「どこでも ミラバス ポータブル」は、サイエンス社「ミラバス」のポータブルタイプ。どこへでも持ち運べる便利な機能は、女性が片手でぶらさげて歩くCMでお馴染み。
でも、つぎのような疑問も。
- ウルトラファインバブル(UFB)じゃない?
- お風呂場に電源コンセントはあるの?
同じサイエンス社のシャワーヘッド「ミラブル」でつくられるのはウルトラファインバブル(UFB)ですが、「どこでも ミラバス ポータブル」が発生するのはファインバブル(FB)。
「どこでも ミラバス ポータブル」のおもな仕様がこちら。
どこでも ミラバス ポータブル
(ポータブル型/マイクロバブル入浴装置)
- 本体サイズ:高さ約370×幅約280×奥行約160mm(突起部約190mm)
- 本体重量:約7kg、電源重量;約1.6kg
- 電源:AC100V DC 変換
- 消費電力:380W
- 吐出量:ファインバブル動作時 約12L/分 / JET約14L/分
「どこでも ミラバス ポータブル」がつくる泡はファインバブル(FB)なので、ウルトラファインバブル(UFB)より大きな泡です。細かいほうがいいのでは?素朴な疑問。
ファインバブル(FB)なのは、お風呂だからこその仕様?泡が細かければ良い、というわけではないようです。
さらに、電源コンセントが無いお風呂場で、どうやって使うの?と思ったのは私だけではないはず。
結論的なことを言えば、「どこでも ミラバス ポータブル」は、賃貸住宅に住んでいる方のために開発されたようです。
もし持ち家であれば、すでに備え付けられたお風呂に、あとから固定的に設置する「ミラバス」を選択することになるでしょう。
「どこでも ミラバス ポータブル」の使い方
「どこでも ミラバス ポータブル」を使うときは、本体をお風呂場のなかの安定した場所に置きます。
つぎに、「どこでも ミラバス ポータブル」本体にある2本のノズル(吸込ノズル・吐出ノズル)を、お湯を溜めた浴槽に入れて電源を入れます。
吐出ノズルからは、1ccに約12,000個の水と空気でできた超微細な泡(ファインバブル(FB))が出てきて、肌汚れや毛穴の奥の老廃物などを吸着して取り除いてくれるだけでなく、臭いの原因になる物質もかきだしてくれます。
ファインバブル(FB)には温浴効果もありますから、温泉気分が味わえるだけでなく、湯冷めしない効果も。
「どこでも ミラバス ポータブル」ファインバブル(FB)なのは入浴時間と関係がある?
「どこでも ミラバス ポータブル」は、一定時間お風呂に浸かっていることを想定して設計されているようです。
洗浄効果の入浴前と入浴後の画像。「ミラブル」のCMでは、顔に書いたマジックインクでしたが、こちらは10分後の足。
「どこでも ミラバス ポータブル」の本体仕様によれば、運転時間が15分オートオフですから、10~15分程度の入浴時間を想定。
この入浴時間は、良質な睡眠のための入浴時間としても効果的。
諸説ありますが、良質な睡眠のためには、就寝前1~2時間のあいだに、ぬるめのお湯 38~40℃で、10~15分入浴するのが良いとされています。個人的には、熱いのが好きですが・・・。
通常の入浴では、これに石鹸をつけて体を洗い流す時間などが加算されますから、実質的な入浴時間は30分ぐらいでしょうか。
「どこでも ミラバス ポータブル」があれば、10~15分入浴しているときに、体を洗ってくれますから、あらためて石鹸やシャンプーなどで洗う必要がありません。
シャワー派の方には、ウルトラファインバブル(UFB)を生成するシャワーヘッド「ミラブル プラス」がありますので、以下の記事を参考にしてください。
「どこでも ミラバス ポータブル」ファインバブル(FB)なら洗い過ぎない?
洗浄力だけを考えれば、ファインバブルよりウルトラファインバブルのほうが、効果が高いのは当然です。
しかし、ウルトラファインバブルでは洗浄力が強すぎるので、10分もお湯につかっていると、バリア機能として必要な皮脂まで落としてしまいます。
さらに、ファインバブル(FB)には体を温める効果(温浴効果)があります。入浴時間から考えると、温泉に入るのと同じ感覚でしょうか。
「どこでも ミラバス ポータブル」なら、体を洗う必要がないので、体が冷える前にさっとお風呂から上がることができるわけです。
「どこでも ミラバス ポータブル」電源はどこから?
「どこでも ミラバス ポータブル」は電動なので、電源ケーブル(約1.4m)のプラグを差し込む電源コンセントが必要です。
でも、お風呂場のなかには電源コンセントはありません。湿気が多く、濡れる可能性もありますから当然ですね。
電源について、「どこでも ミラバス ポータブル」公式サイトには、つぎのようなイラストの案内があります。
浴室の扉を少し開いて、脱衣所の電源コンセントに差し込んでいます。
3点ユニットバス(トイレ・洗面台・バスタブ)では、ホテルなどの宿泊施設のように、電源コンセントが設置されていることがあります。しかし一般住宅では、漏電などによる事故を防ぐため、通常、電源コンセントはありません。
電源を確保するには、脱衣所などの電源コンセントを使う以外になさそうです。
「どこでも ミラバス ポータブル」を使いたいのはこんなとき
「どこでも ミラバス ポータブル」を使いたいと思うのは、つぎのようなケース。
- 賃貸なのでビルトインタイプが設置できない
- 長期滞在先でもFBのお風呂に入りたい
- 実家に帰ったときにも使いたい
持ち家のお風呂場なら、浴室の設備を自由に改装・改造できますから、「どこでも ミラバス ポータブル」ではなく、ビルドインタイプ(浴槽一体型)「ミラバス」を据え付けることをおすすめします。
まとめ
「どこでも ミラバス ポータブル」は、つぎのような方に向いています。
- 温泉気分でゆっくり温まりたい
- 時短でしっかり体を洗いたい
- 外出先でもファインバブルを使いたい
- 自宅ではビルトインタイプが設置できない
もし、あなたがシャワー派なら、「ミラブルプラス」のようなシャワーヘッドがおすすめです。シャワーの水圧などの条件はありますが、現在使っているシャワーヘッドを交換するだけですし、なんといってもコスパ。
「どこでも ミラバス ポータブル」は、いったん湯船にお湯をはりますから、「ミラブルプラス」のように水道の使用量が50%減るような効果は期待できません。
でも、石鹸やシャンプーで洗い流す必要がなくなれば、かなりのメリットではないでしょうか。
ゆったり湯船でくつろげて、なおかつ時短。湯船派の方には最適です。
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