理想的な睡眠時間については諸説ありますが、MLBで活躍中の大谷翔平選手については、これまでの常識があてはまらないようです。
大谷翔平選手が、体調管理のためにもっとも大事にしているのが、「睡眠」です。
右肘手術明けの2019年の春季キャンプでは、1日に昼4時間、夜7時間の計11時間の睡眠をとっているとスポーツ紙に報じられました。さらに、その後の雑誌インタビュー(「Number」9月24日号)でも、「一番大事に考えているのは、寝ることです」と答えているようです。
じつは、大谷選手は、ひらめいたアイデアを試合で実践してみるのが楽しみだそうですが、このアイデアが睡眠中にひらめくのだそう。
日本帰国後の記者会見でも、つぎのように語っています。
寝ているときとか、『なんかいけそうだな』というのが出てきたりするのが一番、やっていて面白いなと。次の試合で試してみようとか、というのがやっていて一番面白い
出典:AERAdotから引用
布団にはいって眼を閉じると、今日1日の反省やら、明日は寒そうだからコートを出すかとか、いろいろな事が頭に浮かんできますが、大谷選手の場合、ただカラダを休めるだけでなく、野球の新しいアイデアを生み出す原動力にもなっているんですね。
アメリカのMLBは、シーズン序盤には20連戦、さらに日本のプロ野球とは比べものにならないほどの移動距離。大谷選手はこの移動時間などもじょうずに使いながら、睡眠時間を確保しているようです。
大谷選手の長時間睡眠は子どものころからの習慣
大谷選手の長時間睡眠は、大人になってからというわけではないようです。
アシックスジャパンの動画インタビューでは、つぎのように語っていたそうです。
小学生のころは毎日夜9時から朝7時まで寝ていた。昼寝もしますし、半日くらい寝ていたかもしれない
じつは大谷選手は、高校時代の監督から、野球に適した体づくりのために、しっかりした睡眠をとることを義務付けられていたとのこと。
大谷選手は、子どものときも今も、一番大事に考えているのは、寝ることで、1日10時間を超える時間を睡眠に費やしているようです。
長時間睡眠は健康面で問題ない?
最適な睡眠時間は、年齢や個人差によって違いますが、一般的な目安は6~8時間といわれます。
日本人の平均睡眠時間は7時間、欧米人は7.5時間だそうですが、この睡眠時間数とくらべると、なんと大谷選手は1.5倍!
統計的には、睡眠時間が短いと健康に影響があるとされますが、じつは長すぎても、様々な病気のリスクが高くなるようです。
長時間睡眠の人を「ロングスリーパー」と呼ぶようですが、大谷選手のケースは「健康なロングスリーパー」との評価をしている大学教授もいます。
自分に適した睡眠時間が8時間で足りないとしたら?
大谷選手の「長睡眠時間」から思うことは、最適な睡眠時間にはかなり個人差があるということです。
もしかしたら、一般的な目安:6~8時間に無理に合わせていないかということ。
夜遅くまでスマホやゲームをしない、朝起きたらカーテンを開けて日光を浴び体内時計をリセットするなど、睡眠の質を高めるための方法がいろいろありますが、それでも快眠できずにダラダラと睡眠時間が長くなってしまうのは、単にだらしないだけ?
自分の長時間睡眠は大谷選手の体質に近いかも、なんて思い込みたいのは現実逃避でしょうか。
大谷選手が使っている安眠のためのアイテム
大谷選手が、良質の睡眠のために使っているのが、オーダーメイドの枕。西川のオーダーメイド枕のようです。
私の枕も「西川」で、オーダーメイドではありませんが、枕の中央と両側の高さを、補充のポリエチレンパイプ(詰めもの)で調節できるもの。
枕の中央が少し凹んでいて、両側が高くなっているので、寝返りを打っても頭が下がらないので首に負担がかかりません。
まとめ
長時間睡眠の人を「ロングスリーパー」と呼ぶそうですが、大谷選手のこと考えると、健康に支障がなければ睡眠時間が短くても長くても良いように思います。
安眠できていないと感じるようであれば、まずは生活習慣を見なおしましょう。睡眠系のサプリメントをあわせて試してみるのも良いかもしれません。睡眠薬のような強いはたらきはありませんが、安心して続けることができます。
睡眠の質が高くなければ、健康的にも美容的にもマイナス。朝の目覚めがさわやかでなければ、日中ボーッとすることもしばしば。
まずは、朝起きたら日光を浴びて体内時計をリセットし、ストレスを溜めない生活を心がけるのが一番です。
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