老化の原因物質「AGE」ステーキは12倍にも!?

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元気で長生きが理想だけど、ケアを考えるのは少し調子がおかしくなってきてから。でもそれでは、手遅れ。40代から始めないといけないようです。

テレ朝「モーニングショー」2019.2.25で、『老化物質「AGE」蓄積で関節痛・白内障に』のタイトルで、AGEが万病の元になるとの解説がありました。

解説してくれたのは、久留米大学医学部教授・山岸晶一先生。糖尿病と心臓病の研究から老化の原因物質AGEに着目して、500以上もの論文を発表、「AGEs研究の最前線」という著書もあるようです。

AGEは、一度作られてしまうと簡単には排出できない物質とのこと。コメンテイター・山口真由さん(35歳)の体内年齢は、測定結果によれば57歳(+22歳)との結果に。

AGEって何?

AGEとは、タンパク質が糖と結合してつくられる物質で、100種類以上もの物質の総称です。

AGEsとは、Advanced Glycation End Productsの略語であり、終末糖化産物、後期糖化生成物 等と訳される。タンパク質の糖化反応によって作られる生成物の総称。

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パンやパンケーキなどを焼いたときの焼き色の部分、あのタンパク質と糖に熱を加えたときの茶色になった部分に、AGEがたくさん含まれています。もちろん、美味しそうに焼けたステーキにも!

一度つくられたAGEは無くならない!?

AGEがは一度作られてしまうと、自然には体内排出ができません。つまり、体内年齢は若くはならないということのようです。

現在のところ、濾過して体内に戻すというような物理的な方法しかないようですから、やっかいな物質です。

AGEはコラーゲン繊維に残りやすい

コラーゲン繊維は、スキンケアに関心がある方にはおなじみのタンパク質です。人間の体の16%を占めるタンパク質のうち30%が、コラーゲン繊維です。

このコラーゲン繊維の新陳代謝のサイクルは、血管と同じく15年! AGEがコラーゲン繊維にとどまりやすい原因の一つです。

ひざ関節や目はさらに蓄積しやすいAGE

ひざ関節や股関節の傷みがなかなか治らないのも、AGEが関係しているようです。ひざ関節や股関節の新陳代謝のサイクルは、なんと117年! 元気なうちは治らない?

さらに目は、代謝がおこなわれないそうですから、「白内障」や「視力の回復」は無理ということのようです。

AGEが溜ってきたサインは?

AGEが溜ってくると、体が硬くなったり皮膚が弾力を失ってくるようです。

生まれたときから体内に蓄積していきますから、日ごろの食生活や運動などの生活習慣に若いときから気を付ける必要があります。

AGEを体にためない食事法とは?

AGEが体内に蓄積する一番の原因は食事にありますが、AGEの蓄積をできるだけ防ぐポイントは、高温による過熱調理を減らすこと。

タンパク質と糖が熱によって結びつくことでAGEが作られますから、油で揚げたり高温で焼いたりすることは避けたほうがいいようです。

とはいえ普段の食生活では、徹底するのは正直難しいと思います。好きなものを我慢して”食を楽しめない”、なんてことになれば生きる楽しみも減ってしまうことに・・・。

食生活のバランスが大事、ということでしょうか。

牛肉をステーキにするとAGEの量は12倍にも!

AGEは、生の牛肉にも含まれています。牛が生きていたときに蓄積してきたAGEが残ってていますから当然ですね。

モーニングショーによれば、それをステーキにしたときには、AGEの量がなんと12倍以上にも跳ね上がるそうですから驚きです。わざわざAGEの量を増やして食べていることになるわけです。

なお、パスタのカルボナーラは、ペペロンチーノに比べて30倍近くにもなるとのこと。でも、どちらも美味しいですよね。

睡眠不足や紫外線もAGEが増える原因に!

睡眠不足ストレスも、AGEが増える原因になるようですが、さらに紫外線も要注意!紫外線の健康被害は良く知られていますが、AGEが増える原因にもなっているようです。


まったく加熱調理しない食事は難しですし、ストレスも意識して減らすのは難しい。睡眠足りているのかいないのか良くわからないし、紫外線から遮断して生活なんで出来ません。

AGEが蓄積していくのは仕方ないとして、その量を抑えるには40代から意識したほうがいいようです。すでに、手遅れですが・・・。

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