物価高騰を乗り切るための2つの選択肢・エンゲル係数はすでに限界!

お金のこと
広告について

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

「節約」が物価高騰への賢い対処法にならない理由

物価の高騰で、ライフスタイルや趣味を見直す人が増えています。ゴルフの回数を減らしたり、趣味を止めるだけでなく、食費を節約する人も。

必要な食材をより安いスーパーで買うのはおすすめですが、栄養を考えない食費節約は、健康面のリスクをともないます。

電気の節約で熱中症になったり、食費の節約で栄養バランスを崩すようなことになれば、本末転倒。

ムダな支出を減らすことは、SDGs(持続可能な開発目標)にもつながりますが、食費の節約は子どもの健康に影響をあたえることも。

子どもは”食”を選ぶことができませんから、行き過ぎた節約術で、子どもの健康に害があれば、SDGsの目標の一つである”健康的な生活を確保する”ことにも反します。

もし年金収入だけで生活しているならば、生活資金をおぎなうために貯蓄を取り崩すスピードはどんどん加速していきます。

物価高騰に対処するには、2つの選択肢しかありません。

  • 節約により生活費を抑える
  • 資産活用や副業で収入を増やす

節約は悪いことではありませんが、すでに食費を抑えている人にとって家計のやりくりにも限界が・・・。

であれば、資産運用や副業で収入を増やすのが最善策です。


株式手数料0円で始める

エンゲル係数は限界!?節約だけでは物価高騰を乗り切れない

安定収入があったとしても、その収入が物価の上昇にリンクしていなければ、いずれはライフスタイルを変えなければなりません。

生活費のうち食費がどれくらい占めているかを示す指標に、エンゲル係数があります。収入が少なく生活に余裕がなければ、エンゲル係数は大きくなります。

総務省の家計調査(2020年)によれば、総世帯平均のエンゲル係数は、27.03%です。

エンゲル係数とは、家計の消費支出にしめる食料費の比率(%)のことで、豊かな生活を送るには、エンゲル係数が25%を超えないことが一つの目安といわれています。

2020年のエンゲル係数が27.03%ですから、その後の数値はさらに悪くなっていることが予想されます。

ちなみにエンゲル係数50%の世帯であれば、消費支出の半分が食費を占めるので、毎日食べていくのが精いっぱいということになります。

ご自分の食費の推移を計算してみてください。

今はエンゲル係数が小さくても、増加傾向なら要注意!物価高騰の影響をまともに受けている証拠です。

もっともゆとりがあるはずの単身世帯(1人暮らし世帯)でも25.4%ですから、給与所得や年金だけで豊かなセカンドライフをおくることは難しいと考えるべきでしょう。

リタイア後のセカンドライフは40年!?

リタイアといっても、人生をリタイアしたわけではなくサラリーマンとしての現役生活を離れたというにすぎません。

社会人になってから約40年間の現役生活を終えたところが、ようやく折り返し地点。セカンドライフは、長ければさらに40年間!

年金収入だけであれば、あるていど豊かなセカンドライフを実現するには、生活費をおぎなうためにかなりの貯えが必要になります。

しかも、急激な物価高や円安による実質的な収入の減少は、さらに加速することになるでしょう。

私もファイナンシャルプランナーとして、資産運用や老後資金について相談を受けることがありますが、老後のライフイベントを想定した資金計画は数年で見なおさざるをえないのが現状です。

リタイア後の副収入について

リタイア後、副収入を得るにはつぎのような手段があります。

  • アルバイト・パートなどで働く
  • 株式やFX投資で運用する
  • YouTubeやブログの広告収入で稼ぐ
  • 不動産を有効活用する
  • 得意の趣味やスポーツを活かす
  • 不要品をメルカリなどで売る
  • 知識・経験・スキルを提供する
  • 専門知識を生かしたコンサルをおこなう
  • ライティング(記事を書く)を請け負う

トップ4項目以外(青字の項目)は、シェアリングエコノミーを利用すれば、自分の趣味やノウハウを活かすことができる副業がかならずみつかるはずです。

シェアリングエコノミーは、個人が持っている資産などを、他人に貸す、あるいはその仲介をするなど、インターネットを介して必要な情報をやりとりするサービスのこと。
豊かなセカンドライフのために・シェアリングエコノミーを大活用!
シェアリングといえば、カーシェアが真っ先に頭に浮かびますが、民泊や駐車場など様々な分野に広がっています。スキルのシェアを仲介するサイトもあり、簡単な家事手伝いからITやWeb関連、クラウドファンディングなど、副業でライフスタイルが変わるかも

不動産の有効活用について

不動産の有効活用というと、マンション経営などが頭に浮かびますが、自宅の空きスペースを生かして、ノーリスクで簡単に副収入を得る方法もあります。

特P(トクピー)などの駐車場シェアリングでは、空きスペース、または自分が使わない時間帯だけ時間貸しすることで副収入が期待できます。


『特P』無料登録

『特P』と『akippa』駐車場シェアリング!貸すならどっち?
特Pとakippa、駐車場シェアリングではよく知られています。最大手akippaは会員数が多いですが、ユーザビリティ(使いやすさ)に関しては特Pが優れ、後発ながら急上昇!そのあたりを詳しく解説します。

マンション経営などの不動産事業では、空室リスクや事件・事故などのリスクが伴いますが、駐車場シェアリングなら初期投資や管理が不要。

毎月の収入は、立地によってかなり違いますが、住宅地でも5千円~1万円ぐらいの副収入にはなります。

もし自宅に住み続けることにこだわらなければ、自宅を賃貸して地方へ移住するのも選択肢の一つです。

退職後に地方移住するメリット・家賃格差を活かした安定収入
退職後も住み慣れた家で暮らす予定、あるいは住み続けているという方が多いと思います。 とくに住宅ローンの残債を退職金で完済したばかりの持ち家であれば、愛着も大きく、住み慣れていますからなおさらです。 しかし最近の物価の上昇、年金の...

都市部と地方の家賃相場の格差を生かせば、毎月かなりの安定収入が見込めるでしょう。慣れ親しんだ自宅から離れることになりますが、新たなセカンドライフと資金的ゆとりが約束されます。

あらたな余裕資金で、少しづつ株式投資などの勉強をはじめるのもリアタイア後の楽しみになるはずです。

リタイア後の「資産運用」・投資初心者が100万円から始める理由
人生100年時代。退職後の30~40年間、貯蓄を取り崩しながらの生活には限界があります。ましてや物価の上昇や年金の減額など、資産運用なしの老後は考えられないかもしれません。 とはいえ、投資手法を決めずにやみくもに資金を投じても、大きな...


株式手数料0円で始める

安全確実な資産運用はある?

老後のために蓄えた貯金のなかから、まとまった金額での投資を考える人もいますが、大きなリスクがともないます。

結論から言えば、たとえ2~3%の利率であっても、元本保証100%の安全確実な資産運用はありませんし、市場全体が暴落するようなことになれば再起不能です。

リスクを減らす投資手法としては、毎月一定金額(たとえば毎月2万円)を投資信託などの金融商品の購入に充てるドルコスト平均法があります。

価格が下がったときには、より多くの数量を購入できますから、結果的に全体の平均単価を下げることでリスクを減らすことができます。

ドルコスト平均法は、どちらかと言えば、現役世代に適した投資手法ですが、さきほど紹介した(自宅を貸して)地方移住であれば、余剰資金の一部を投資に充てることも可能になります。

少額から不動産投資(1口1万円(最低5万円)~)ができる「不動産投資型クラウドファンディングサービス」については、こちらを参考にしてください。


会員登録無料

まとめ

リタイア後、よほどの余裕資金がなければ、物価高を乗り切ることはできません。

綿密に練ったはずの資金計画も、わずか数年で見なおしが必要になるでしょう。節約を前提としたシミュレーションではなく、副収入を得ることを前提として前向きな資金計画をたてることをおすすめします。

そうすれば、たとえ投資した株式が評価割れしたとしても、配当を受け取りながら、将来、復活する日を楽しみに待てるはずです。


株式手数料0円で始める

コメント