自分の車を持つよりも、はるかに高いコストパフォーマンスを発揮する!と言われているのがカーシェアリング。
車買い換えを機にコストを比較、さらに空き駐車場を活用した副収入のチャンスも!
『careco カレコ』は、首都圏・関西圏を中心として、約3000ヵ所を超えるステーションがあり、有料駐車場「三井リパーク」に併設されているところが多いですから、使いやすくとても便利です。
最近のガソリン価格の上昇は、事業者にとっては大きな負担のはずですが、『careco』の利用者はガソリン代の負担無し!
ガソリン代0円の理由は、利用料金に含まれているからとのこと!さらに、
- 初期費用0円
※入会金不要です。 - 月会費 実質0円
※月会費:980円は利用料金として使えます。
ガソリン代を考えなくていいのが、『careco』カーシェアリングのメリット!これで、事業が成り立つの?と心配も。
タクシーよりも、レンタカーより安くて、時間帯に よっては距離料金がありますが、とにかく便利で安い!?
『careco』の事業者としての損益分岐点が、利用者にとっても”損得の境目”になるはず。新しいマイカーで再シミュレーションしてみました。
<マイカー>
- スズキ バンディット 2WD
排気量:1.2L - 燃 費:13.7km/L ※計器表示
- 走行距離:7,000km/年
- 使用時間数:700時間(目安)
◎お得な「平日プラン」の新規受付は、2020年3月31日で終了しました。
カーシェアリング!『careco』と『タイムズカー』はどちらが得?
『careco』と比較した理由は、以下のとおりですが、仕事でよく使っていたことも理由の一つ。
- 近隣にステーションがたくさんあるので便利!
- 6時間以内の利用なら『careco』が最安!
- 車種が豊富!
『careco』の最低料金を、業界シェアトップ『タイムズカー』と比較したのが、こちら。
careco | タイムズカー |
10分140円~ | 15分220円~ |
業界シェアトップの「タイムズカー(旧名称:タイムズカープラス)※」の料金は、15分220円~。
『careco』の10分140円~は、15分に換算すると210円なので、「タイムズカー」より割安。
車両クラスによって料金体系が違いますが、買物など6時間以内の利用では、『careco』に軍配。ちなみに以下は、他の時間帯の比較。
〔料金例〕車両クラス:ベーシッククラス
利用時間 | careco | タイムズカー |
最低時間 | 10分140円 | 15分220円 |
6時間 | 4,080円 | 4,290円 |
12時間 | 5,700円 | 5,500円 |
24時間 | 7,300円 | 6,600円 |
夜間パック (18時~翌9時) | 2,700円 | 2,640円 |
デートなどで夜間パックを利用する場合、高級車を利用することが多いと思いますが、プレミアムクラスでは『careco』のほうが割安です。
〔料金例〕車両クラス:プレミアムクラス
利用時間 | careco | タイムズカー |
夜間パック (18時~翌9時) | 5,100円 | 5,280円 |
『careco』プレミアムプラスでは、レクサス、ベンツ、ジャガーなどの高級車が用意されていますから、さまざまなシチュエーションで車種を選ぶことができるのもメリット!
こちらの記事では、『caerco』と『タイムズカーシェア』の比較を載せていますので、参考にしてください。

自分の車の年間コストはどれくらいかかる?
スズキ・バンディット(排気量1.2ℓ)の場合、車検費用、自動車税、重量税、オイル・バッテリー、タイヤ等消耗品など、ガソリン・自動車保険を除く車両維持費は年間約10~15万円。ここでは、12万円として比較しています。
自宅敷地内なので駐車料金は無料ですが、カーシェアリングを利用すれば、自宅のスペースを駐車場シェアリングとして貸し出すことができます。

自分の車を停めていれば、その収入がありませんから、駐車料金年間6万円の駐車料を払っているものと仮定します。
気になるのが、ガソリン代!この負担が無いのがカーシェアリングのメリットでしたね。
〇年間走行距離:7,000km
〇1ℓあたりの走行距離:13.7km
〇年間ガソリン代:約82,000円
※ガソリン単価:160円/1ℓとして計算
これに、車両購入代金25万円/1年間あたりを加えて試算しました。
キャッシュフロー的には、この方が現実的です。
毎年、25万円を車両購入費用として貯金するイメージです。
まとめると、以下の表になります。
項目 | 費用(年間) |
車両代 | 250,000円 |
車両維持費 (車検・自賠責・自動車税など) | 120,000円 |
駐車料金 | 60,000円 |
自動車保険 | 60,000円 |
ガソリン代 | 82,000円 |
合計 | 572,000円 |
かなりざっくりですが、ほぼこんな感じ。
『careco』のカーシェアリングを利用すれば、これらの費用がすべて0円になるわけですが、利用料金と比べたら?
『careco』カーシェアリングとの費用比較
『careco』:10分140円で試算しています。※2022.3.11現在
『careco』では、6時間を超えると距離料金16円/1kmが加算されますが、ショッピングなど近隣での利用が多いので、距離加算が無いものとして比較しています。
年間の使用時間数は、700時間として比較しています。
実際には、食事やお茶、ショッピング、日帰りドライブなどで長時間外出することがあるので、多分もっと長いはずです。
この前提条件で、比較したのが下表です。
年間走行距離 | 年間走行時間数 | 自車両の場合 | careco |
6,700km | 670時間 | 568,248円 | 562,800円 |
6,800km | 680時間 | 569,416円 | 571,200円 |
7,000km | 700時間 | 572,000円 | 588,000円 |
金額の設定によってかなり違いがありますが、私の場合、マイカーと『careco』の損益分岐点は7,000km弱ということになるでしょうか。はじめ諸経費を高め(732,000円)に見積もったときの損益分岐点は、9,100kmぐらいでした。
すくなくとも年間走行距離が 7,000kmていどなら、マイカーを所有するよりも『careco』の利用したほうがいいようです。
外出先での滞在時間が短ければいいけれど
『careco』のカーシェアリングを利用したほうが、コスト的にはとても経済的ですが、つぎのような不便も考えられます。
- 元の場所へ戻さなければならない
- 乗りたい車が空いていない
- ステーションが自宅から遠い
- とっさの外出時に不安が・・・
コロナ前、仕事の関係で『careco』をよく使いましたが、都内には『careco』のステーションがたくさんあり、このような不便を感じたことはありませんでした。
車の購入費用がかからないとしたら?キャッシュフローで考える!
自分の車の償却期間が終わって、実質的に、車両代金はゼロ、なんてこともあります。
以前乗っていた車がそうでした。
10年近くも乗っていれば、十分元はとれてます。そうなると、実質的な負担は、固定費とガソリン代だけ。
たまに、オイル交換やワイパー交換、バッテリー交換があるぐらいでしょうか。
車があるのに、無理にカーシェアリングにする必要もありません。
そこで、車両代をゼロとしてシミュレーションしたのが、下表です。
年間走行距離 | 年間走行時間数 | 自車両の費用 | タイムズカーシェア |
7,000km | 700時間 | 322,000円 | 588,800円 |
3,300km | 330時間 | 278,540円 | 277,200円 |
車両の購入費用を無視すれば、年間走行距離3,300kmが損益分岐点というところでしょうか。
まとめ
年間の走行距離が少ないほど、カーシェアリングを利用したほうが、経済的にはお得です。
もともとマイカーを持っていた方は、車を手放すことに抵抗があるかもしれませんが、子供の送り迎えや買い物など、短時間・短距離の利用が多いなら、カーシェアリングがおすすめ!
なんといっても、ガソリン代やメンテナンス費用、自動車保険がいらないのがいいですね。
ちなみに、首都圏や都市部では、careco(カレコ)が便利! carecoの都心部のステーションの地図がこちら。
都内には、三井リパークの緑の看板が目立ちますが、この三井リパークに併設されているのがcarecoです。三井のリパーク系列で、保有台数は業界2位ですが、なんとベンツなどの外車も豊富!
料金も10分140円~で、使いやすくて評判もいいです。
なんといってもカーシェアリングは、自分の生活拠点の近くにあるのが一番。
空き状況などを考えたうえで、複数事業者と契約しておけば、不便を感じることはないでしょう。



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