歯周病は、もしかしたら日常生活で一番やっかいな病気じゃないか、と思うことがあります。
理由は、
- 自覚症状があまりなく進行すること
- 進行すると重大な病気の原因になること
- ニオイで人に不快感を与えること
- 歯が無くなること
- 料理を楽しめなくなること
など、挙げればきりがありません。
また、心筋梗塞や脳梗塞、認知症や糖尿病などの重大な病気の原因になると言われています。
厚生労働省では、「8020(ハチマルニイマル)運動」と称して、”80歳になっても、自分の歯を20本保ちましょう”という運動を展開しています。
歯の本数は、親知らずを除くと全部で28本ですが、80歳で20本残すとなると、かなりの努力が要りそうです。
歯が抜ける一番の原因が、歯周病ということですから、歯磨きよりも歯ぐきのケアが大事?
人気のマウスウォッシュについて、チェックポイントを見ていきます。
- WHITH WHITE(フィス ホワイト)
- NONIO(ノニオ)
- SYSYUTECH(シシュテック)
まず、歯周病について、健康にどのような影響があるのか、その症状、セルフチェックの方法などについて確認しておきます。
歯周病予防にマウスウォッシュ!効果による使い分けがおススメ!?
週刊文春2019.6.27号「歯の10大新常識」によれば、歯が無くなる(正確には悪くなって抜くことですが・・・)原因の一番は、虫歯ではなく、歯周病とのこと。
虫歯29%にたいして、歯周病37%ですから、あわせて66%!
なんと歯を失う原因の3分の2が、虫歯か歯周病!
特に、歯周病が虫歯を上回っているのが、気になります。
虫歯予防は、子供のころから耳にタコができるほど聞いてきましたが、歯周病は、かなり高齢にならないと実感として湧いてこないようです。
実際に、歯周病予防の必要性を実感するようになると、時すでに遅し、ということでしょうか。
歯周病は治る!?
週刊文春によれば、抜けた歯は元へは戻りませんが、歯周病は改善できるとのこと。
歯が抜ける前にしっかりケアできれば、無事、8020運動を成就することができるかもしれません。
若いから大丈夫、なんて思っていたら大きな間違い!
神奈川県歯科医師会のHPによれば、
●15~24歳 3人に2人
●25~34歳 4人に3人
45~84歳の統計でピークは55歳だそうですから、ちょっと意外かもしれませんが、高齢になると歯が無くなってしまうので、歯周病も減る?
歯周病には2段階
歯周病とは、「歯肉炎」と「歯周炎」の総称で、慢性的に痛みもなく進行するので、気が付いたら・・・ということが多いようです。
最初になるのが歯肉炎で、歯周ポケットにプラークが溜って炎症が起きて、歯ぐきが赤く腫れるのが始まり。
歯を磨いたときに、歯ぐきから出血することも。
若い人でも、こんな経験あるはず。歯周病が、高齢者だけのものじゃないことが分かります。
正常な歯と歯ぐきのすき間は、1~2mm。これが、4mm以上になると、歯周病の始まりです。実際に、4mmのすき間があるとかなり深い感じです。
私が通う歯医者での要注意ラインは、3mm。
この炎症が進むと、歯槽骨という歯をささえる骨が溶けて、歯がグラグラになり、やがて歯が抜けてしまうというプロセスです。
歯周病のセルフチェック
日本臨床歯周病学会のHPには、セルフチェックのための項目が載っています。
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする。
- ブラッシング時に出血する。
- 口臭が気になる。
- 歯肉がむずがゆい、痛い。
- 歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
- かたい物が噛みにくい。
- 歯が長くなったような気がする。
- 前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。
上記の項目3つあてはまる |
油断は禁物です。ご自分および歯医者さんで予防するように努めましょう。 |
上記の項目6つあてはまる |
歯周病が進行している可能性があります。 |
上記の項目全てあてはまる |
歯周病の症状がかなり進んでいます。 |
あなたは、この項目いくつあてはまりましたか。
歯肉炎の段階なら歯ぐきの状態は改善する
歯ぐきは、歯肉炎の状態であれば、ブラッシングによって出血が止まり、歯ぐきの腫れも改善するようです。さらに、ブラッシングのマッサージ効果によって、歯ぐきの細胞が刺激され、新しい細胞に入れ替わるとのこと。
ブラッシングを続けることで、やがて炎症が抑えられますが、ブラッシング中に出血しても止めないことが大事。
根気よく続けると、1~2週間程度で、症状が改善するそうです。
正しい歯の磨き方
週刊文春の記事中、ブローネマルク・オッセオインテグレイション・センターの小宮山彌太郎院長による、理想的な歯磨きは次のとおりです。
1.液体歯磨き(マウスウォッシュ)でブクブクうがいをする。
2.歯間ブラシやデンタルフロスで歯の間を掃除する。
3.時間をかけて歯磨きをする。
液体歯磨き(マウスウォッシュ)は、口臭予防が主な目的ですが、20mlを口に含んで20秒程度ブクブクうがいをしますが、小宮山院長によれば、1分ほどおこなったほうがいいようです。
1分間やると、歯垢が柔らかくなって、筋肉も鍛えられ誤嚥防止にも役立つとのこと。一石二鳥ということでしょうか。
歯磨き粉はフッ素入り
フッ素は、虫歯予防に効果的といわれるのは、歯の再石灰化を促すから。
虫歯菌の酸で溶かされたカルシウムやリンが、しばらくすると歯にもどって再石灰化しますが、フッ素がこの再石灰化を助けるそうです。
一般的に、食後20~30分ほど経って、歯磨きをするのが良いと言われています。
理由は、食事によって口の中が酸性になって歯の表面が柔らかくなるため、食後すぐ歯を磨くと、歯が削れてしまうから。
でも、フッ素に再石灰化の作用があるなら、食後すぐの歯磨きも大丈夫? その点は、ちょっとわかりません。でも、ブラシの先端で擦ってしまうから、フッ素の歯磨き粉でも、直後はマズイんでしょうね。
【薬用】マウスウォッシュ
マウスウォッシュで期待される効果は殺菌作用ですが、有効成分は商品によっても違いがあり、ホワイトニング、消臭などの成分を配合したものもあります。
使い分ける基準は、コスト!?
<NONIO>
殺菌や爽快感だけなら、コンビニなどでも販売されている【医薬部外品】ライオン「NONIO」がおすめです。なんといっても、コスパ!
どの通販でも、600ml(約1ヶ月分)500円前後です。
〔効果〕※メーカー表記を記載
- 口臭の防止
- 口中浄化
- 口中を爽快にする
<WHITH WHITE(フィスホワイト)>
【医薬部外品】WHITH WHITE(フィス ホワイト)は、大手通販サイトでも人気のマウスウォッシで、薬用成分として、イソプロピルメチルフェノール(シメン-5-オール)とアラントインが配合されています。
〔効果〕※メーカー表記を記載
- 口臭予防
- 歯肉炎・歯周炎予防
- 虫歯予防
- 口中を爽快にする
- 歯を白くする
<【薬用】シシュテック>
多機能を求めるなら【薬用】シシュテックがおすすめですが、値段が高いのが難点かも。目的にあわせて使い分けするも良いかもしれません。
内容量:500ml(約1ヶ月分)
通常価格:9,680円(税込)
〔効果〕※<メーカー表記を記載
- 歯を白くする
- 口内浄化
- 歯周病予防
- 歯肉炎予防
- 虫歯予防
- 口臭予防
- 口内を爽快にする
「NONIO」「WHITH WHITE」「シシュテック」は、いずれも【医薬部外品】の国産。かなりの価格差がありますが、有効成分の違いと効果の差が価格に反映しているようです。
シシュテックはリニューアルされましたが、そのときに追加配合された成分が、ホワイトニング成分のポリリン酸ナトリウムです。
シシュテックは、リニューアルでさらにもう一つの成分を追加配合しています。
それが、「マスティハオイル」です。マスティハオイルは、ピロリ菌に着目した研究で話題になり注目された成分ですが、薬用としての効果をうたうことはできません。
さらに、口腔衛生や口臭対策としても注目されています。
【医薬部外品】と【薬用】は、どちらも同じ意味です。メーカーによって、パッケージなどでの表記に違いがあります。
「シシュテック」「WHITH WHITE」「NONIO」・成分の違い
シシュテック、WHITH WHITE、NONIOには、【医薬部外品】としての有効成分とその効果に違いがあります。
成分 | 効果または作用 | シシュテック | WHITH WHITE | NONIO |
ポリリン酸ナトリウム | ホワイトニング | ◎ | ー | ー |
グリチルリチン酸ジカリウム (グリチルリチン酸2K | 【医薬部外品】 抗炎症作用・歯周病予防 | ◎ | ー | ー |
イソプロピルメチルフェノール (シメンー5-オール) | 【医薬部外品】 | ◎ | ◎ | ー |
アラントイン | 【医薬部外品】 抗炎症作用 | ◎ | ◎ | ー |
セチルピリジニウムクロリド | 【医薬部外品】 殺菌作用・消臭効果 | ◎ | ー | ー |
塩化セチルピリジニウム | 【医薬部外品】 口腔殺菌 | ー | ー | ◎ |
メントール (ミント) | 清涼感 | ◎ | ◎ | ◎ |
おもなその他成分 | マスティハオイル、 カモミラエキス、 ローズマリーエキス、 チャエキスなど | キシリトール、プラセンタエキス、ユキノシタエキス、ワレモコウエキスなど | ー |
シシュテックが、効果と成分にこだわって配合していることが良くわかります。
NONIOは、非常にシンプルな配合でコスパですが、歯周病やホワイトニングなどにもケアするシシュテックは、ちょっと大人のマウスウォッシュという感じです。
まとめ
歯周病は、普段の生活にあまり支障がなく、自覚症状も少ないことから、知らず知らずのうちに進行していきます。
週刊文集の記事では、3ヶ月に1回は歯医者で診てもらうことを推奨していますが、私は年1~2回です。「定期点検」と「歯垢除去」。
ただ、歯磨きは、残念ながら正しい方法とはまったく逆でした。
言われてきれば、なるほどと思いますが、なかなか気づきません。。
「NONIO」と「シシュテック」、どちらも使っていますが、歯ぐきに異常を感じた時はシシュテックです。理由は、シシュテックが高いから。
マウスウォッシュに、爽快感は求めていません。
やはり最優先は、歯周病ケア!
ちなみに、歯周ポケットは、以前3mmだったところが、今は2mmになっています。
参考まで。
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