中年太りのダイエットが若いときとは違う理由

中年男性・肥満ダイエット
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中年太りは、男性女性にかかわらず悩みのタネですが、その原因は若いころとは少し違うようです。

40歳を過ぎてからの中年太りは、若い人とは違うことに気付きます。”洋ナシ型”とか”リンゴ型”とか言われますが、そもそもぱっと見てハリが感じられません。

なんとなく、重力に負けている感じ。若い人のようにはじけるような印象が無くなるので、ハダカで鏡も見たくないという方もいるほど。

服装も若いときとは違いますから、”老け度”も一気に加速!

若い人と同じダイエット法はカラダに無理が!

肥満の原因は、”摂取カロリー”が”消費カロリー”を上回っているから、それ以外の理由は考えられません。

もし、食生活が変わらなければ、摂取カロリーは、20代のときも40代になっても同じですから、考えられるのは消費カロリーが変化したということです。

この消費カロリーを決定づけているのが、「基礎代謝量」です。

基礎代謝量のピークは10代、30代以降一気に減少!

基礎代謝量は、性別・体重・年齢によって違いますが、一般的な数値が使われることが多く、その計算方法はあまり知られていないようです。

日本医師会のHPによれば、年齢の推移にともなう基礎代謝量は、次のようになっています。

<男性>

年齢基礎代謝基準値(kcal/kg/日)基準体重基準体重での基礎代謝量
(kcal/日)
係数
15~1727.058.41,5801.00
18~2924.063.01,5100.96
30~4922.368.51,5300.97
50~6921.565.01,4000.89
<女性>
 
年齢基礎代謝基準値(kcal/kg/日)基準体重基準体重での基礎代謝量
(kcal/日)
係数
15~1725.350.61,2801.00
18~2922.150.61,1200.88
30~4921.753.01,1500.90
50~6920.753.61,1100.87

基礎代謝量は、性別によって違いますが、年齢とともに減少していくことがわかります。

実際には、やせ型や肥満型、身長など、体格によっても基礎代謝量は変わってくるはずです。また、活動量によっても変化します。

身長を考慮した計算式もありますが、一般的にはこの表を使うことが多いようです。

基礎代謝量の減少率は男性より女性のほうが大きい

女性は男性より、基礎代謝量そのものが低くなっています。運動量が基本的に少ないことも原因の一つです。

特に、注目していただきたいのは、右欄の「係数」です。15~17歳を1としたときの数値ですが、女性のほうが年齢の経過とともに、男性よりも大きく減少していきます。

18~29歳における基礎代謝量の減少率は、男性0.96で4%の減少ですが、女性0.88で12%も落ちています。

つまり、太りやすいということになるわけですが、妊娠なども関係しているのではないでしょうか。データの根拠がわかりませんので、確認はできません。

基礎代謝量の減少は「老化現象」?

サワイ製薬の健康情報サイトを見ていたら、”中年太りは老化現象”の文字が。

消費カロリーそのものが減っているわけですが、その原因が老化にある? つまり、細胞や器官が衰えることによって、消費カロリーが少なくてすむということ。

いわば中年太りは、カラダが衰えてきた証拠ですから、見方を変えれば、健康に注意しなさいというシグナルともいえます。

もちろん、肌のハリやツヤにも良くないことは言うまでもありません。

中年太りの痩せ方3つのキーワード

老化が中年太りの原因なら、老化予防をすれば肥満を防ぐことにもなるわけです。そのキーワードが、次の3つ。

  • 抗酸化
  • 糖化予防
  • 適度な運動

抗酸化

空気を吸い込むことでカラダに取り込んだ酸素は、エネルギーを作るために使われますが、余った酸素が活性酸素などになります。

活性酸素は、”がん細胞”を破壊したり、ウィルスや細菌を攻撃するために有益な役割がありますが、大量に発生すると正常な細胞を破壊してしまうようになります。

肥満の人は、活性酸素の量が多くなります。この理由は、痩せている人にくらべて血管が多くなり、結果として活性酸素が増えるからです。

20代では、活性酸素を除去する消化酵素が十分にありますが、40歳ぐらいから減少していきます。この酵素を補うことで、活性酸素が除去され太りにくカラダになるわけです。

<抗酸化栄養素>
ビタミンC ー 小松菜、ブロッコリー、緑茶、芽キャベツ、グァバ、アセロラ
ポリフェノール ー ブルーベリー、ココア、赤ワイン、緑茶、リンゴ、大豆
ビタミンE ー アーモンド、イワシ、ベニバナ油、ほうれん草
ベータカロテン ー 人参、カボチャ、しそ、モロヘイヤ、春菊、パセリ
フラボノイド ー チョコレート、ココア、緑茶、紅茶、ワイン、ソバ、ハチミツ

糖化予防

食事によってとり込んだ糖は、体内のタンパク質と結合し、糖化したタンパク質として体内に蓄積します。これを、”糖化”といいます。

糖化したタンパク質は、AGE(終末糖化産物)と呼ばれ、AGEの蓄積が心筋梗塞や脳梗塞、骨粗しょう症などの原因になることがよく知られています。

また、肌の老化を早める原因にもなりますから、中年太りは美容にも良くないということになります。

<抗酸化のための食事法>
規則正しい食事ー 食事の間隔は4時間以上空ける
食事の時間は20分以上 ー ゆっくり食べることで満腹感が!
量は腹八分ー 食べ過ぎに注意
脂質と菓子類をひかえる ー 揚げ物や炒め物、スナック菓子は要注意!
バランスの良い食事 ー 主食・主菜・副菜をバランスよく摂る

適度な運動

適度な運動によって、若返りホルモンと呼ばれるDHEAの分泌がうながされることが知られています。

DHEAは、男性ホルモン・テストステロンや女性ホルモン・エストロゲンの元となる重要なホルモンですが、年齢とともに減少していきます。また、認知症や糖尿病を予防する働きも報告されています。

DHEAの血中濃度は、睡眠不足や精神的ストレスによっても低下しますが、適度な運動によってその分泌量が増えるのです。

もちろん、運動は筋肉を付けることにもなりますから、中年太りを解消することにも・・・。

<DHEAアップの運動>
ウォーキングー アップダウンのある道や階段など負荷をかけるのがおすすめ
筋トレ ー 1日5~10分程度で軽めにおこなうのがポイント
ストレスを溜めないー 運動が負担になるとストレスになり逆効果!
好きな運動 ー ジョギングやサイクリングなど、好きな運動でストレスフリー

無理なダイエットは禁物!

ダイエットを意識すると、体重を減らすことだけに集中し、ハードなメニューをこなそうとする人が多いようです。

若い人なら、ハードな筋トレによって筋肉量を増やすことで理想的な体型をつくることができます。しかし、中高年になってから自己流でやると、カラダを壊してしまうことになりかねません。

特に女性であれば、きれいな体型や姿勢をめざすべきでしょう。続けられなかったり、関節を痛めたら、なんのためのダイエットかわからなくなってしまいます。

肥満体質には、さまざまな型があり、間違ったダイエットをすると逆効果どころか、カラダを壊すことにもなりかねません。

最近では、肥満遺伝子を分析することで、効果的にダイエットをおこなうこともできるようになりました。中年になってから、ダイエットで失敗するのはちょっとキツイですね。

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まとめ

特に女性の場合、中年太りは、ホルモンバランスの変化やストレスによる過食などが大きく関係しています。

中年女性特有のくびれのない体型は、内臓脂肪がたまり始めた更年期の特徴です。若い時は、女性ホルモン「エストロゲン」のはたらきによって、内臓脂肪がたまりにく体質になっているからです。

一度ついた脂肪は落とせない、とあきらめてしまう中高年が多いのが、男性も女性も同じ。

でも、中年太りが単なる見かけだけの問題ではなく、心身の健康にも関係していることを認識しておく必要がありそうです。

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