コエンザイムQ10を知らない方は、ほとんどいないと思いますが、「還元型」と「酸化型」があることは知らない方が多いようです。
若い方は、サプリメントの必要性を感じていないかもしれませんが、オリンピックのメダリストたちが密かに愛用していると言われるのが、コエンザイムQ10!
コエンザイムQ10は、機能性関与成分として”日常生活における疲労感の軽減に役立つ”とされています。
アスリートにとっては、筋力アップと持続力を強化し、抗酸化作用を防いで筋肉の破壊を防ぐコエンザイムQ10は力強い味方になっているようです。
コエンザイムQ10は、健康な人ほど多く持っているといわれますが、20代をピークに減少。40代で30%、80代では50%以上が失われるとのこと。
最近、「認知症」にも効果があると言われていますが、コエンザイムQ10の体内での働きを考えると、様々な可能性を秘めた成分のようです。
しかし、従来の「酸化型」と「還元型」では、その効果に違いがあるようです。
コエンザイムQ10の多彩な働き!なぜ「還元型」?
還元型コエンザイムQ10を、世界で初めて開発したのは、「株式会社カネカ」です。
コエンザイムQ10の世界トップの素材メーカーとして、国内外のサプリメントメーカーや化粧品メーカーへ原料供給しています。
カネカ社が、当初から製造していたのが「酸化型コエンザイムQ10」ですが、「還元型コエンザイムQ10」ほどの働きはないようです。
「酸化型」の欠点は?「還元型」なら直接効果!
多くのコエンザイムQ10サプリメントで配合されている「酸化型」ですが、はたしてどこに欠点があるのでしょうか。
カネカのHPによれば、コエンザイムQ10は体内でつくられる成分で、「還元型」で存在しています。多くのサプリメントで使われている「酸化型」では、体内に取り込まれたあと「還元型」に変換されて効果を発揮するそうです。
体内に入ってからすぐに使える「還元型」なら、加齢やストレス、病気や体力低下などで失ったコエンザイムQ10をすぐに補うことができるというわけです。
「還元型コエンザイムQ10」のはたらき
- エネルギーを作り出す
- 抗酸化作用
体中の細胞が活動するためのエネルギーを生み出しているのは、細胞内のミトコンドリアですが、そのミトコンドリアを働かす役割をしているのが「還元型コエンザイムQ10」です。
つまり、還元型コエンザイムQ10がなければ、60兆あるといわれる体の全細胞が働くことができないことになります。
また、還元型コエンザイムQ10は、化学的に酸素と結びつきやすい性質を持っていますから、体内の活性酸素と結びつくことで、抗酸化物質としても機能することになります。
「酸化型」を「還元型」にする機能は年齢とともに減少!
「酸化型」コエンザイムQ10は、「還元型」へ変換されてから、体内で活用されると説明しました。
じつは、ラットによる研究でも、高齢のラットほど「還元型」へ変換する能力が低下することがわかっています。
また、糖尿病、腎臓の透析、肝臓疾患がある患者では、血中の還元型コエンザイムQ10の比率が低下しているため、腎臓透析患者へ「酸化型コエンザイムQ10」を投与しても、血中の「還元型」コエンザイムQ10の数値が上がらなかったという研究結果もあるようです。
下図は、日本人の高齢者が「還元型コエンザイムQ10」を100mg/1日、6ヶ月間摂取したときの、身体的(肉体的)疲労感の変化で、「活力」が有意に改善したとされる数値をグラフ化したものです。
コエンザイムQ10を食品から摂取しようと思ったら・・・
コエンザイムQ10について、カネカ社が推奨する1日の摂取目安量100mgを食品から摂取しようとすると、毎日、以下の量をとる必要があります。とても現実的ではありません。
やはり、年齢とともに減少する「還元型コエンザイムQ10」を補うには、サプリメントの力を借りたほうがよさそうです。
カネカ社製 還元型コエンザイムQ10
カネカ社は、コエンザイムQ10の世界のトップメーカーで、これまでサプリメントメーカーや化粧品メーカーへ素材として提供してきました。
カネカ社の「還元型コエンザイムQ10」を配合したサプリメントは、さまざまなメーカーから発売されており、大手通販サイトからも購入することができます。
ぜひ一度、還元型コエンザイムQ10を配合したサプリメントを試してみてください。
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