上司が気に入らないだけで辞めてはいけない理由

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リクナビの「退職理由の本音ランキング」では、1位”上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった”で、なんと23%!

気持ちは、とてもよくわかりますが、一時の感情で、衝動的に会社を辞めてあとで後悔する人が多いのが現実。もちろん、我慢できないことも多々ありますが。

辞める決心をする前に、やるべきことやってみること、結構あります。

いつかは変わる上司よりキャリアアップを考えて自分を変える

対象企業の規模や人事異動のローテーションがわかりませんが、今の上司との相性が悪くても、大企業なら定期異動や転勤があります。

2~3年も我慢していれば、上司か自分のどちらかが異動になるはず。2~3年は、長すぎる?

給料に不満がなく、転職先が決まっていないのであれば、我慢したほうが得策。冷静になって考えれば、意外と割り切れるものです。

ただし、中小企業のように、人事異動や配置転換がほとんど無い会社では、一度こじれた上司との関係を元へもどすのはほぼ不可能。我慢すれば、心身ともにストレスがたまり体を壊すだけ。

経営者との人間関係のこじれは、致命的!

昇給の可能性も無いとすれば、転職もやむなしですが、その前にやれること、やるべきことはたくさんあります。

そもそも、社内に相談できる人はいる? もし、いないなら・・・。

会社の中で信頼や相談できる味方はいる?

優秀で部下から慕われ、上司や同僚から信頼されていても、社内の全員が味方ではありません。

せいぜい好意を寄せてくれているのは、10人中2~3人でしょうか。どちらでもない人が半数。そして、残り2~3人は敵対心を持っていると考えるべきでしょう。

できる人ほど、ねたみやっかみの対象になることが多いですが、これはもうサラリーマンの宿命。しかし、気軽に悩みを相談できる味方がいないで孤立してしまうのは、サラリーマンとしては致命的。

中途半端にできるのも疲れるし、開き直っても居心地が悪い。会社って組織は、そんなものです。

みんなから慕われているとか、仕事が良く出来ると思われている人が、地位や職種に恵まれないことが多々ありますが、大企業ではどんなに実力や人望があっても、昇格や昇給は運が5割。

その理由が、社内での人間関係、社内の人脈と派閥です。

もし、いろいろな悩みを相談できる人がいないなら、気軽に打ち明けられる同僚や上司を見つけておくべきでしょう。組織の中での孤立は、致命的です。忍耐力があれば、別ですが・・・。

ただし、社歴差5年以内の上司や同僚はライバルでもあるので、そのことは常に意識しておく必要があります。

信頼する上司が失脚すれば自分も・・・

ある程度の規模の会社なら、中堅社員になれば、いずれかの社内の派閥に組み込まれます。

好き嫌いにかかわらず、社長派だとか、専務派だとか。政治の世界と同じです。

もし、どちらかが失脚すれば、失脚した派閥の中核社員の未来はそこでストップ、まず役員になることはありません。

もし失脚した役員が関連会社や取引先企業へ追い出されることになれば、何名かはそれについていくことになります。

実際に、ある製紙関連の上場企業で、失脚した役員とともに系列会社へ転職した方がいました。理由は、残っていても将来役員になれる希望は絶たれましたから。

転職先での居心地は、けっして良いものではありません。役員はまだいいです。ある程度の権限はありますし、当然、天下り先には味方もいます。

しかし、ついていった社員は、四面楚歌。職場は、敵だらけ。元の役員との関係が強くなりすぎれば、さらに自分を孤立させてしまうことに。

その方は、人間関係でも悩みましたが、その後、その会社が倒産。まだ40代で家族をかかえていましたから、かなり苦労して転職先を探していたことが記憶に残っています。

社内で人間関係をつくれなければ転職してもうまくいかない

派閥に組み込まれると、都合のよいことばかりではありませんが、いまの会社で上手な人間関係がつくれなければ、多分、転職しても失敗する確率が高いでしょう。

協調性がなければ、共通の目標へ向かって足並みをそろえることができないからです。仕事ができなくて足を引っ張るのも考えものですが、一人だけ突っ走ってしまうのも問題。

”出る杭は打たれる” 

むしろ、多少不器用なほうが、同僚や上司からかわいがられるかもしれません。

自分のキャリアアップに焦点をあてて仕事をする

職場での人間関係を気にしながら仕事をするのは、正直とても疲れます。

私自身、社内での人間関係づくりが下手でした。本音で相談できた上司や同僚は、ごくわずか。というより、同僚の本音と建て前が見え透いていましたから、そこに神経を使いたくなかったのです。

もっぱら、自分自身のキャリアアップを考えていました。もちろん、社内で認めてもらいたいという気持ちもありましたが、単に自分自身の知識欲が強かったこともあります。

それは、取引先への企画提案などでとても役立ち、その後の仕事にも生かしています。

今の仕事の知識とノウハウを将来のために磨いておく

どんな仕事でも、その職種や立場での専門的な知識とノウハウが必要です。

自分では当たりまえと思って、難なくこなしている仕事でも、他の業界や他の部署の人から見れば、とても難しい仕事であることが少なくありません。

そりゃ何年も同じ仕事や関連業務をやっていれば、知らずのうちに、膨大な知識とノウハウを蓄積しているこのは当然といえば当然です。

しかし、多くの人はそのことに気付いていません。 もったいない!

スゴイね!と言われたら、それが自分の強み。将来ライフワークとして生かすことができるかもしれないということを常に頭に入れておくべきでしょう。

そうすれば、自分の特技、自分にしかできないこと、他人との差別化が見えてきます。そこをブラッシュアップすれば、社内では認めてもらえなくても、社外や取引先が放ってはおきません。

自信をつけるための資格取得

資格制度には、国家資格、公的資格、民間資格まで、数えきれないくらいの資格制度があります。

よく、資格を持っているだけじゃ意味ない、という人もいますが、私はそうは思いません。資格取得は、ものごとを体系づけて覚えるための最善の方法です。

 

もちろん、自分の仕事に関連した資格取得を目指すのがベター。より深い知識を習得することで、その分野の興味がわいてくるからです。

私の場合、金融機関にいたので、FP(ファイナンシャルプランナー)と宅建士(宅地建物取引士)を持っていますが、現役時代、それぞれの資格で仕事をしたことはもちろん無し。

しかし今、たまに知り合いの中小企業などから相談を受けるときに、その知識が役に立っています。

 

まったく別の業界へ転職を考えているなら、自分が興味や関心がある分野の資格取得を考えるのも一つの方法です。

たとえば、ソムリエ

認可団体が2つありますが、田崎真也さんが副会長をしているのが、「日本ソムリエ協会」。

数段階の資格があり、いずれの資格も、一次試験:筆記、二次試験:テイスティング、三次試験:実技、となっていますが、飲食関係では最も難しい試験と言われています。

ソムリエの求人を見ると、他の職種と比べるとやはり年収も高額。でも、サラリーマンソムリエになると、労働条件も厳しくなるようですが・・・。

ようするに、モチベーションの持ち方でしょうね。

まとめ

社内での人間関係のこじれは、修復がとても難しいですね。

子供のイジメが問題になっていますが、大人も同じ。〇〇ハラスメントです。

でも、家庭があったり転職先が決まっていなければ、我慢するしかないのが実態。我慢の限界を超えると、おおきなトラブルになったりします。

期待があるから、不平不満がでるわけです。なにを期待するかといえば、給料だったり肩書だったり。

でも、それが満たされたとしても、会社から一歩外へ出れば、なにも残りません。

それより、自分の将来のために役立つ知識やノウハウ、今からしっかり溜め込んでおくと、その後の人生が豊かになることは間違いありません。

「転職サイト」と「資格取得サイト」、ひまなときにじっくり見てみると面白い発見があります。

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