サイエンス社「ミラバス」には、マイクロイオニー機能がついています。
このマイクロイオニー機能は、入浴時に使うのではなく、浴槽そのものを自動洗浄して、入浴環境をととのえるためのもの。
サイエンス社「ミラバス」の公式サイトには、つぎのような注意事項が書かれています。
※マイクロイオニー使用中の入浴、入室はお避けください。
高齢者施設の浴槽にも採用されている「ミラバス」のマイクロイオニー機能とは?
マイクロイオニー機能で浴槽を自動洗浄
「ミラバス」のマイクロイオニー機能は、入浴後にボタンを押すだけで、浴槽壁面の汚れ・配管汚れを分解・除菌・脱臭することができる機能のこと。
ミラバスが生成するマイクロバブル(MB)は、お湯に浸かるだけで、微細な泡が肌の老廃物を取りのぞいてくれますが、マイクロイオニー機能は浴槽を自動洗浄することで、入浴環境を清潔に保ってくれます。
マイクロイオニー機能
「ミラバス」のマイクロイオニーとは、低温プラズマ発生体をマイクロバブル化したもの。
「ミラバス」のマイクロイオニー機能は、この定温プラズマとマイクロバブルを組み合わせた技術のようです。
「ミラバス」のマイクロイオニーの洗浄効果の動画が、こちら。皮脂汚れが入った水槽が、みるみる透明になっていく様子がよくわかります。
大腸菌を用いた試験では、マイクロイオニーを与えて10分後に、1cc当たり約70000CFU(※)の大腸菌がすべて死滅したとの結果があります。※CFU(Colony forming unit)は、コロニー形成単位のことです。
通常のマイクロバブル(MB)やウルトラファインバブル(UFB)は、空気ファインバブル(低温プラズマ発生体を持たないファインバブル)です。空気ファインバブルの滅菌効果については、まだ研究段階のようです。
浴槽だけでなく、配管などの汚れもふくめて、分解・殺菌・脱臭ができることが、「ミラバス」が高齢者施設などで採用されている理由にもなっているようです。
ポータブルタイプ「どこでもミラバス」にマイクロイオニー機能は?
ポータブルタイプの「どこでもミラバス」には、マイクロイオニー機能は搭載されていません。
「ミラバス」は、既存の浴槽に後付けできるビルトインタイプですが、「どこでもミラバス」は持ち運びができるポータブルタイプです。
「どこでもミラバス」は、浴槽の配管とは無関係に設置することができますが、逆に、浴槽や配管などの洗浄・滅菌を目的としたマイクロイオニー機能は活用できないわけです。
まとめ
サイエンス社「ミラバス」のマイクロイオニー機能は、低温プラズマ発生体をマイクロバブル化することで、洗浄プラス滅菌効果を実現しています。
マイクロイオニー機能があれば、入浴時の健康な環境をつくることができるだけでなく、掃除やメンテナンスの手間などもかなり楽になるはず。
高齢者施設でも、ミラバスが採用されている理由がよくわかります。
シャワー派なら、ウルトラファインバブル(UFB)を発生する「ミラブル プラス」が、既存のシャワーヘッドと交換するだけで簡単に使えて便利ですが、マイクロイオニー機能はありません。
入浴派にとって、「どこでもミラバス」は持ち運びができて便利いですが、こちらも残念ながらマイクロイオニー機能はありません。
しかし、賃貸住宅や長期滞在先など、ビルトインタイプの「ミラバス」が設置できない浴室では、「どこでもミラバス」がとても便利です。
つかるだけで、温泉とおなじように体が温まって、しかも石鹸やシャンプーで洗う必要がありませんから、入浴が面倒という方にも向いています。
コメント