モノを売る方法には、「実店舗」と「ネットショップ」の2種類あります。
テナント賃料やスタッフの負担が大きい実店舗と比べると、ネットショップは設備投資などの負担が少なく気軽に開業できるはずですが・・・。
でも、いざネットショップを始めるとなると、サイト作成や決済システムなど、ハードルが高く感じられるようです。
サイトの構築は? 受注管理は? 決済方法は?
もちろん、すべてを自社専用システムで構築しようとすれば、かなりのコストに。
そもそもネットショップって、儲かる?
将来の備えに、まずは副業でネットショップ、と考える方が多いですが、結論的なことを言えば、すぐに収入の柱にしたいという方にはおすすめできません。
理由は、以下の2つです。
- サイトだけでは集客が難しい
- 利益率の高い商品仕入れが必要
しかし、逆の発想をすれば、将来への準備期間と考えて取り組むなら、ネットショップは決して悪い選択ではありません。
集客のためのSEO対策で考えると、認知度の高い商品、あるいはすでに実店舗があるなどで検索されなければ、独自サイトへお客を集めるのは無理。
このブログも、生きがいを感じられる充実した人生を送りたいから始めましたが、見てもらえるようになるまでには結構時間がかかってます。
ネットショップなら、さらに販売に結び付けるわけですから、別の工夫が必要です。
それでもネットショップは、本業にしようと思えば費用的にも負担になりますが、逆にライフワークのヒントと割り切れば、気楽に始められるのがメリット。
自分の趣味をネットショップで
手芸品やフィギュアなどを作るのが趣味、という方が結構いらっしゃいます。
自分だけで楽しんだり、知人にあげて喜んでもらったりするのも”生きがい”かもしれません。
でも、それが収入につながれば、いずれライフワークになります。それを実現できるのが、ネットショップです。
いつから始めても遅くないし、焦って売上を作る必要もありません。もし、1~2年経っても集客ができなければ、作っている作品に魅力がないということ。
どんなサイトも、1年は辛抱だと思っています。SNSやメールなどを駆使すれば、もっと早く集客できますが、期待する売上げを達成できるかは別の話。
たとえ1件、500円でも1000円でも、売上が発生したときの喜びや興奮は、決まった給料収入とは別格!
これまで、材料やキットを買って消費するだけの趣味から、作品が他人に認められた瞬間です。
「楽天」「Amazon」などのモールへの出店は?
「楽天」や「Amazon」などのモールへ出店する方法もありますが、広告が必要など、売上を伸ばすためにはコスト負担も大きく、利益を出すのは簡単ではありません。
まして、商品を仕入れてモールで販売、ということになれば通常の仕入れ原価では赤字も覚悟?
「楽天」や「Amazon」では、独自商品か販売の独占権を持っていなければ、思ったような売上をあげることはできないでしょう。
別の項で、その理由についてもお話します。
ネットショップのメリット
ネットショップには、実店舗には無い多くのメリットがあります。
- 少ない費用で開業できる
- 年中無休で営業できる
- 在庫をかかえる心配がない
- 販売エリアに制限がない
- 人件費の余計な負担がない
- 副業として簡単に始められる
実店舗では、商品そのものの価値だけではなく、外観やインテリア、スタッフの服装や対応なども消費者にとっては重要な評価ポイント!
商材にあった立地条件のテナント費用、さらに最低限の品ぞろえをするだけでも、かなりの資金が必要に。
しかし、汎用のシステムを活用すれば、数十万円ぐらいでかなり見栄えの良いネットショップを構築することができる時代になりました。
ネットショップなら、年中無休で受注することができます。平日の受注分を、土日に発送することもできますから、現役サラリーマンの副業としても最適。
受注生産あるいはメーカー直送なら、在庫をかかえる不安もありません。
国内だけでなく海外対象の販売も可能なので、売上が安定してくれば本格的な事業化も。
ネットショップのデメリット(負担)
- 商品を手に取って見てもらえない
- 返品への対応を考えておく
- 商品に合った配送方法が必要になる
- 問い合わせなどへのサポート体制
- SNSなど集客のための施策が必要
ネットショップでは、自分のサイトが認知されなければ、商品が知られることがありません。
どんなに見栄えのよいサイトを作っても、集客法を考えておかなければ、期待する収益をあげることは無理。
実店舗のように、看板で人目を惹いたり、チラシやティッシュ配りでの集客はゼロ。口コミで拡がることもないでしょう。
また、サイトが知られてきたとしても、写真や紹介文から商品を容易に適切に伝えることが出来なければ購入にはつながりません。
配送方法が適切でなければ、購入者が受け取ったときに破損していたり、傷んでしまうことも。
届いた商品が購入者のイメージに合わなければ、二度と同じネットショップから購入することはないでしょうし、クレームになることもあります。
実店舗であれば、顧客が商品を手にとって確認し、疑問点があればその場で店員に聞いて購入するわけですから、クレームになることはありません。
そう考えると、サラリーマンの副業や年金の不足分をカバーする程度の収益目標なら、ネットショップでの商材には十分注意する必要がありそうです。
「楽天」「Amazon」負担が大きい手数料
「楽天」や「Amazon」の手数料は、かなりの負担になります。
集客については考える必要がありませんが、同一商品で他のショップとの差別化を図るには、どうしても価格競争に巻き込まれてしまいます。
「楽天」を例にとると、月額の基本料以外にも、「楽天ポイント(1~10%)」や「アフィリエイト売上」への支払い(1%)、さらに売上歩合(月商50万円以下:6.5%)などの費用負担があります。
本格的に売上を伸ばそうとすれば、楽天市場内での広告(数万円~数十万円)は必須。
「楽天」への支払いは、広告を出さなかったとしても一般的に10%を超えますから、発送費用やクレーム対応などを考えると、収支が赤字になることも珍しくありません。
また、「楽天」でもホームページの作成は必要です。洗練されたデザインの仕様にするためには、30万円前後の費用は必要になります。
個人の副業として始めるには、「Amazon」の転売システム(アマゾンマーケットププレイス)を利用する方法もあります。
カテゴリーによりますが、販売手数料(8~15%)+基本成約料(1点につき100円)などがかかるため、仕入れ価格によっては赤字に。
低価格帯の商品では、利益確保が難しいのが現実です。
レンタルショッピングカート(ASP)の活用
レンタルショッピングカート(ASP)とは、ネットショップを運営するためのショッピングカートや受注管理システムを提供するプラットフォーム(サービス基盤)のことです。
ASPには、ショッピングカートでの受発注システムだけを提供するプラットフォームもありますが、サイト作成から受注管理・決済まですべてが完結できるプラットフォームがおススメ。
メジャーなところでは、「カラーミーショップ」が使いやすくて、ランニングコストも安いので好評。
「カラーミーショップ」は、GMOクリック証券などのGMOインターネットグループの一社、GMOぺパポ株式会社が運営しています。
- 導入コスト・ランニングコストが安い
- デザインが選べて自由度が高い
- APIなど拡張性が高い
- サポート体制が充実している
- スマホアプリに対応
格安な「カラーミーショップ」を30日間無料体験!
今なら、人気の「カラーミーショップ」を30日間無料で体験することができます。
「カラーミーショップ」には3コースあって、<エコノミー>でも良さそうですが、フリーページが少なく(10ページ)、画像数が4枚/1商品までなので、副業だとしてもおススメできません。
将来的なことを考えれば、<レギュラー>始めたほうが後悔しないでしょう。
<エコノミー>
<レギュラー>
<ラージ>
将来性を考えたコスト負担
どんな副業であっても、完全にゼロコストで始められるものはありません。
アルバイトやパートでも、応募するときには、履歴書作成や身だしなみなど、目に見えないところでコストがかかっています。
まして、モノやサービスを自分で売るためには、最低限のコストが必要です。
途中であきらめなければ、どこかでかならずリターンがあるはず。
ローコストでネットショップを始めるのも、人生の楽しみへの投資と言えるでしょう。
また、「カラーミーショップ」は、API機能など将来的な拡張性が高いのもおススメの理由です。
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