
年齢とともに気になってくるのが、顔のシワ。
とくに、おでこのシワは、目元や口元の小じわとくらべ、深く刻まれるため目立ちます。マスクをする機会が多くなったことも、理由の一つかもしれません。
おでこのシワは、目を大きく見開いたり、上目遣いでモノを見るクセがあるとできやすいと言われます。
また、おでこの周囲を動かす筋肉(前頭筋)が衰えることで、おでこにシワができる原因になっています。前頭筋は顔の皮膚を引き上げるはたらきがありますが、筋力の衰えによってたるんでしまうという理屈です。
いったん折グセがつくと、なかなか折り目が消えないのは、お札などと同じ。お札の場合、まるで新札のように元へもどしてくれる機器があるようですが、おでこのシワは簡単にはもどせません。
シワが深く刻まれないように、早い段階(若いうち?)からケアをはじめたほうが、後悔しないですみそうです。
おでこのシワの原因としてあげられるのは、つぎのような項目です。
- 顔の表情のクセ
- 前頭筋の衰え
- 皮膚の乾燥
目を見開くなどの顔のクセは自然に出てしまいますし、前頭筋を鍛えるといっても、かえってシワをつくってしまうことになりかねません。せめて、マッサージで血流を改善するのが一番かもしれません。
現実的なシワ改善策として、日常生活で取り入れやすいのは、皮膚の乾燥対策でしょうか。なかでも、最近注目されているのが、「マイクロニードルパッチ」です。
「マイクロニードルパッチ」とは
※オデコディープパッチの例
「マイクロニードルパッチ」は、ヒアルロン酸などの美容成分を微細な針状に成型して、パッチ(あて布)に敷き詰めた部分用パックのこと。
医療用に開発された技術ですが、ヒアルロン酸などの美容成分で針(ニードル)をつくることで美容に応用されています。
微細な針が肌に刺さることで、美容成分を皮膚の角質層に、物理的に浸透させることができますから、肌に塗るよりも大きな効果がえられるのがメリットです。
「マイクロニードルパッチ」深いシワには効果がない?
「マイクロニードルパッチ」の商品説明には、美容成分の浸透効果について、”皮膚の角質層まで”と記載されています。
目の周りなどの小じわは、角質層の状態が改善すれば、少しづつ消えていきますが、おでこの深いシワは、その原因が真皮層(角質層より深い部分)にあります。
そのため、皮膚の外側から使うスキンケアアイテムは、おでこのシワを改善することができないことになります。
しかし、マイクロニードルパッチのなかには、北の快適工房『オデコディープパッチ』のように、おでこのシワに使うことを目的とした商品もあります。
『オデコディープパッチ』が、実際におでこのシワへの効果を実感している方が多いことは、美容系の口コミサイトの評判からの知ることができます。
『オデコディープパッチ』の商品説明では、おでこのシワを”おでこに刻まれた年齢サイン”と表現し、パッチによる成分の浸透について、”角質層まで”としています。
マイクロニードルパッチの針(ニードル)では、一般的なヒアルロン酸クリームを塗った場合よりも、ヒアルロン酸などの美容成分がより深く浸透するようです。
確実に角質層の深部まで、美容成分をとどけることができることが、美容成分が浸透しにくいおでこへの効果につながっているようです。

「マイクロニードルパッチ」配合成分による違い
「マイクロニードルパッチ」は、さまざまなメーカーから発売されていますが、針(ニードル)に配合される美容成分にはかなりの違いがあります。
針のベースになる成分はヒアルロン酸(保湿成分)ですが、たとえば『オデコディープパッチ』では、つぎのような美容成分が配合されています。
- レチノール
- キバナオランダセンニチエキス
- ベルノニアアペンジクラタ葉エキス
- 合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1
これらは、肌のハリや潤いにはたらく美容成分ですが、高濃度のまま深く浸透させることで、美容成分が皮膚のなかで効率的にひろがっていくと考えられます。
薬用成分「レチノール」シワへの効果
北の快適工房の『オデコディープパッチ』に配合されている「レチノール」は、2017年に、シワへの改善効果が認められた薬用成分(医薬部外品)です。
じつは、「レチノール」を皮膚に塗ると、年齢やレチノールの濃度にかかわらず、血液中のビタミンAの量が増加することがわかっているようです。レチノールが真皮まで浸透しなければ、血液中のビタミンAの量は増えませんから、結果的に、レチノールがなんらかの形で真皮層に影響をあたえていると考えるのが自然のようです。
なお、レチノールは、食品では栄養強化(ビタミンA)を目的として、医薬品としては、角化性皮膚疾患や目の乾燥などのビタミン製剤(ビタミンA補給製剤)として使われているそうです。
なお、美容における薬用成分としての目的は、抗シワだけでなく、角化細胞の増殖を促進する効果もあるようですから、肌のターンオーバーの正常化にもはたらくことになります。
「マイクロニードルパッチ」ヒアルロン酸以外の成分も要チェック
「マイクロニードルパッチ」を選ぶときは、針の主要成分となっているヒアルロン酸だけでなく、同時に配合されているレチノールなどの美容成分にも着目したほうがいいようです。
美容成分や配合バランスの違いは、マイクロニードルパッチに限らず、肌への効果に大きな違いとなって表れます。これが、化粧品メーカーの配合特許にもなっているわけです。
もちろん、自分の肌には合わない成分が配合されていることも、ないわけではありません。
「マイクロニードルパッチ」針とパッチの設計について
「マイクロニードルパッチ」のシートには、たくさんの針(ニードル)が並べられています。
どの「マイクロニードルパッチ」も同じように見えますが、針の形状や深さ、パッチの形状などにこだわった商品もあります。

『オデコディープパッチ』が、その好例。
おでこ専用のマイクロニードルパッチとして、パッチの形状や針の長さなどが、ほおなどに使うパッチとは違うのです。
よく見ると、ところどころくびれているのは、おでこの凹凸にしっかり張り付くため。さらに長めの針は、皮膚が厚いおでこにもしっかり刺さってくれるのが特徴です。
おでこ専用のマイクロニードルパッチは、この北の快適工房『オデコディープパッチ』ぐらいでしょうか。
もし、おでこのシワが気になりだしたら、悪化?する前に試してみるとよいかもしれません。


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