青汁の効果・血糖値を下げるには食物繊維がポイント!

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青汁には多くの栄養素が含まれていますが、血糖値を下げるのが目的なら、食物繊維の配合量をチェックして青汁を選ぶ必要があります。

食物繊維は、消化吸収されずに大腸までとどき、便の調子や腸内フローラの環境改善に役立ちますが、糖分の吸収を抑えるはたらきが注目されています。

食物繊維が食後の糖の吸収を抑えることによって、結果的に血糖値の急激な上昇を抑えることができるわけです。

”どんな青汁でも効果は同じ”、そう思っている方も多いですが、青汁から摂れる栄養成分とその摂取量は、バランスのよい食事から摂る量と比べたらはるかに及びません。

ケールは青汁の原料としては栄養豊富ですが、冷凍タイプの場合、絞り汁を冷凍していますから、製品中には食物繊維がほとんど残らないことになります。



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冷凍パックの青汁では食物繊維が捨てられてしまう

青汁には、原材料をそのまま絞って冷凍パックしたものと、粉末タイプのものがありますが、どちらも原材料の栄養成分がそのままパッケージされているわけではありません。

”まずい青汁”で知られるQ社の青汁の栄養成分を、原料であるケールの栄養成分と比較したのが、下表です。※数値は、Q社の公式サイトを参照しました。

栄養成分ケール100gあたり
※日本食品標準成分表
2020年版(八訂)による
Q社青汁 90gあたり
※原材料:ケール、ビタミンC
食物繊維3.7g0.2g
β-カロテン2900㎍
ビタミンB10.06mg
ビタミンB20.15mg
ビタミンC81mg193mg
カルシウム220mg131mg
カリウム420mg216mg
0.8mg

原材料ケール100gに対して、青汁90gの成分量ですから、多少割り引いたとしても、加工段階で、原材料の栄養成分がかなり減ってしまうと推察されます。

とくに食物繊維は、絞りかすを除いていますから、10分の1以下!ほとんど残っていません。

ビタミンCは、青汁の成分表からも、追加(増量)していることがわかります。

通常の食事では足りない食物繊維

現代人の食生活では、食物繊維の摂取量は減少傾向にあります。

厚生労働省によれば、食物繊維の平均摂取量は一日あたり14g前後とのことですが、一日あたりの「目標量」(生活習慣病の発症予防を目的として、現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量)は、つぎのようになっています。

<食物繊維の1日あたり目標摂取量>

〔18~64歳〕
男性:21g以上
女性:18g以上

日本人の平均摂取量は、目標摂取量に対して5g前後も不足していることになります。

「健康日本21(第二次)」では、生活習慣病などを予防するために、「野菜類を1日350g以上食べましょう」との目標をかかげています。

食物繊維の不足分を補うには、通常の食事をしたうえで、ケールなら生のまま150gちかく食べる必要がありますが、まず無理!

Q社の青汁なら、食物繊維5gを補うためには、2リットル以上!?

食物繊維には血糖値を下げるはたらきがありますが、一般的な青汁の含まれる食物繊維の量では、その効果を期待するのは無理なようです。

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食物繊維を補った青汁「機能性表示食品」

青汁の原材料には、ケールだけでなく大麦若葉や桑の葉も使われます。なかでも、桑の葉の食物繊維は、ケールの9倍とも。

それでも、通常の青汁では、1日の食物繊維を補うには成分量がかなり少ないようです。

メーカーは青汁とはしていませんが、桑の葉が原材料の粉末タイプ「糖煎坊」でも、1包(3g)に含まれる食物繊維は35%以上(約1g)。足りない食物繊維を補うには、十分ではありません。

機能性表示食品「匠の糖煎坊」は、1包7gに難消化性デキストリン5gを加えることで、食後の血糖値の上昇を抑えることを訴求しています。

機能性表示食品「匠の糖煎坊」の効果・「糖煎坊」との違いは?
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まとめ

青汁を飲む目的は、人によってさまざまです。

なんとなく体に良いんじゃない?そんな漠然とした目的で青汁を飲んでいる方も多いですね。野菜を摂る代わりに、青汁を飲んでいる人も。

青汁だけで、野菜の持つ栄養成分1日量を摂ることはできません。100gに満たない絞り汁が、1日350gの野菜に匹敵するなんて考えられませんね。

つまり、通常の食事では不足しがちな栄養成分を補うのが、青汁の目的です。

食物繊維は、現代人の食生活で不足しがちな栄養素の代表格。そのまま体の栄養になるわけではありませんが、糖分の吸収を抑えたり、腸内フローラでは善玉菌のエサになったり、重要なはたらきをしています。

青汁を飲む人の大きな目的の一つが、健康診断で指摘を受けた血糖値を抑えること。

薬ではありませんが、難消化性デキストリンなどの機能性成分を配合した青汁を、糖質の多い食事といっしょに摂ることで、食後の血糖値の急激な上昇を抑えることはできるでしょう。

甘いもの好きと言われる宮城野部屋の関取・炎鵬関が飲んでいるのが「糖煎坊」ですが、さらにバージョンアップした「匠の糖煎坊」が開発された理由がわかります。



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