UFB(ウルトラファインバブル)シャワーヘッド『ミラブルzero』は、なんとカラダを洗うためだけに開発されたわけではないようです。
「ミラブルplus」などの従来機種とはまったく違う点は、歯のすきまや舌など、口の中の汚れを落とすことを目的として設計されているということ。
入浴時にカラダを洗うとき、同時に歯や口の中を掃除してしまおうという発想ですね。
『ミラブルzero』が開発されたキッカケは、ある医療法人の歯科医師が、8年も前から考えていたアイデアが、 サイエンス社のファインバブルや水流の技術によって実現できるかもしれないと気づいたことから始まっています。
そのアイデアというのが、こちら。
入浴中にシャワーで髪や体を洗うように、歯や口の中を洗うことが出来れば、多くの人々の役に立つのでは・・・
一般的なUFBシャワーヘッドでも、複数の水流が使えるものがありますが、『ミラブルzero』のように口の中の汚れを落とすことに特化した水流はありませんでした。
『ミラブルzero』・歯の間や舌の汚れを落とすための水流
『ミラブルzero』は、3種類の水流を生み出すことができます。
リングストレート
中心部が空洞になった直進性の高い水流で、柔らかな感触ですが、確かな洗浄力があり、すき間洗浄に効果があります。
スプラッシュストレート
吐出後に2本の水流を衝突させることで、スクリュー状の水流を発生し、毛穴への洗浄力が高くなります。
トルネードミスト
高速うず流でUFBを生成。外気を巻き込んで安定した気泡を発生することで、ファンデも落とせる洗浄力があります。
(特許-6717991)
『ミラブルzero』が生み出す3種類の水流のうち、歯のすき間や舌の汚れを落とすために役立つのが、「リングストレート」水流です。
『ミラブルzero』リングストレート水流を見ると、歯のすきまや舌など、口内のポイントに当てやすいことがわかります。
『ミラブルzero』リングストレートは水流の中が空洞になっているので、柔らかな当りでも確かな洗浄力が発揮できるようです。実際に口の中に当てるときは、自分の使いやすい水圧に水流調節をするとよいでしょう。
『ミラブルzero』リングストレート水流とノーマル水流で、洗浄力を試した実験結果があります。※櫛(くし)の隙間(約1mm間隔)には、着色したでんぷん糊を塗布しているそうです。
◎洗浄実験開始直後
※左の画像が、リングストレート水流です。
◎7秒後
◎15秒後
櫛(くし)の歯を、口内の歯に見立てた実験だと思われますが、『ミラブルzero』リングストレート水流を当ててから、15秒後には櫛の歯のすきまの汚れがほとんど除去されています。
『ミラブルzero』・口腔ケアには不充分?
『ミラブルzero』が、口内の歯のすきまの汚れや舌の汚れを落とすことができるのは、リングストレート水流の効果が大きいですが、口腔ケアでいえば、奥歯のほうまで水流を当てる必要があります。
『ミラブルzero』のシャワーヘッドは、歯ブラシや歯間ブラシなどくらべるとかなり大きいですから、奥歯のすき間に水流を直接当てるのは難しいですね。
しかし、UFB(ウルトラファインバブル)そのものに洗浄効果がありますから、『ミラブルzero』リングストレート水流が直接当たらなくても一定の洗浄作用はあると考えられます。
しっかり口腔ケアをおこなうためには、歯ブラシや歯間ブラシと『ミラブルzero』の併用が理想的でしょう。
『ミラブルzero』・リングストレート水流の節水率
『ミラブルzero』は、UFBシャワーヘッドとしての節水効果がありますが、3種類の水流によって節水量が異なります。
『ミラブルzero』の最大節水量は60%ですが、歯の汚れを除去するときに使うリングストレート水流の節水量は、約40%となっています。
まとめ
サイエンス社のUFBシャワーヘッド『ミラブルzero』は、UFB(ウルトラファインバブル)の汚れを落とす効果を最大限に引き出すために、リングストレート水流などの新たな技術を採用しています。
歯科医師の発想から生まれた『ミラブルzero』のリングストレート水流は、歯のすきまなどへピンポイントで水流を当てることができるため、効率的に汚れを除去できるようです。
『ミラブルzero』でカラダを洗うときに、いっしょに口内の掃除をしてしまおうという手抜き発想ですが、歯ブラシや歯間ブラシとの併せワザで、効果的な口腔ケアができるでしょう。
『ミラブルzero』は、従来機種のUFBシャワーヘッドとくらべ価格が安くはありませんが、健康へのさまざまな効果を考えると、けっして高くはないはずです。
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