永代供養墓の費用の相場(東京)を調べてみました

墓地・終活③墓地
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永代供養墓は、永久に供養してもらえると思っている方もいらっしゃると思います。

私も、そう思っていました。しかし実際には、一定期間が過ぎれば合祀されるのが基本です。

合祀とは、他の方の遺骨と一緒にまとめて埋葬されることです。

合祀されると、遺骨をそこから移すことができなくなりますから、家族がいる場合、永代供養にするかどうかはしっかり相談しておくことが大事です。

また、永代供養の料金は、寺によっても、お墓の規模によっても違いますから、事前に相場感を持っておいたほうがいいでしょう。

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永代供養の料金は何が基準で決まるの?

永代供養料は、すでに墓地を所有していれば、その墓の面積が基準と考えていいでしょう。もちろん、寺の格式も考える必要があります。

永代供養墓には、大きく分けて「個人墓」「合祀墓」がありますが、個別型の場合でも、最終的には墓じまいをして合祀されることになります。

個人墓とは、一人用のお墓のことです。古くは個人墓が多かったですが、最近は家族が入る「家墓」が主流です。

合祀型へ移されるまでの期間で変わる永代供養料

個人墓の永代供養料は、個人墓で一定期間を供養してもらう供養料と、合祀後の供養料を合算したものと考えることができます。

個人墓で供養してもらう期間が永いほど、永代供養料は高くなる傾向にあります。

通常、個人墓の期間は、関東では33回忌までが多いですが、36回忌、あるいは50回忌というところもあります。17回忌で移すこともあるようですから、永代供養にする前に寺の住職へ確認しておいたほうがいいでしょう。

私が檀家になっている寺の場合、33回忌で合祀墓へ移すようです。

永代供養料(東京)

墓地の検索サイトで、東京都・永代供養料50万円以下の物件を検索したところ、204件が抽出されましたので一部を紹介します。※2019.4.22現在

個人墓永代供養料期間墓誌刻字料その他費用
寺院A(小金井市)200,000円33回忌

墓石料:不明
霊園B(新宿区)300,000円33回忌43,200円樹木葬、管理料:5,000円
霊園C(港区)350,000円13回忌 13回忌まで骨壺保管
霊園G(町田市)150,000円50回忌 墓石料:464,400円
合祀墓永代供養料期間墓誌刻字料その他費用
寺院A500,000円33回忌 
霊園D(府中市)258,000円>  管理料:5,000円
霊園E(新宿区)330,000円33回忌70,000円 
寺院F(新宿区)200,000円33回忌 

12,000円

200万円以下の物件は265件ヒットしましたが、そのうち80%が50万円以下の物件であることがわかります。

永代供養墓を利用する目的を考えれば、永代供養料は、50万円以下で収めたいところです。

また、墓誌刻字料もそれなりの金額になりますし、戒名をいただく費用もあわせて考えておく必要があります。

<ワンポイント>
墓誌刻字料とは、戒名、名前、没年月日、享年などを墓石に刻む費用のことです。寺の場合、戒名をいただくものと考えておいたほうがいいでしょう。費用は数万円~数十万円ですが、宗旨や寺によってまったく違いますので、事前にしっかりと住職に確認されることをおすすめします。

永代供養の個人墓については、一定年数が経てば合祀墓へ移されますが、その後の墓石の除去費用などを含んだ料金が加算されることになります。

この一覧で、墓石料が確認できたのは、霊園G(町田市)だけですが、墓石の除去費用を含めて、50万円ぐらいのところが多くなっています。

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寺が経営する墓地は宗旨に注意!

寺院・終活_S

寺が経営する永代供養墓は、宗旨が指定されると考えたほうがいいでしょう。

一部には、”宗旨を問わない”あるいは”宗教を問わない”という寺もあります。しかし、生前キリスト教徒だった故人が、法要の都度、お経や念仏を唱えられたら安眠できないかもしれませんね。

また、生前キリスト教やイスラム教などであった場合、永代供養墓に入る条件として、仏教への改宗が必要になる場合があります。

不明な点があれば、契約をする前に、しっかり確認しておくことが大事です。

よく確認せずに急いで決めてしまい、あとから後悔なんてことがないようにしてください。

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ペットといっしょに埋葬できる永代供養墓もある

最近では、最愛のペットと一緒に埋葬してもらえる永代供養墓も増えてきました。

寺院墓地では、ペット一緒に入れる一般墓や永代供養墓は少ないですが、すこしづつ増えてきたようです。同じ宗旨でも、寺院によっては埋葬してもられるところも。

宗旨を問わない霊園では、樹木葬を含めて、ペットと一緒に入れる墓地が増えてきましたので、ぜひ探してみてください。

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まとめ

墓を守ることは、代々家を守るものの義務でした。

しかし、墓を維持し続けることは、経済的にも大きな負担です。檀家になれば、墓地の管理料以外に、寺の修繕費などの負担がでてきます。

しかし、法事のきまり事や突然の不幸にも、迷うことなく段取りをととのえてもらえるのは、檀家だからこそ。

私は、すでに戒名を授かっています。基本的に、残された家族が仏事に関して困ることはないはずです。

もしかしたら管理できずに、永代供養墓に改葬されることになるかもしれません。

でも、それは預かり知らぬこと。

ここまで準備したら、あとはこれからの人生を楽しむだけ、それが私の”終活”です。

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