北海道・ニセコの不動産上昇!富裕層が購入はホント?

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北海道のスキーリゾートとして有名なニセコにある倶知安町(くっちゃんちょう)の公示地価(2019.1.1)は、前年比全国1位の上昇率でした。

直近の基準地価(2019.7.1)でも、平均の変動率は、57.71%でやはり全国1位。

オーストラリア人の富裕層のニーズは、まだおさまりきらないようですが、大手不動産業者によれば、すこし落ち着いてきたとのこと。

千歳空港から2時間ほどのパウダースノーのスキーリゾートは、地球の裏側のオーストラリア人にとっては、まさにパラダイス。

地価が高騰しているエリアには、かならずといっていいほど、訪日外国人が関係しています。

いまや不動産価格は、インバウンド需要にささえられているといっていいかもしれません。

上昇率はニセコエリアにかないませんが、銀座4丁目の地価はバブル期を超えています。

銀座4丁目の交差点に立つと、周囲がほとんど外国人であることに気付きます。平日のデパート内では、あちらこちらから中国語が聞こえてきます。

おなじく銀座の家電量販店でも、満員のエレベーター内はほとんどが外国人。

このブログでも、宮古島の不動産バブルについて書いていますが、スポット的には、ニセコをはるかに超える上昇率。

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家賃も都心並み!

訪日外国人が多いエリアは地価が上昇

三菱UFJリサーチ&コンサルティングのレポートによれば、訪日「外国人の訪問率」は、地価に影響を与えているとのこと。

外国人の訪問率が上位15都道府県では、公示地価において、商業地では前年比5%超の上昇、住宅地でも2%近い上昇率となっています。

一方、外国人の訪問率が下位の15都道府県は、商業地・住宅地ともに公示地価が下落。

インバウンド需要が、地価についても大きく影響を与えているようです。

地価の上昇はマイナスorプラス?

地価の上昇は、保有資産を売却する場合には、大きなメリットになりますが、代々その土地に暮らし、その土地で商売をやっている方などにとって、かならずしも喜ばしいことではありません。

いずれ、地価の上昇は、固定資産税や相続税のアップにつながるからです。

地元で古くから商売をやっているところは、本業の利益を大きく圧迫し、事業の継続が立ち行かなくなることに。

江戸時代から続いた老舗が、再開発でテナントビルになって、1階には大手カフェチェーンが・・・。

年金生活者など、収入が限られた人にとっても、大きな負担増に!

一等地は外国人に売却して地方に住む?

固定資産税などが上がれば、都市部の一等地に日本企業のサラリーマンや年金生活者が暮らすことはむずかしくなります。

近隣に安売りのスーパーなどは無くなり、デパートや高級スーパーで高い食材を買わなければなりません。

少しでもゆとりある生活をしようと思えば、”田舎ぐらし”ということに。

海外との所得格差は歴然!アメリカでは1400万円で低所得者?

訪日外国人や日本で働く外国人にとって、日本の物価はどう感じているのでしょう。外国人の目からは、日本の物価はかなり割安?

最近の日経新聞に、アメリカ・サンフランシスコでは、”年収約1400万円以下は低所得者”、というショッキングな記事が載りました。

一方、日本の物価や所得は、30年間、ほぼ凍結状態。”失われた30年”と言われています。

収入も上がらないけれど、物価も上がらないから、なんとなく普通に生活できているだけ。

ちなみに、国税庁によれば、日本人の平均年収は441万円!

年収1000万円を超える世帯は、わずかに10%を超える程度です。

オーストラリア人の年収は?

ニセコに進出しているオーストラリア人の年収が気になりますが、あるサイトによれば、2016年度の平均年収は約750万円(オーストラリア・キャンベラ)とのこと。

ちなみに、この数字には、残業代やボーナスが含まれていないそうです。

さらに言えば、オーストラリアでは、鉱山業に従事する人の平均年収は約1200万円とのこと。

これらの数字は、多分、2019年度ではさらに上がっているはずです。

アメリカやオーストラリアに限らず、中国や東南アジアでも、物価の上昇にリンクして給与水準も上がっています。

変わらないのは、日本だけ?

まとめ

日本でのインバウンド需要は、オリンピック以降もしばらくは続くと思われます。

なぜなら、高品質の商品が世界的にみても格安ですし、地方の観光都市やリゾートには外国にはない多くの魅力があるからです。

不動産もその流れに逆らうことはできません。

不動産を買える日本人は減りましたが、外国人にとって日本の不動産はさぞ格安に感じられることでしょう。

多くのメディナでは、ニセコの不動産を買っているのは、オーストラリアの富裕層と伝えていますが、案外普通のビジネスパースンなのかもしれません。

不動産には、”売り時”と”買い時”があります。もう少し待てば、なんて欲を出せば、チャンスを逃すことに・・・。

売却先はともかく、実勢価格をチェックしておいたほうがいいかもしれません。

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