貴景勝関のモチベーションを知る大関昇進の口上

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貴景勝関が、大関昇進の伝達式の口上で、「武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず・・・」と述べました。

武士を知らなくても、日本人ならなんとなくわかる気がする言葉ですが、実際の意味はとても重たいですね。そして、非常に抽象的な言い回しです。

”武士道”については、5千円札のモデルになった新渡戸稲造が、著書「武士道」のなかで、”知識ではなく、重んずるのは行動”と説いています。また、主従関係における絶対的な忠誠心が求められるのも武士の生き方です。

貴景勝関の迷いのない”突き押し”や、インタビューなどで語られる両親や親方への思いを知ると、”武士道”と表現したことが決して思いつきで出た言葉でないことがわかります。

「感謝の気持ちと思いやり」が貴景勝の心のささえ

貴景勝関は、その口上のなかで「感謝の気持ちと思いやり」と続けました。そしてインタビューでは、この言葉が大関自身の心をささえ続けてきたことを話してくれました。

軽い気持ちで口に出してしまいそうな文句ですが、貴景勝関の厳しい鍛錬をささえてきた言葉だと思うと、言葉が持つ意味の重さを感じます。

「感謝の気持ちと思いやり」は高校相撲部のスローガン

「感謝の気持ちと思いやり」は、実は、貴景勝関の母校である埼玉栄高校・相撲部の教え。

相撲部の教えにしては、厳しさよりも暖かさが伝わってきます。「武士道精神」とは違うようにも思われますが、武士道精神を説明するときに引用される「仁」「義」「礼」「智」「信」「忠」「誠」のうち、「礼」とは他人を思いやること。

自信が強くなければ、相手を思いやるだけの心の余裕は生まれません。

高校時代の部活で胸に刻み付けたたった一つのスローガンが、貴景勝関の強さを支えてきたと思うと、軽い気持ちで他人へのメッセージは贈れない、そんな気持ちになります。

言葉を贈る季節

春は、人生の節目。

卒業、退職、栄転、昇進、昇格、転勤、異動など、さまざまな人生の転機がありますが、そこにはいつも贈る言葉があります。

定年退職の日、上司や部下社員から贈られる感謝とお礼の言葉、そして花束とお祝いのプレゼント、そこに添えられる寄せ書きの色紙。

夕礼での上司の挨拶は型通りで、話す方も聞く方もあまり心に残りませんが、色紙に書かれた同僚や部下からのメッセージは、まったく別。

四字熟語や定型文を使い回しているようなメッセージもありますが、細かな字でびっしり綴ってくれた女子社員も。何回読み返しても、当時が思いだされて思わず頬がゆるみます。

長い間苦楽をともにしてきたからこそ、言葉は短くても心に刺さるものがあるんですね。

毛利達男「名前の詩」感謝の言葉を形にする

毛利達男さんは、大分県で活動している墨彩絵師です。

墨彩絵師とは、和紙に墨と彩色で絵を書く芸術家のことですが、毛利達男さんの作品はちょっと変わっています。

地元の和紙職人が漉いた和紙に描かれた墨彩画には、詩が添えられています。毛利達男さんの画を見れば、TVで見たことがあるという方もいると思います。

地元九州のTV番組でよく採り上げられていますが、NHK「おはよう日本」や日本テレビ「ズームイン朝・こだわりの逸品」でも紹介されました。

名前をテーマにした詩(うた)

毛利達男さんの詩の特徴は、名前の頭文字をテーマにしてエピソードなどを盛り込んで詩を作っているところです。

たとえば、こんな感じです。

 詳しくはこちら

わかりますか? 頭文字を右から読むと、名前になっています。

人生の節目に贈りたい墨彩画

毛利達男さんがメッセージに込めた思いは、結婚や赤ちゃんのお誕生、米寿や古希、昇進や定年退職など、さまざまなライフステージでの贈り物として、喜んでもらえることは間違いありません。

色紙の寄せ書きは、額にいれて壁に飾るのはちょっと無理。でも、毛利達男さんの墨彩画は、贈られた方がずっと自分のそばに飾っておきたいという気持ちがよくわかります。

人生の節目の贈り物に喜ばれるメッセージのカタチとして、参考にしていただければうれしいです。

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