FUNDINNOの【第76号】新規案件は、あの有名な東進ゼミナールの飯田社長が、タレント・田村淳さんを役員に向かい入れて立ち上げたスタートアップ企業。
企業名は、「株式会社 DEFアニバーサリー」で、企業コンセプトは「教育×エンターテインメント」!
FUNDINNOってなに? という方もいると思います。
国内初の株式投資型クラウドファンディングの事業者。未上場企業へ投資することで、将来の夢を買うことになりますが、当然リスクもあります。
ハイリスク・ハイリターンですが、IPO(新規公開株)すれば、ハイリターンを期待できる楽しみも。
業績面でちょっと不安もあるので、その点についてもコメントしました。
FUNDINNO【76号案件】DEFアニバーサリー 東進×田村淳
FUNDINNOの76号案件は、㈱DEFアニバーサリー。東進ゼミナールの社長・飯田代表が立ち上げた新しい教育システムのスタートアップ企業です。
この会社の可能性は、もちろん未知数!
FUNDINNOを通じて投資するか否か迷うところです。ただ、教育分野では実績を積み上げてきた東進ゼミナールのスタートアップをどう評価するかがポイント!
教育プログラムに、なぜタレントの田村淳さんが? と思いましたが、事業のコンセプトを知って納得しました。
【76号案件】DEFアニバーサリーの募集スケジュール
<投資受付開始>
2019年7月20日(土)午前9時~
<会社情報>
会社名:株式会社 DEFアニバーサリー
代表取締役:飯田裕紀
設立:2014年12月24日
資本金:1,155万円
資金調達:事業会社、エンジェルからの調達実績あり
所在地:愛知県名古屋市千種区四谷通1-12
Zazビル2階 NAYUTAS 本山校内
事業内容:教材開発・販売、婚活・ウェディング事業
<目標募集額>
27,000,000円
<上限応募額>
50,000,000円
資金使途
DEFアニバーサリー社は、今回の調達資金を、「英音学」のアプリ開発費及びコンテンツ制作費また人件費とランディングページ制作費に充当する予定。
上限応募額に到達した場合、さらに広告宣伝費及び諸経費への充当を予定しています。
出口戦略はIPOだが・・・
DEFアニバーサリー社のHPに掲載されているマイルストーンでは、出口戦略をIPOとしています。
売上計画は、2019年8月 7,050千円、2024年8月 1,322百万円で、その後IPOの予定。
2014年設立からこれまで、資金計画および販売計画がどのように推移したのか気になるところ。
事業のコンセプトが良くても、販売戦略を間違えれば失敗します。今回の資金使途は、アプリ開発費やコンテンツ作成の段階であれば、今後、人件費などの運転資金の捻出が課題になってきます。
今回とは別に、新たな資金調達を計画しているようですが、現時点では未定とのこと。
当然、出口がIPOからM&Aへ変更になる可能性、もちろん途中で事業の継続を断念する可能性もゼロではありません。
投資家としての判断材料は、ビジネスモデルだけではなく、東進ゼミナールで実績のある飯田代表の手腕をどう評価するかにかかっています。
英音楽とは?
DEFアニバーサリーの「英音楽」は、新しい教育コンテンツ。
英語学習で、日本人が最も苦手な「聞けない」「話せない」にアプローチして、英語のスキルを音楽と音声で学んでいきます。
「教育×エンターテインメント」の独自スタイルが、どこまで受け入れられるかに注目。
東進では、ミュージックスクール「NAYUTAS(ナユタス)」でのボイストレーニングのノウハウ、学習塾東進ゼミナールで37年以上培われてきた指導ノウハウがあることから、ゼロからのスタートではないところが評価のポイントになるでしょう。
田村淳さんの役員就任は?
FUNDINNOの今回の募集では、DEFアニバーサリー社の役員として、田村淳さんが就任していますが、創業当初からのメンバーのようです。
DEFアニバーサリー社では、これまで「ウェディング・アニバーサリー」や「マスクdeお見合い」など、エンターテインメント性の高い企画で、メディアから注目されてきた実績があります。
これらの企画の成功は、田村淳さんが役員として参画していることの成果だと考えられます。
「英音楽」の商標と特許
「英音学」の源泉になっているのが、CTS音声システムです。
「音楽指導メソッドと英語指導メソッドを本質的に融合」させた言語学習方法は、リスニングやスピーキングに必要な”発音の正確さ・リズム・イントネーション”を、直感的に理解して学んでいけるプログラムで、DEFアニバーサリー社の競争優位の源泉になっています。
現在、「英音学」の商標とともに、特許の申請中で、今後のライセンス販売等への活用が期待されます。
FUNDINNOでの株式投資型クラウドファンディング
FUNDINNOは、日本初の株式投資型のクラウドファンディングとして、投資家が非上場株式を購入するためのプラットフォームになっています。
投資リスクは、投資家が負うことになりますが、FUNDINNOでは、1年間あたりの1社当りの投資額を50万円に制限。
投資家の中には、もっと高額な投資を希望する方もいますが、熱くなりがちな投資マインドにブレーキをかけるには、ちょうど良い金額かもしれません。
FUNDINNOへ口座開設できる条件
FUNDINNOを通して企業へ投資するには、ユーザー登録が必要ですが、資格条件があります。
ハイリスクな投資になりますので、資金的な余裕とリスクについての理解が必要だからです。
<ユーザー登録するための条件>
- 投資経験1年以上
- 金融資産300万円以上
- FUNDINNOの公式ページからユーザー登録申請します。
- 年齢制限があり、20歳~79歳の方が対象です。
- 外国籍の場合、日本に居住している「特別永住者証明書」を所有している方のみ対象です。
- 運転免許証などの本人確認書類が必要です。
審査には数日間を要しますので、今回の案件への投資には間に合わないかもしれませんが、今後の案件に備えて、ユーザー登録しておくことをおすすめします。
詳しくは、以下のリンクから公式ページでご確認ください。
FUNDINNOでの投資リスク
FUNDINNOでの投資は、非公開株式の取得になりますが、元本や配当が保証されているわけではありません。
もちろん、元本が戻ってこない可能性もあり、非上場株式ですから簡単には売買することができません。
さらに、株式には譲渡制限が付されていることが多いので、流動性は極めて低い投資です。
余裕資金であったとしても、分散投資かつ金額を抑える必要があるでしょう。
関連記事
コメント