終活はだれのため?

モチベーション
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終活を始めたという方、私の周り・にも結構増えてきました。

でも終活って、そんなにあらたまってやるべきこと?

終活は、自分に万一のことがあったときに、あとに残された家族が困らないようにするための準備をしておくこと、これが一番大きな目的だと考えています。

人生はいつどうなるかわかりませんから、常にその準備はしておかなければなりません。そう考えると、”さあ、終活やるぞ”と身構えて始めるものでもなければ、”いつからやったらいいんだろう?”と悩むものでも無いように思います。

日ごろ身の回りのものを整理したり、片付けや処分をするのも、終活の作業の一つです。

今でこそデジタル化されていますが、古い家族の写真や旅行の想い出のスナップ、卒業アルバム、会社の社員旅行の記念写真、ちょっと気取ったポートレート、本棚や机の引き出しなどあちらこちらから出てきます。

永久保存もあるでしょうけど、要らないもの、見たくないもの、思い出したくないものなど、いろいろあるはずです。そんな写真を整理することだって終活の一つです。

生まれてから社会人として活躍している間は、いろいろなものが溜っていきます。衣類、本、生活用品、雑貨、趣味の道具、コレクション、そして家やクルマ・・・。価値があるもの、生活に欠かせないものや、なんとなく捨てられないものが、自分の周りに堆積しています。

モノに対する価値感は年齢とともに変わりますから、過去の足跡がそこに残されているわけです。机の片隅に、忘れ去られていた古いネクタイピンなどを見つけると、当時の自分の趣味や好みが蘇ってきて、懐かしさと、反面ちょっと恥ずかしいような複雑な感情が交錯します。

モノを整理していると、”捨てられない”という気持ちは自分だけのものであって、他人から見ればなんの価値もないゴミに等しいものがたくさん残されていることに気付きます。

普段の片付けや年末の大掃除のときに不要になったものを処分しますが、それこそライフステージごとの価値観の変化です。”要らなくなったモノを捨てる”ことこそ、終活そのものです。

『断捨離』

この言葉は、ウィキペディアによれば ”不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想”だそうですが、やましたひでこ(山下英子)の著書において発表されたもので、商標登録されているそうです。

終活でのモチベーションにピッタリの言葉ですが、いざ実践となるとそう簡単にはいきません。

要らないものは買わない、要らないものを捨てる、物への執着心を持たない。

とてもシンプルですが、行動を起こすとなるとなかなか大変です。あれもこれもまだ捨てられなくて・・・。でも、それは自分の価値基準での話。家族にとっても必要とは限りません。むしろ要らないものが大半だと思います。

今の自分にとって必要なものだけが身の回りにあったとしても、いずれ見直して整理する心構えがあれば、終活はすでに始まっていると考えていいのではないでしょうか。

ものを捨てることで、過去にとらわれない新しい生き方が見えてきます。終活は、人生の決算手続きであると同時に、新しいライフステージのスターラインに立つことでもあるのです。

私も、古い殻を脱ぎ捨てながら、将来へ向けて調整中。

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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