転勤先の住まい環境!自分のことより家族を最優先!

住まい
広告について

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

転勤シーズン!

人事異動の季節、内辞あるいは発表をドキドキしながら待っている方も多いんじゃないでしょうか。風の便りに聞こえてきた情報にドキドキしながら期待と不安が半々、いざフタを開けてみたらガッカリなんてことも。

希望通りにいかないのは、住まいも同じ。引越し先によっては、あとから後悔することになりかねませんから、事前チェックは欠かせません。

引越し先できまる家族の将来

社宅がある場合、選択肢はゼロですが、大企業でも社宅を全国各地に所有している企業は大分減ってきました。

グループ従業員数2万人の企業でも、自社保有の社宅を持たず、社宅専門のサービス会社と提携して地域の住まいを確保するケースが増えています。

本人はどこに住もうとあまり関係ないけれど

転勤するサラリーマンは、社命なので住む場所や建物にあまり文句をいうことができません。実際、前任者のあとに入居するケースが多いと思います。

また、基本的には会社と社宅との往復で日々過ごすことになりますから、”住まいの環境”が仕事などに影響することは少ないでしょう。

平日、ほぼ寝に帰るだけの家。休みの日も昼過ぎまで寝て、ひどいときには目が覚めたらもう夕方、そんな経験をしたことがあるサラリーマンも多いんじゃないでしょうか。

よくカラダがもったものだ、と自分でも関心しますが、本人はそれでいいかもしれません。しかし家族にとって、新しい転居先が将来を変えるリスクになることも・・・。

転居先のチェックポイント

本人にとっては、通勤に便利なところがいいでしょうけど、家族にとっては普段の生活や学校もことも考えなければいけません。

●駅からの距離
●交通機関の運行本数
●近隣の環境
●同じマンションの居住者
●子供の教育環境

駅からの距離

不動産広告の”徒歩1分”は歩いて80mの距離ですが、この距離は駅舎を出てから敷地の最短の角までの距離。実際には、改札を出てから信号や横断歩道をわたり、玄関にたどり着くまでプラス10~15%程度は見る必要があるでしょう。

歩くスピードも個人差がありますが、複数棟のマンションの場合、敷地の角から自分の建物の入り口までの距離を考慮する必要があります。さらに、エレベーターを使い入口扉までの長い通路も計算に入れなければなりません。

運行本数の少ない駅3つのリスク

電車の運行本数が少ない駅には3つのリスクがあります。

①始発が遅く終電が早い
②駅前にタクシーがいない
③大企業があるとラッシュ時に人が集中

大きな工業団地の真っただ中にある駅ですが、朝夕のラッシュ時にはホームから人があふれるような状態に・・・。ただでさえ運行本数が少ないわけですから、都心のメインターミナル以上の混雑になります。

①と②は、説明するまでもありません。ずっと手前の主要駅からタクシーに乗らなければならない、なんてこともあります。

近隣の環境

駅からの距離がどんなに近くても、住宅としての環境が良くなければ家族が住むには不適です。

商店街の近く

商業地や大通りに面したところは、店舗が近くにあり買い物にも不便はないかもしれません。しかし、騒音、排気ガス、車の入出庫に不便を感じることも多いです。また、飲食店やスナック・バーなどが近くにあると子供の教育や治安面にも不安が残ります。

ときには、焼き鳥屋のニオイが風向き加減で家の中に入ってくることもあります。食べるのは良いんですけど・・・。

学校の近く

元気な子供の声。たまに聞くにはこちらも元気の分け前をもらえそうですが、家の前をワイワイガヤガヤ、毎日1時間近くも続くとかなりストレスがたまります。

通学ルール・マナーを徹底している学校もありますが、子供のこと、なかなか思うようにはいかないようです。自分の子供が通う学校であれば、なおさら難しい。

近隣スーパー

近くにスーパーがあって良かった、なんて思ったことありませんか。でも、1つのスーパーだけで用が足りるケースは意外と少ないですね。

価格、品揃え、品質など、実際には数店舗を利用するケースが多いですね。近くに1つでもあれば便利ですが、そこだけに頼るわけにもいきません。

さらに、分譲マンションのチラシのうたい文句に”スーパーまでの距離”が記載されていますが、”便利”って喜んでいられるのは最初のうちだけかもしれません。

大手スーパー・大手百貨店の撤退、最近では珍しくなくなりました。

近隣住民との関係

数年間その場所に住む、あるいはもっとかもしれませんが、地域住民とのコミュニケーションを無視するわけにはいきません。

生活レベルが違いすぎるのも、関係を難しくしますから実際に近隣を歩いて住民の雰囲気を肌で感じてみることをおススメします。直感的にわかるはずです。

東京・青山で区の施設建設に地元住民が反対しているのはつい最近のこと。近隣住民のなかには、はっきりと地価下落の心配をする方もいました。あとから入っていく方よりも、古くから住んでいる方にとっての心理的リスクのほうが大きいのかもしれません。

また、”ゴミ屋敷”や”トラブル関係にある人”など、少し範囲を広げてチェックすることも必要です。

同じマンションの居住者は?

共同住宅の場合、文字通り一緒に同じ建物に住む心構えが必要です。生活スペースは違っていても、1戸1戸が隣接していますから一度トラブルが起きると解決が難しくなりがちです。

空室が多いマンションは要注意!

入居者が頻繁に入れ替わったり、全戸数の2割以上が長期間空室になっているマンションはやめたほうがいいでしょう。

家賃は安いと思いますが、メンテナンスが悪かったり、治安面でも不安です。もしかしたら、事故物件?

両隣と上下階の住民との関係

マンションの場合、建築基準法に準拠してつくられているとはいえ、
隣室や上下の生活音を完全にシャットアウトできるわけではありません。

トイレの音、子供が部屋の中を走り回る足音、テレビの音、友人を集めての宴会など、すべての生活音が隣人にとってはノイズです。

加害者にも被害者にもなる可能性がありますから、小さな子供がいる家庭ほど要注意です。

注意事項の張り紙が多いマンション

たまに、やたら注意事項が張られているマンションを見ることがあります。

”自転車を放置するのはやめましょう” ”エントランスにゴミを置かないでください” ”通路で遊ぶのはやめましょう” などの張り紙。

住民のマナーが悪い証拠です。高級マンションでは、このような張り紙を見ることはまず皆無です。地域の子供たちのたまり場になっている可能性もあります。小さい子供でしたらいいのですが・・・。

子供の教育環境

もし、子供が地元の公立小中学校へ通うのであれば、学校の様子を近隣の方からヒアリングできればベターです。知り合いがいれば一番いいのですが、転勤の場合はまず無理でしょう。

それでも、こどものデリケートな心を傷つけないためにも、最大の配慮はすべきです。いざ、問題が起きれば、それは子供にとっても親にとっても多分一生背負い続ける可能性が高いからです。

金融機関で転勤を経験してきましたが、同僚や先輩後輩の子供たちのなかに、いかに登校拒否やひきこもりなどの子供をかかえた親が多かったことか・・・。親は次の転勤先でリセットできますが、子供にはできません。

いざとなれば家族を後から呼び寄せる

会社で決められた物件であっても、問題があるような物件については、人事あるいは総務へ報告しましょう。我慢は禁物!

短期間ホテル住まい勤務になっても、家族を後から呼び寄せることもできます。特に子供の学校の問題は、最優先課題!

100%満足できる物件を探す事は難しいでしょう。しかし、事前にしっかりチェックしておくことで、欠点を上手にカバーしながら生活していくことが可能になります。

あとから気が付いた欠点は、精神的にもストレスになることが良くあります。気になる点がどんどんエスカレートしていき、我慢できなくなると自分を追い詰めてしまうか、近隣とのトラブルに。

でも賃貸なら、最悪引越せばいいだけ。その点、気が楽かもしれません。

コメント