物価の上昇がとまらない中、食費の「節約術」について、雑誌やTV番組の特集を目にすることが増えました。
あるTV番組で紹介されたのは、3人家族で食費が月2万円という節約のカリスマ主婦。野菜は家庭菜園で調達と思いきや、そうではないようです。
スーパーでムダな買物はせず、食材をじょうずに管理しながら、新米など、季節の食材も楽しんでいるようですから驚きます。
番組で紹介されたある日のメニュー(1食分)は、栄養バランスも良く、1人前150円。3人分合計だと、450円。1ヶ月分(×30日)なら、13,500円。
ここでふと疑問を感じたのは、1ヶ月の食費が2万円ということは、家族3人・2食分(合計180食)を1ヶ月6,500円でやり繰りしているということ。
こまかな詮索はしたくありませんが、どう考えても無理があります。もしこれが事実なら、栄養バランスが気になります。本人だけでなく、子どもの健康も心配です。
もし、本当に家計のやりくりが難しくなるようであれば、根本的な解決策を考えたほうが良いかもしれません。
「食費」を節約することのリスク
節約術というと、まっ先に取り上げられるのが「食費」です。
毎日の買物で、食材や外食の相場感もわかっていますから、頭の中でシミュレーションしやすいのでしょう。SDGs の考え方も、後押ししています。私にもできるかも・・・、チャレンジ感覚で節約を始めるかたも少なくないようです。
たとえ1円、2円でも安く買物ができると、かなり得した気分になります。
この感覚がエスカレートしてくると、価格が高騰したり割高な食材の買いびかえだけでなく、節約の目的が、単に”お金を貯めること”へすり変わっていきます。
量が多くて保存しやすく、価格の安い食材が中心になりますから、新鮮で栄養バランスを考えた食生活からは少しづつ遠のいていきます。
偏った栄養バランスは、生活習慣病などの心配だけでなく、子どもの成長への影響も気になります。さらに、妊活中や妊産婦さんの場合、通常の食生活でも栄養が不足しがちですから、食費を節約することのリスクはかなり大きくなります。
「家計」のやりくりを根本的に解決するには
もし家計の苦しさから「食費」を節約しているのであれば、食費以外の項目を見なおさないと、お金のやりくりがつかなくなるのは時間の問題です。
一度、「住居関連費」を見なおしたほうがいいかもしれません。賃貸住宅に住んでいれば、より家賃が安いところを探すことになりますが、持ち家ならつぎの方法があります。
- 売却して地方へ移住する
- 賃貸して家賃が安いところを借りる
住み慣れた自宅を離れることに抵抗があるかもしれませんが、新たな生活設計の原資をつくることができます。
また、自宅を高い家賃で貸すことができれば、家賃が安い地方へ移住することで、その差額が新たな収入になります。
車を売却する
車に関連した費用は、家計のなかでもかなり大きな負担になります。乗る機会が少なければ、車の売却を検討しましょう。
車両本体の金額以外にも、ガソリン代、車検費用、自動車税、駐車場代など、かなりの出費です。たまに車を利用するのであれば、ガソリン代無料の「カーシェアリング」を利用すると便利です。
・入会金無料・月額もず~っと無料!
・距離料金・最初の10km無料!
空き駐車場を「駐車場シェアリング」で貸し出す
自宅を売却しなくても、車を売却して空いた駐車スペースを「駐車場シェアリング」で貸し出せば、副収入を得ることができます。
駐車場のニーズは、住宅地のなかでもかなり多いことがわかっています。近隣の学校での行事や公園の利用などでは、駅前や商店街よりも駐車場を探すのが大変です。
住宅地だと、5,000円~10,000円前後の収入のことが多いですが、24時間年中無休のサポート体制で、費用0円での副収入は魅力です。
「節約」も悪くはありませんが、「副収入」の手段を考えておくことで、気持ちの上でもかなり楽になるはずです。
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