バブル!沖縄・宮古島の地価急騰!
TBSTV番組「ビビット」2019.4.18の特集です。
海辺のロケーションが良いところでは、1坪5万円が、なんと50万円に!
もともと1千円だったところは、500倍という価格に!
TBSTV番組「ビビット」によれば、背景には宮古島のインフラ整備が加速していることもあるようです。
でも、今年の地価公示で、そんなニュース無かったけど??
宮古島土地バブルの背景
宮古島は、沖縄本島から200km。人気の石垣島より、100kmぐらい本島に近いですね。
羽田からも直行便が出ていて、フライト時間も3時間ほど。人気急上昇のスポットで、1泊ツアーする方もいるようです。
TBSTV番組「ビビット」では、宮古島の地価が都心並みの50万円/1坪にもなっているとのこと。なんと50倍だそうです。
単に、観光ブームというだけでは、説明が付きません。
平成31年の宮古島の公示地価
平成31年1月1日の公示地価が、3月20日に発表されました。でも、宮古島の地価が話題にのぼった記憶はなし。
〇全国的に商業地・住宅地での上昇
〇大阪・黒門市場の前年比44.4%上昇
〇那覇市で前年比30%上昇
以上、国交省HPからトピックをまとめましたが、宮古島については触れていません。
さっそく、国交省HPで地価公示を調べました。観測地点は8か所ですが、どこにもそんな高額地点は無い!
最高地点でも、209,880円/1坪。
宮古島じゃなくて下地島だった!
一言で宮古島と言っていますが、正式には、宮古島、池間島、大神島、来間島、伊良部島、下地島、計6つので成り立つ宮古列島のこと。
地価が50倍にも急騰したのは、このうちの「下地島」。
面積9.54㎢、海岸線線長17.5㎞。面積は、宮古島の15分の1ほどの小さな島。地価公示の基準値にもなっていませんでした。
しかし、最近になって整備されたインフラが、この島の魅力を一気に引き出したようです。
宮古列島・下地島の地価高騰!3つのインフラ
- 伊良部大橋
・2015年1月開通 - みやこ下地島空港ターミナル
・2019年3月開業 - 港湾整備による豪華クルーズ船の誘致
・大幅増便
伊良部大橋
無料で渡れる日本最長の橋として、一躍有名になりました。
ネットにも、かなりの画像がアップされていますが、どのアングルでも画になりますね。海の上を滑っていく感じなんでしょうか。
全長が3,540mもありますが、通行料はなんと無料!
太っ腹ですね。中途半端に有料化しなかったことが功を奏した感じです。
みやこ下地島空港ターミナル
3,000m級滑走路があり、パイロットの訓練飛行場としても知られています。
一時、各エアラインが撤退したところ。
それが、国際線を含めて復活!
テレビに写し出されたターミナル内部は、落ち着いたトロピカルムードが漂いとても空港とは思えないほど。
豪華クルーズ船の誘致
これまでも、年2回程度は大型の豪華クルーズ船が来航していました。
しかし、去年2018年には、144回に増えたそうです。
現在、宮古島の平良港を整備中で、2020年に完成すると、大型クルーズ船が直接岸壁に横づけできるようになるとのこと。
2020年の予約が、すでに200回入っているそうです。
台湾からの観光客が急増
宮古島は台湾から近いこともあり、台湾の人にとっても人気スポット!
2012年に41万人だった観光客が、2018年には100万人を超える勢い。この大きな要因が台湾や韓国からのツアー客。
クルーズ船が到着すると、島に130台しかないタクシーはフル操業。売上が、1日4万円になることもあるようです。
また、人民元で買物が出来る店もありますから、台湾の人にとっては便利です。
大型クルーズ船の1回の乗客数は、5,000人だそうですから、経済効果の大きさもわかります。
宮古島の観光開発はこれから
下地島の地価が急騰したのは、宮古島を中心としたインフラ整備が大きく貢献していますが、宿泊施設はまだこれから。
建設中ホテルの作業員用の宿泊施設だけでなく、ホテル従業員の住居も確保するのが難しい状況のようです。
地元不動産業者の店先に置いてあるラックには、物件チラシがゼロ。
家賃は、東京並みに!
ビットコインより、堅い投資先かもしれませんね。
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