多摩でとつぜんの雹(ひょう)!自動車保険は使える?

お金のこと

今日(2019.5.4)3時ごろ、東京・多摩地区でとつぜんの雹(ひょう)

ちょうど、車で外出中。

逃げ場もなく、道路わきに大きなケヤキの木を見つけ、道に張り出している枝の下に車を停めて避難。

雨宿りならぬ雹宿り?

5分ほど止むのを待っていましたが、業を煮やして車を走らせました。

 

雹の粒のなかには、1cmぐらいのものもあり、車のボンネットやフロントガラスに打ち付ける音もかなり強烈!

ボンッボンッ、っと、小石でも投げつけられたような音。

そう簡単に割れることはない、と信じていても、多少不安が・・・。

道端のすずらんも、花が悲惨な状態に!

特にひどいのが、車の屋根に打ちつける音。屋根がへこんでだんじゃないか、と思うほど。

こんな雹は、何十年ぶり?

北関東の群馬では、雹が良く降る印象がありますが、近年、東京では記憶がありません。

 

と、記憶をたどってみたら、とんでもない雹害を思いだしました。

もう、だいぶ昔のことですが、日産自動車・追浜工場が大粒の雹に見舞われたことがあります。

屋外に停めていた新車の屋根がボコボコに!

”タコ焼き機” とまでは言いませんど、全体的に凹みができたそうです。

 

しかし、さすが本業!

板金の技術でもとの状態に復元、と聞きました。

 

買ったばかりの新車、この10連休で乗り出した人もいるでしょう。

たぶん、ヒヤヒヤしたでしょうね。

わたしの車は、新車でも高級車でもないので、駐車場へ停めたあと確認もしませんでした。

で、気になるのが自動車保険!

雹(ひょう)による損害で自動車保険は使える?

自動車保険には、いろいろな付け方(付保)があります。

今日のような雹による損害は、「車両保険」が付いていないと担保されません。

「一般型」だと、ほとんどの損害に対して補償してもらえますが、保険料(掛金)がとても高いですね。

そのため、車両保険を付けていない方も結構多いと思います。

しかし、コスパで付ける方法も!

 

エコノミー型でも雹害が担保される

車両保険には、「エコノミー型」と「一般型」があります。

「エコノミー型」の保険料は、「一般型」と比べると70%ぐらいなのでかなりコスパ!

今回の雹による車両損害については、「エコノミー型」でも、「一般型」と同じように保険金が支払われます。

補償内容は「一般型」より制限されますが、”電柱に衝突する”など自損事故の心配が無い人なら「エコノミー型」で充分です。

「エコノミー型」と「一般型」の補償内容の違い

「エコノミー型」と「一般型」の補償内容について、ソニー損保の比較表を参考にまとめてみました。

ちなみに、今回の雹による損害は、下記表の飛来中または落下中の他物との衝突(飛び石など)に該当します。

補償内容エコノミー型一般型
他車との衝突・接触
落書き・いたずら
盗難
飛来中または落下中の他物との衝突(飛び石など)
台風・竜巻・洪水・高潮
火災
あて逃げ
転覆・墜落
単独事故(電柱に衝突など)
自動車との接触
地震
噴火
津波

※エコノミー型では、相手車の登録番号等と、その運転者または所有者が確認できた場合のみ補償します。

雹による損害で「等級ダウン」はどうなる?

雹による損害は、”飛来中の他物との衝突”として保険金が支払われますが、気になるのは「等級ダウン」。

結論から言えば、翌年は”1等級ダウン”して、事故あり係数も”適用期間が1年加算”

注意したいのは、この保険料(掛金)の差が、翌年度以降も継続するということです。

修理金額が高額でない場合には自動車保険を使わないほうがいいでしょう。

もちろん、付けている保険金額を上回って保険金が支払われることはありません。

その場合、全損扱いとなり、付けている保険金額が支払われますが、さらに車両全損時諸費用として保険金額の10%(20万円限度)が支払われることになります。

まとめ

今日のような大粒の雹は、そうめったに降るものではないとは思いますが、最近の天候は、急激にしかも激しく降ることが多いのが特徴です。

自動車保険のエコノミー型、ちょっと調べてみてはいかがでしょう。

等級が進んでいれば、それほどの負担にはならないはずです。

 

 

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