【退職後】絶対に失敗できない投資・貯蓄3000万円でも余裕は・・・

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家庭の経済事情にもよりますが、退職後、年金生活に入ってから投資に失敗して、貯蓄を大きく取りくずしてしまったら再起はむずかしいでしょう。

現役世代なら、コツコツ貯めて再チャレンジできますが、すでにリタイアしていたら、老後のための準備資金を取り崩すか、自宅不動産を担保にして資金繰りということになりかねません。

物価の上昇、円安ドル高、年金の減額などを考えると、退職時3,000万円ぐらいの貯蓄があれば、1,000万円ぐらいは投資に回したい、という気持ちもわかります。

年利回り3~5%なら無理なく運用できると思うかもしれませんが、リスク的にはミドルリスク・ミドルリターン。100%安全な投資先は無く、商品によっては元本を失うリスクもゼロではありません。

多少金利が低くても、安全性が高い商品を選択すべきでしょう。

リタイア後のライフスタイルは人それぞれなので、十分な貯蓄額にも違いがありますが、人生100年と言われる時代に、退職時2~3千万円の貯蓄は十分とは言えません。

将来の数十年間、生活費の不足や臨時の出費が発生することを想定すると、3,000万円の貯蓄から高額な投資資金を捻出するのはリスク大。

では、どうしたら。


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退職後の投資資金は副収入で作り出す

好きな趣味やスポーツを我慢したり、食費や生活費を過度に節約・制限しなければならないとしたら、リタイア後の生活は楽しみのないものになってしまいます。

節約生活を続けることが生きがいなら別ですが、そうでなければ、カラダが健康で働けるうちは、パートやアルバイト、副業などで余裕資金を作り出すことをおすすめします。

投資は、この副業などで得た収入の範囲内でおこないます。パートやアルバイトであれば、かなり余裕をもった資金計画がつくれるでしょう。

面倒な人間関係や上下関係は苦手という方なら、現役時代のキャリアや好きな趣味を生かして副収入を得るという方法もあります。

スキルシェアリングでは、退職後数年間は、現役時代の知識やスキルを生かしたスポットコンサルのような高額収入の道もありますが、趣味や特技の延長線で気楽にはじめられるシェアリングサービスを活用することをおすすめします。

はじめは月1万円程度の収入かもしれませんが、続けていれば自然とスキルが上がり、数万円、5万円、10万円と実績も伸びていきます。

シェアリングエコノミーを大整理!全体像がわかる!

車をあまり使わないのであれば、車を売却してカーシェアリングを利用すれば、かなりの経費削減になります。

カーシェアリングの損益分岐点は?わたしの場合は4000km?

空いた自宅の駐車スペースは、駐車場シェアリングで貸し出すことができます。駐車スペースのニーズは、駅前や商店街だけに限りません。住宅エリアでも、月1万円前後の収入になるようです。

『特P』と『akippa』空き駐車場オーナーとしてどっちを選ぶ?

こうして考えると、アルバイトやパートで収入を得るだけでなく、副収入を得る方法はたくさんあることがわかります。

あとは、やるかやらないかの2択ですね。

副収入の範囲内での投資なら、たとえ失敗しても再チャレンジはいつでもできますし、退職時の貯蓄も減らさずに済むでしょう。

100%安全な投資は無い!

退職時3,000万円の貯蓄のなかから、1,000万円を投資で運用したと仮定しましょう。万一に備えて、残額2,000万円をしっかり確保する投資戦略です。

もし、年率5%で運用できたとしたら、運用利益は50万円になりますが、貯蓄額全体(3,000万円)からみれば、実質的には1.66%の運用利回りにしかなりません。

低金利が続く国内の金融環境では、年率5%はかなり高い利回りであることを承知しておくべきでしょう。

そう考えると、元本リスクもある1,000万円の投資とくらべて、副収入で年間50万円の収入を得るほうが簡単だと思いませんか。もちろん、貯蓄を減らすリスクはゼロ。

それでも、どうしてもまとまった金額で投資をしてみたいという方には、100万円の手元資金で始めることをおすすめします。その理由は、以下の記事で説明しています。

リタイア後の「資産運用」・投資初心者が100万円から始める理由

3000万円でも足りなくなる理由・不意の出費も!

3,000万円の貯蓄があれば、現役世代なら様々な使いみちが考えられますが、リタイア後は、定額出費だけでなく不意の出費にも備えなければなりません。

現役時代と同じ生活スタイルは無理だとしても、趣味やスポーツ、家族との食事や旅行など、楽しみながら老後を過ごすためには、年金の不足分をおぎなうための定額出費が必要になります。

さらには、車の買換え、事故やトラブルなど、生活費の補てんだけでなく、不測の事態による出費も。具体例を挙げます。

◎生活費の補てん

年間30万円を補てんすれば、10年間で300万円、30年間なら900万円になりますが、インフレ傾向を考慮すれば、この金額はさらに大きくなります。

もし、人生100年なら、40年近く不足額を補てんしなければなりません。

◎所有マンションで水漏れ事故

マンションの大規模修繕では、修繕積立金だけで足りるケースはほとんどありませんが、それでも想定内の出費。

マンションが古くなると、専有部分で想定外のトラブルが起きることが少なくありません。

具体例では、数十年経過したマンション(3階部分)で水道管の劣化により漏水が発生し、下の階(2階)に損害を与えたケースがありました。階下への損害賠償はもちろんですが、専有部分の修理金額だけでも100万円を超えました。

もちろん、修繕積立金は共用部分のための資金ですから、ここから補てんされることはありませんし、賠償責任保険に加入していたとしても、錆びや腐食による損害は原則的に免責(支払いの対象外)に。つまり、自己負担ということです。

ネットには”億り人”の情報もあるけれど・・・

ネットには、”億り人”の投資情報があふれていますが、株式やFXで成功しているのはほんの一握りの人たちで、失敗した人のほうがはるかに多いのです。

投資に失敗した人の情報をネットで見かけることはほとんどありませんが、株式などで実際の運用を始めると、失敗から学ぶことがとても多いことに気づきます。

上げ相場が続くときは、どんな金融商品に投資しても損をすることはまずないでしょう。しかし、10年、20年という長いスパンで考えたときに、安定的に利益を出し続けることはとても難しいのです。

まとめ

退職金とそれまでの貯金をあわせれば、90歳まで、さらには100歳までのシミュレーションができているという方もいるでしょう。

私もファイナンシャルプランナーとして、そんなシミュレーションを作成することもありますが、物価の上昇率などの変動要因を考えると、数年ごとに間違いなく見なおしが必要になります。

リタイア後の長い人生を考えると、株式や投資信託などの金融商品による資産運用は避けて通ることはできません。

しかし、商品によっては、高い手数料で実質利回りがマイナスになったり、ときには元本が大きく減ってしまうことも。

副収入を投資に充当するのであれば、多少ハイリスクの金融商品でも思い切って購入することができます。

今ではミニ株や投資信託など、少額から投資ができる環境が備わっています。投資型のクラウドファンディングでは、1万円から不動産への投資ができますから、幅広いリスク分散も可能です。

いずれにしても、まずは口座を開設して、投資環境をととのえるところからでしょうか。

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