『CAMPFIRE』は、「購入型クラウドファンディング」のプラットフォームとして、さまざまなプロジェクトの実現に大きな力となっています。
”クラウドファンディング”とは、「クラウド(群衆)」と「ファンディング(資金調達)」を合わせた造語で、不特定多数から少しづつ資金を集めることを意味します。
金融機関からの融資が難しいプロジェクトでも、クラウドファンディングを活用すれば資金調達が簡単にできることも。
もちろん、賛同してくれる支援者(パトロン)がいなければ、資金が集まらず実現できませんが、市場の反応を確かめるメリットがあります。
これまでのクラウドファンディングは、スポットでの資金調達しかできませんでしたが、CAMPFIRE「コミュニティ」※では、継続的な資金調達ができるようになりました。
事業資金を継続的に調達できることで、中長期の事業計画に役立てることも可能に!
※「コミュニティ」とは、定額課金制のことです。
『CAMPFIRE』コミュニティで継続的事業資金を調達!
CAMPFIRE「コミュニティ」とは、プロジェクトオーナーがコミュニティを開設し、パトロンから毎月支援を受けることができる仕組みです。
ちょうど金融機関から、運転資金として継続的に融資を受けるイメージでしょうか。
「コミュニティ」方式が加わったことで、CAMPFIREの募集方法は、以下の3種類になり、活用の幅が広がりました。
- All-in
・目標金額を達成しなくても資金を受け取ることができます。 - All-or-Nothing
・目標金額を達成すると資金を受け取れます。 - コミュニティ
・毎月の支援金額を創作活動費として調達できます。
『CAMPFIRE』コミュニティの特徴
CAMPFIRE「コミュニティ」は、継続支援方式のため、「All-in」や「All-or-Nothing」とは違う特徴があります。
共通しているのは、プロジェクトの掲載費が0円!
項目 | コミュニティ | All or Nothing | All in |
調達条件 | 毎月の支援金額を 調達 | 目標金額が集まれば 資金調達 | 目標金額未達でも 資金調達 |
掲載期間 | なし | 1~80日 | 1~80日 |
設定可能金額 | 500円~ | 3,000円~ | 3,000円~ |
掲載費 | 0円 | 0円 | 0円 |
手数料 | 10% | 12% | 12% |
支払い方法 | クレジットカードのみ | クレジットカード、 コンビニ払いなど、 いろいろ(※) | クレジットカード、 コンビニ払いなど、 いろいろ(※) |
CAMPFIREでの支援金の支払方法はいろいろありますが、「コミュニティ」については、毎月支援という性格上、クレジットカード払いのみとなっています。
Visa、Mastercard、JCB、Diners Club、American Express
毎月の支援額の受取りは?
CAMPFIRE「コミュニティ」での支援額は、毎月末締・翌月16日以降「プロジェクト明細」発行してから、手数料を差し引いた残額が支払われます。
支払い手続きは、翌月末日におこなわれますが、銀行によって反映が遅れることがあるようです。
CAMPFIRE「コミュニティ」開設方法は?
CAMPFIRE「コミュニティ」の開設は、とても簡単です。
- アカウント取得
・ログインページから、メルアドを登録するだけでCAMPFIREアカウントを取得できます。 - コミュニティページの作成
・コミュニティ作成ページで、コミュニティの概要を作成します。 - コミュニティ申請
・必要な情報を入力後、公開前の審査のための申請をおこないます。 - コミュニティ公開
・審査が完了したら、コミュニティを公開します。
どんなコミュニティがある?
CAMPFIRE「コミュニティ」には、さまざまなジャンルのコミュニティがありますが、オンラインサロンの開設もできます。
オンラインサロンは、著名人を中心に、同じ問題意識や目的を持ったメンバーが集まってディスカッションやブレストをおこない、オフ会を開催することも。
いくつか、紹介します。
カズレーザーとクイズ天国・難問地獄(仮)
クイズにはまっているカズレーサーが、年齢・性別問わず、”ひたすらクイズを楽しむ”をモットーに立ち上げたサロンです。
オンライン・オフラインにかかわらず、自作の問題を持ち寄ったり、ゲストにクイズ好きの芸能人を招いたり、クイズ合宿も考えているようです。
いずれはクイズ番組を立ち上げたいとのこと、とにかくクイズ大好き人間が集まるサロンです。
<支援金>
1,000円/月
<支援者へのリターン>
- 非公開のFacebookグループへの招待
- 出題されるクイズへの回答
- 不定期のライブ配信
- クイズ合宿への参加など
現在、募集中ですが、ちょっとおもしろそうですね。ただし、参加するには、Facebookアカウントが必要になるのでご注意を。
宇宙へのチャレンジを共に歩む!なつのロケット団ファンクラブ会員募集!
インターステラテクノロジズ株式会社(略称IST)のファンクラブです。
ホリエモンが、ロケット開発事業にかかわっていることはよく知られていますが、実はこの会社。
2019年5月4日、日本の民間ロケットとしては初めて宇宙空間に到達した「MOMO4号機」は、「CAMPFIRE」のクラウドファンディングで集めた資金で打ち上げられました。
2006年からロケット開発事業を行っていて、事務所が大樹町と東京にあり、宇宙観測ロケット「MOMO(モモ)」に続けて、地球周回軌道に小型衛星を打ち上げるロケットの開発もおこなっています。
<支援金>
500円~10,000円/月
<支援者へのリターン>
※プレミアム会員の場合
- Thanksメール
- ファンクラブ会員カード
- オリジナルステッカー
- オリジナルTシャツ
- 会員限定情報配信
- 会員限定イベント参加資格
夢がある支援です!
宇宙へのチャレンジを共に歩む!なつのロケット団ファンクラブ会員募集!
<MOMO5号機のクラウドファンディング(All-in)>
現在、「MOMO」5号機の打ち上げ費用を、「CAMPFIRE」のプロジェクトで募集しています。こちらは、All-in方式で、募集期間の残日数は51日ありますが、支援者はすでに103人にのぼっています。
「宇宙兄弟」もこのプロジェクトを支援していて、このプロジェクトにも、もちろんリターンがあります。
「コミュニティ」と他の方式の組み合わせもOK!
インターステラテクノロジズ株式会社のケースでは、次の2つのプロジェクトで、クラウドファンディングを活用しています。
- 〔コミュニティ方式〕ファンクラブの立ち上げ
- 〔All-in方式〕ロケットの開発・打上げ資金調達
クラウドファンディングを上手活用して、事業を一歩一歩確実に前へ進めています。
クラウドファンディングは、世界的にも急成長している資金調達の手段です。とくに「コミュニティ」は、短期間の準備で、安定した資金調達ができる手段として、企業から個人まで多くの起案者が活用しています。
CAMPFIREなどのクラウドファンディングを活用することは、起案者あるいはパトロン、どちらの立場になったとしても、新しいライフスタイルを見つける大きな転機になることは確かです。
ぜひ、お気に入りのプロジェクトを見つけてください。


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