パソコンをずっと続けていると、指関節に痛みが出ることがあります。
キーをたたいたときに、ちょっとしびれるような痛みが突然出ます。親指の付け根に、激痛が瞬間走ることも。
すぐに治まってしまうので、あまり気にしていませんでしたが、そのまま放置しておくと、数年後には変形してしまい、元へ戻らなくなることもあるそうです。
「変形性指関節症」
パソコンのやり過ぎだけではなく、手指を使い過ぎると関節が痛み、ときに腫れたりすることも。
時間が経つと自然と症状がおさまるので、あまり気にしていませんでしたが、そんな状態を繰り返していると、やがて大変なことに。
日経新聞「ヘルスUP」に、変形性指関節症の記事が載りました。
ただの突き指と思って放置していたが、数カ月たっても関節の腫れが治らない
45歳の女性ですが、整形外科で診てもらったところ、変形性指関節症と診断されたとのこと。
原因は、関節にある軟骨がすり減ってしまったためとのこと。
正常であれば、クッションの働きをしてくれる軟骨ですが、すり減ってしまうと、やがて骨のトゲ(骨棘(こつきょく))ができて、痛みが強くなるそうです。
変形性指関節症をさらに放置すると、骨の一部が削れ、次第に骨が曲がったり膨らんだりして変形。
PCのキーボード操作で指が痛むなら要注意
パソコンのキーボードをたたいていると、ときどき関節にはしる痛み。
心配になって手を開いて甲の側を見ますが、まだ、指も関節も普通のカタチ。特に変形はしていないようなので、大丈夫かも・・・。
記事中、専門医の話では、変形性指関節症は加齢とともに増えるとのこと。
40代以降に多く、パソコンのキーボードを強くたたくなど指先を酷使することが要因だそうです。
さらに、家族に変形性指関節症の人がいると、発症の確率が高くなるようだから遺伝の要素も?
変形性指関節症の発症には女性ホルモンが関係?
変形性指関節症は、変形してから症状固定するまで、1~10年。そうなると、骨は治らず、関節が曲げづらくなるそうです。
一番の予防は、発症させないこと。早めの治療で症状悪化をおさえるのがポイントとのこと。
パソコンのキーボードを強くたたくクセがある人(私を含めて)は、要注意!
テーピングや関節のストレッチ、マッサージも有効ですが、女性ホルモンが関係していると考えられ、授乳期や更年期以降に発症しやすいとのこと。
四谷メディカルキューブ(東京・千代田)の手外科専門医・平瀬雄一医師は、女性ホルモンが減る授乳期や更年期以降に症状を訴える人が多いと説明しています。
エクオールは指関節症にケア?
変形性指関節症の原因に、女性ホルモンが関係しているとすれば、注目したい成分が「エクオール」。
エクオールは、女性ホルモンと同じような働きをすることで知られている成分です。
平瀬医師の説明によれば、エクオールを配合したサプリメントを飲むことで、発症や症状、進行を抑える例があるとしています。
エクオールはイソフラボンからつくられる
エクオールは、大豆にふくまれるイソフラボンが、腸内細菌のよって変換されてつくられます。
しかし、日本人の約50%はエクオールをつくる腸内細菌を持っていないため、エクオールをつくりだすことができません。
そのためエクオールをサプリメントで摂ることが、必要になるわけです。
変形性指関節症の原因が、エクオールの不足によるものかどうかはわかりませんが、手指を酷使することが多いかたは、40歳過ぎたらまずエクオールを補ってみてはいかがでしょう。
コメント