と言われますが、株式投資も同じ。

今回以上の経済危機は、過去にもありましたが、その教訓が忘れられてしまったのは、FPの年齢層が若くなったせいでしょうか。

わたしも金融機関出身のFPとして、アドバイスを求められることがありますが、過去の教訓がトラウマになっているのでしょうか、積極的な投資運用はすすめません。

じゃ、老後の備えはどうしたらいい? 株式や金融商品への投資だけで考えたらリスクが大きすぎるかもしれません。

過去の教訓が生かされない投資への誘惑

人生100年時代といわれ、老後資産の目減りを防ぐことを目的として、積極的な投資を勧める記事を、FPの専門誌や新聞、ネットなどで数多く目にしてきました。

つい、数か月前までは・・・。

「ポートフォリオで、年率2%は期待できる」

「バランス型投信で年率2%程度の運用は十分望める」

「GPIF(※)のポートフォリオでは、2001年の運用開始から2018年第3四半期までの運用が、年率2.73%の収益をあげているので、年率3%は無理な数字ではない※年金積立金管理運用独立行政法人

FP資格者、ファンドアナリストなど、資産運用の専門家やアドバイザーから、投資についてこのようなコメントがあれば、2~3%での資産運用は当たり前と思いこんでしまいます。

さらに、追い打ち?をかけるように、以下のコメント。

「1000万円を月6万円づつ取り崩したら14年弱でゼロに

「財布や口座にお金を入れっぱなしなら、いつになっても増えない

「インフレに負けない程度の運用は続ける必要がある」

こんなフレーズが雑誌やネットにあふれていたら、定年後35年間の備えとして、投資しなきゃという気持ちになりますよね。

長い金融機関生活で、多くの投資家の失敗を見てきました。会社の資金を株式や不動産投資へ振り向け、バブル崩壊で多額の借金を背負った経営者もいました。

その時代に痛い目に会った人たちは、株式投資を冷ややかな目で見ています。

短期売買のリスク

年率2~3%で継続的に運用することは、そう簡単ではありませんし、株式の短期売買では、結果的に原資を失うことも珍しくありません。

個人投資家Xが、大手・M証券会社を相手に仙台地裁に損害賠償請求を訴えた例です。

Xは、リーマンショックで多額の含み損を出したあと、証券会社・担当者のアドバイスに従い売買を繰り返した結果、2011年1月~2017年10月の間に、1000万円近い損失を出したもの。
Xの損失額のうち、59.1%がM証券会社の手数料で、短期間で売却する加藤売買が、M証券会社の主導でなされ、投資の原資は唯一の資産であった退職金だったとのこと。
株式投資では、売買の銘柄・タイミングを決めるのは投資家本人ですから、証券会社のアドバイスがあったとはいえ、最終判断は本人がおこなっているはず。
しかし、いざ損失が出れば、具体的なアドバイスをした側が責められるのです。なぜなら、投資のプロのアドバイスだから。
専門家のアドバイスは、それほど重たいわけですが、なんとかしてリーマンショックでの損失を取り戻したいという投資家心理が大きく働いたことは確かでしょう。
では、それまでにリーマンショックのような経済危機はなかったのでしょうか。

バブル崩壊から30年間の株価

① 1989年12月29日
・バブル崩壊前の株価:史上最高値3万8957円44銭
② 2008年9月15日
・リーマンショックでの急落:1万2214円76銭から10月28日の安値6994円90銭まで1ヶ月半で42.7%下落。

③〔 ①⇒② 〕18年9ヶ月
・バブル崩壊後、リーマンショック直前まで、何度も大きな変動を繰り返しながら、19年間近く下がり続けてきたことがわかります。

④〔 ②⇒現在〕 11年6ヶ月
・リーマンショック以降の推移は、それ以前のチャートの変動と比べるとそれほど大きくないことがわかります。それでも、この間に購入した2本の投資信託の運用はマイナスです(私ごとですが)。

長期的には株価は簡単に戻らない!

相場が下がっても、ナンピン(安い価格で買い増し)で平均単価を下げておけば、相場はいずれ回復する、なんて説明受けたことありませんか?

投資をすすめる記事に使われるチャートには、前項で紹介した長期的な株価チャートが使われることはまずありません。

②リーマンショック前後から11~12年間ぐらいのチャートが多いはずです。

リーマンショックで、株価が大きく下げたあと、多少の変動はあっても、現在まで堅実に株価が戻ってきている様子がわかるからでしょう。

株価が一時的に大きく下がっても、数年で戻るような安心感があります。株価がいつかは戻ることを説明するには、都合のよい期間です。

しかし、リーマンショック前のチャートを見れば、投資の世界がそれほど甘くないことを教えてくれます。

投資信託にも落とし穴が・・・

投資信託では、約定された分配金があるので、安定収入と思い込んでいる人も多いようです。しかし、運用益が出せなければ、元本を取り崩して分配します。

その結果、どんどん元本が減り、同時に約定される分配金も少なくなっていきます。

償還金とそれまでに受け取った分配金を合計したら、マイナスなんてことも。大事な生活資金をつぎ込んでしまっていたら致命的です、

若い方なら、個人型確定拠出年金iDeCoを利用して、購入単価を平均化するのが一番ですが・・

老後資金の一部を投資するアドバイスもあるけど・・・

老後資金の一部を運用することを勧めるFPも多いです。1000万円の資金があれば、700万円を手元に残して300万円だけ投資しましょうというアドバイス。

もし、300万円を3%の利回りで運用できたとしても、原資は1000万円ですから、年間の運用利回りは1%にしかなりません。

金融商品、海外、為替などを駆使した分散投資で、ヘッジを効かせたポートフォリオを組んでも、堅実な運用は難しいことは、プロの投資家が巨額の損失を出していることからでもわかります。

1000万円全額を投資するなんてもってのほかですから、投資資金に生活資金の一部を運用することは、リスクの割にリターンが少ないことになります。じゃ、どうすれば、いいの?

老後資金を貯める理想的な方法は?

年齢が若ければ、個人型確定拠出年金iDeCoで、堅実に積み立てるのが理想的ですが、高齢者の場合、年齢制限があるので使えません。

一番いいのは、元気なうちはしっかり働いて、それまでの貯蓄をできるだけ減らさないことでしょうか。そのうえで、余った資金を投資に回すべきでしょう。

働いて稼いでいれば、たとえ投資で損失が出てもカバーできるからです。

現役時代のスキルとノウハウは、シェアリング年齢に関係なく結構使えます。シェアリングエコノミーといいますが、自分のスキルを活かして、副収入を得ることができます。

こちらの記事を参考にしてください。

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まとめ

貯金や退職金を運用して、老後の生活費を補うとのアドバイスをよく目にします。

しかし、老後35年間の生活費を補うための資産運用が、とても難しいことは、日経平均の長期チャートでもお分かりだと思います。

バブル崩壊から、まだ30年。そう考えると、これからの10年、20年、30年が、穏やかな相場で推移するとは思えません。

”だったらどうすればいいの?” 答は ”元気なうちは稼ぐ” 、これが一番! 結構、楽しいですよ。

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