パン好きからカリスマになった主婦

ライフワーク
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好きなことを仕事にするのが、ライフワークの理想的な形ですが、好きな事や興味を持った事で収入を得ることができる人はそれほど多くはありません。

しかし、その中からカリスマと呼ばれるほんの一握りの人たちが生まれているのも事実です。

好きなことを自分で楽しんで終わってしまう人、そこからライフワークに発展させた人との違いがどこにあるのか、バンの世界でカリスマ的存在になった女性のケースを調べてみました。

今ではベーグル専門店を開くまでに!生徒は海外からも!

高橋雅子さんの名前をご存知の方は、かなりのパン好きかもしれません。東京・代々木八幡のベーグル専門店「テコナ ベーグルワークス」店のオーナーです。

1ベーグル専門店のオーナーというよりも、料理教室の先生としてあるいは料理本の著者としての知名度の方が高いかもしれません。高橋雅子さんのパン教室は予約がとれないと言われるほどで、日本全国だけでなく、はるばる香港からも定期的に習いに来る生徒さんがいるほど。

そんな高橋雅子さんが料理教室を始めたキッカケから今日に至るまでの経緯が、料理教室の専門サイト「カイハウスクラブ」に紹介されていましたので、その成功の秘密を探りました。

高橋雅子さんは、大学卒業後大手パン教室へ通い、ル・コルドン・ブルーでも製パンを学びました。日本ソムリエ協会ワインアドバイザーの資格を持ち、パンとワインの教室を開きました。その後、東京・代々木八幡に「テコナ ベーグル ワークス」というベーグル専門店をオープン。『ストックデリで簡単!パン弁当』『冷凍生地で焼きたてパン』などの著書があります。

参考:WEBサイト:カイハウスクラブ https://www.kaihouse.jp/guide-interview-masako-takahashi/

最初はパンではなくワイン教室から

高橋さんの家庭環境も、食に興味を持ったキッカケになったようです。母親が料理を教えていて、父親もグルメ。

母親と同じ料理の道には進まずに、パン教室に入学。2年後には、スクールでアシスタントを勤めるまでになりました。

しかし、柔らかいパンではなくバゲットやカンパーニュなどのハード系のパンを作りたくて、東京・代官山「ル・コルドン・ブルー東京校」へ入学。

そこでフランスの食文化に興味を持ったことで、ワインを学んで、日本ソムリエ協会・ワインアドバイザーの資格も取得。

知人から、”定年後に時間を持て余している知人にワインを教えるよう頼まれた”のがキッカケで、ワイン教室を始めたとのこと。

教える喜びに気づきパン教室で本格的に生徒募集

ワイン教室で教える面白さを知った高橋さんでしたが、2~3年後に息子さんを妊娠したためアルコールが飲めずに教室を休止。

やむをえず、『わいんのある12ヶ月』という教室名そのままで生徒を募集したのが、本格的なパン教室のスタート。

教室のコンセプトは ”自分が行きたい教室”

ポスティングや駅前のビラくばりなどで生徒を集めるのではなく、自分がいきたくなる教室づくりが、高橋さんの基本的なコンセプト。

良くするためのアイデアを出すのが好き

〇レッスン後にはパンの他にランチを!

レッスン後にランチを出すのは、今では当たり前になっていますが、当時は珍しかったそうです。

それが、ブログなどで爆発的に広がり、全国でも人気のパン教室に!

レシピ本を出版した理由

パン教室で技を学んだ生徒のなかには、地元でパン教室を開く人も出てきたようです。

もし、その元生徒が自分より先にレシピ本を出すことになったら、その人のレシピとして世の中に広まってしまう。自分のレシピなのに。

そう思いたったらすぐ行動。まず書店に足を運び、自家製酵母パンのレシピ本に関心がありそうな出版社を探し、企画書を作り5社の出版社へ送ったそうです。

ものすごい行動力ですね。翌日には3社から連絡が来て、一番早かったパルコ出版に決めたとのこと。

パン教室だけでなくレシピ本もヒットした理由

今では、家庭でパンを作る人にとってバイブル的な存在となっている『少しのイーストでゆっくり発酵パン』に、その答えがあります。

「低温長時間発酵」という、専門店で昔からおこなわれていた製法を、家庭でもできるようにたレシピ本です。

これまで、プロの世界だけのものと思われていた技術を家庭で再現できるようにした高橋さんのこだわりというか、執念のようなものが伝わってきます。

チャンスは自分から掴みにいく

高橋さんが一人のグルメからパンの世界でカリスマ的存在になるまでの努力は、誰でも真似ができるわけではありません。

まして、それまでの先入観を捨てプロの技を家庭でも再現できるようにするなど、パンの世界での発明といってもいいかもしれません。

高橋さんのライフワークは、パンの世界で活躍し続けること。他の商品や業界でも、高橋さんのような方がどんどん現れてくるでしょう。

チャンスはいくら待っていても、向こうからはやってきません。自分で掴みにいくかどうかにかかっています。

高橋さんから学ぶ3つのヒント

ライフワークとして自分に何ができるのか、何をしたいのか考えれば考えるほど頭の中がこんがらがってきます。

高橋さんのサクセスストーリーからは、そんなライフワーク探しのヒントが見えてきます。大事なポイントは、次の3つ。

〇自分だったら何が欲しいかを考える
〇他人の考えに流されない
〇思いついたら直ぐに行動を起こす

消費者の立場でモノづくりを考えるのは、マーケティングの基本ですが、これがなかなかできません。理屈ではわかっているんですが・・・。

つい、売りたいもの、売れるはずだで作ってしまう。だいたい、これで失敗します。

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