”人は見た目じゃない”といわれますが、それは深く付き合い始めてからの話です。
初めての人と会う時、相手の顔と服装をイメージしませんか?
待ち合わせ場所で、”多分あの人じゃないかな・・・” なんて思いながら、辺りをキョロキョロ。
相手と目が合った瞬間、”やっぱり” なんてことも。予想通りの年恰好のときもありますが、想像よりかなり若く見える方も。
思わず、”お若いですね!” と、口から言葉が出てしまいます。
顔が老けると気持ちも老ける
年齢とともに老けていくのは仕方ないけれど、実年齢以上に老けて見られるとやはりショック!気持ちまで、暗くなります。
服装が若々しくても顔が老けている方だと、そのギャップに違和感を覚えます。
とくに相手が女性の場合、メイクの濃さも気になり、打ち合わせが終わるまでずっとその違和感が頭から離れません。
バランスの悪い ”若づくり” が違和感の原因ですが、これは男性も同じ。
若く見られたほうが、人生の可能性がひろがるのは確かです。老け顔の原因がわかれば、”正しい若返り” ができる?
なぜ老け顔に見られる?
初対面で老け顔に見られる原因は、つぎの3か所です。隠しようがありませんね。これ以外の部位は、時間が経たないと気が付きません。
- シワ(目元、口元、眉間、おでこ)
- シミ(目の下、頬の周り)
- 髪(白髪、ボリューム、ツヤ)
実年齢より老けて見られると ”老け顔” と言われますが、実年齢の看板をぶら下げて街を歩いているわけではありません。
他人から見れば、外見=年齢。実年齢とのギャップがわかるのは、結局自分だけということになります。
逆に、この3点のケアしっかりできれば、実年齢より若く見られるのは間違いありません。
メイクでの誤魔化しは悪循環!
メイクで上手にシワやシミを隠したつもりでも、塗り重ねが増えれば不自然に。
肌が傷んでいなければ、メイクも上品に仕上がりますが・・・。シワが深くなり、シミが濃く範囲が広がってくると、メイクもそれに合わせてどんどん濃くなっていきます。
気づかないのは、本人だけ。でも、周りからはそんなこと言えません。言えるのは、政治家ぐらい?
ある女性知事のことを、”厚化粧”と揶揄した政治家がいました。たしかに、TV画面でもはっきりわかる厚化粧、だれの目にも明らかです。
”とうとう言っちゃった?” という感じ。本人としては、毎日、少しづつしか変化しないから、メイクが濃くなっていることに気が付かない。
こうなると、もう悪循環。
その知事、今はとても洗練されたメイクになっています。自分でも気が付いたんでしょうか。
老け顔は皮膚の老化が原因!
シワ、シミ、白髪、薄毛は、皮膚の老化が原因です。
『青山皮膚科クリニック』のWEBサイトによれば、皮膚老化の原因は、約8割が「光老化」によるものだそうです。
光老化とは、おもに紫外線を浴びることで、皮膚にシワやシミなどのトラブルが起きる現象です。
シミも、40代になってからいきなりできたわけではなく、20代、30代の若いころからの蓄積が表面に現れたものです。
つまり、老け顔は、20代のころから作られていたというになります。
若い時の生活を思い返せば 、”なるほど” と納得せざるを得ないことばかり。
しっかり肌を小麦色に焼いて、ポジティブで健康なイメージ作り。そんなツケが、しっかり回ってくるのが40代。
カラダの内側からケアが大事!
浮き出てしまったシミ、細かなシワは、一度できたら、なかなか元には戻りません。
外からケアだけでは、改善するのが難しいのが皮膚の老化。
皮膚のターンオーバーは、内側から外側へ向けて進行しますから、深部の皮膚の状態が正常に機能しなければ、その結果がいずれ肌に表れてきます。
老化防止のポイント
『青山皮膚科クリニック』亀山孝一郎院長は、老化防止のポイントとして、次の2つを挙げています。
- 活性酸素の量を減らす
活性酸素は、糖や脂肪が燃焼するときにつくられますが、周りのいろいろな物質を錆びつかせ、その機能をおかしくします。この活性酸素量を減らすこと。 - 適度な運動をする
適度な運動によって、筋肉量を維持することで、基礎代謝量を上げる。
ビタミンCは抗酸化作用がある栄養素のなかでも別格
活性酸素を減らす作用(抗酸化作用)がある栄養素としては、次のようなものがあります。
- ビタミンC
ー柑橘類、イチゴ、野菜、いも類など - ビタミンE
-うなぎ、アーモンド、ナッツ類など - ビタミンB3(ナイアシン)
ーたらこ、マグロ、いわし、落花生など - ポリフェノール
-ワイン、チョコレート、コーヒーなど - アスタキサンチン
-サケ、エビ、カニなどの赤い色素 - βカロチン
-ニンジン、モロヘイヤ、ホウレンソウなど
どれも、よく知られている栄養素で、おもな食材もイメージできると思いますが、なかでもビタミンCは、皮膚の再生には欠かすことができない成分です。
ビタミンCは水溶性のため、一度に大量に摂取しても尿として対外へ排出されてしまします。そのため、1日の推奨量(100mg)の3倍を摂っても足りないといわれています。
実際、ビタミンCは、カラダのあらゆる組織が必要とする栄養素です。そのため、肌のケアを考えると、推奨量ではとても足りません。
別の記事でも書きましたが、専門家によれば、肌のシミなどのケアを考えると、推奨量は1g、つまり1000mgとのこと。
サプリメントなどでの補充は早目から
皮膚のターンオーバーのサイクルは、年齢×1.5倍ですから、40歳なら60日もかかります。60歳では、3ヶ月(90日)。
若い時と同じようにケアしていたら、年齢とともに状態はますます悪くなっていきます。
スキンケアを目的としたサプリメントが、ビタミンCを1000mg以上も配合している理由が、なんとなく理解できますね。
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