VIOゾーンの脱毛は、若い女性がおこなうものと思っていましたが、衛生面だけでなく、介護まで考えた30代、40代からのVIO脱毛が増えています。
これまでVIO脱毛について話題にしたこともなかった妻が、ある日、”アンダーヘアは、早めに処理しておいたほうがいいかも・・・”と言い出しました。
VIOとは、アルファベットの形からわかるように、V(ビキニライン)I(性器まわり)O(肛門まわり)の部位のこと。
高齢の親を介護した経験から、VIOゾーン(男性の場合、Oゾーン)を脱毛しておくと介護がとても楽になる、との説明。
介護脱毛とも呼ばれますが、実際に介護にかかわった方なら、介護する側される側にかかわらず、VIOゾーン、つまりアンダーヘアの処理が、衛生面からもとても大切なことに気づきます。とくに、IOゾーン。
便や尿が毛に固着して乾くと、ちょっと拭いてもなかなか落ちません。さらに、臭いの原因に。介護では、ケアする側だけでなく、ケアされる側にとっても精神的な負担になります。
VIOゾーンの脱毛は、衛生面や見た目だけでなく、将来の介護の悩みも解決してくれるというわけです。
40代からのVIO脱毛が増えているのはナゼ?
40代からのVIO脱毛が増えている理由は、親の介護を経験するようになり、自分でも早目に脱毛しておいたほうがいいと考える女性の増加にあるようです。
都内の某スキンクリニックのデータによれば、2019年度のVIO脱毛を受けた患者数は、2017年度とくらべ2.6倍に増加。年代別では、2017年度は20代~30代が半数以上を占めていましたが、2019年度は40代~が60%を超えています。
毛の量が多い女性では、Iゾーン、Oゾーンの毛に付着した便や尿は、衛生面だけでなく臭いの原因になります。下着によって蒸れやすくなることで、臭いが強くなることも。
ウォシュレット付きトレイがあるけれど・・・強い水流には要注意!
ウォシュレット付きトイレがありますが、便、血液などが毛に付着して固まると、水流を強くしてもなかなか落ちません。さらに、乾燥が十分でないまま下着をはけば、蒸れて臭いの原因に。
ウォシュレット付きトイレは介護にも便利という意見もありますが、個人的にはおすすめできません。実際、わが家では、衛生面を考え、親が使っている専用トイレのウォシュレットを外しました。
ウォシュレットを使うとスッキリしますが、正しく使っている方は意外と少ないですね。水流が強いほうが、きれいに洗えるような気がしますが、皮膚トラブルの原因に。
強い水流で汚れが落ちやすくはなりますが、性器や肛門まわりの皮脂を落としすぎたり、粘膜を傷めて、かゆみやかぶれが起きやすくなります。高齢者の皮膚トラブルは、ちょっとやっかいです。
さらに介護のときに、シャワーの水流が正しくあたる位置に座ってもらうのも大変です。
VIO脱毛で性器や肛門まわりの毛を処理しておけば、ウォシュレットの水流を強くする必要がありませんから、介護の場合、お互いのストレスがかなり軽減するはずです。
衛生面と実生活での快適性を考えると、40代からのVIO脱毛が増えている理由がとてもよくわかります。ただし、Vゾーンの完全脱毛については、よく考えたほうがいいでしょう。友人との旅行で、はずかしい思いをすることも。
あらかじめあらかじめ+ウルトラファインバブル(UFB)のシャワー
ウルトラファインバブル(UFB)のシャワーヘッドは、すぐれた洗浄力で注目されています。顔に描いたマジックインクが消えていくサイエンス社『ミラブル』のCMは衝撃ですが、トリックではありません。
ウルトラファインバブル(UFB)には、つぎのような効果があることが知られています。
- 洗浄効果
- 体内血流の改善
- 体内温度の上昇 など
さらに節水効果(約50~60%)、洗剤が要らないなどの効果があり、ウルトラファインバブル(UFB)を採用する介護施設が増えているようです。
サイエンス社によれば、浴室向けのファインバブル製品は、ごしごし身体をこすらなくても汚れが落ちるので、介護機器メーカーの入浴装置に採用されているとのこと。
介助するスタッフの労力が軽くなるだけでなく、介護を受ける側にとっても、入浴が心地よくなるので、双方から喜ばれているようです。
ウルトラファインバブル(UFB)のシャワーヘッドは、通常のシャワーヘッドと簡単に交換することができますから、自宅に快適な介護環境をととのえるキッカケにもなります。
VIO脱毛をおこなっていれば、介護環境はさらに快適になるはずです。
専門クリニック・エステでのVIO脱毛について
VIO脱毛は、エステサロンでもできますが、介護を視野にいれた脱毛では、専門クリニックで医療脱毛がおすすめです。
医療脱毛では、短期間のうちに少ない施術回数で、半永久的な脱毛効果が期待できますが、エステサロンの脱毛機器は出力が弱いので、施術回数が多くなり、制毛・抑毛が目的になります。
医療脱毛の場合、2ヶ月ぐらいのスパンで5回~の施術で、半永久的な脱毛ができます。エステサロンは1回の施術費用は安いですが、期間は2年ぐらい(施術回数15回)です。
医療脱毛は不安という方には、まずエステサロンで施術してみると良いかもしれません。
エステサロンは、VIO脱毛を全身脱毛のオプションとしておこなっているところが多いですが、『Dione』は、全国120ヵ所に店舗展開するVIO専門の脱毛サロンとして好評です。
ドクターサポートがついて、個室空間で、プライバシーが守られますから、一度相談してみるとよいでしょう。高齢になると、ちょっと行きづらいかもしれませんが・・・。
まとめ
VIO脱毛=介護脱毛の準備と考えてもいいでしょう。
VIOゾーンの毛には、動物にとって体を守るための大切な役割がありますが、下着をつけている人間にとっては、蒸れやすく不衛生な存在になってしまったのかもしれません。
とくに女性の場合、粘膜に付着した汚れは、さまざまなトラブルを引き起こす原因にもなります。
高齢でのVIO脱毛は抵抗があるかもしれませんが、介護に直接たずさわるようになれば、VIO脱毛によっていかに衛生的で快適な生活環境がつくれるかを理解できるようになるはずです。
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