シェアリングエコノミーが、だいぶ浸透してきたようですが、お互いにマナーとエチケットを守らないと思わぬトラブルに。
シェアリングは、自分の所有物であっても、他人に使ってもらうわけですから、それなりにメンテナンスは必要です。
使いたくなければ使ってもらわなくても結構、なんて態度だとお客を失うのは確実です。
飲食店などで、店の主人の態度が気に入らないなら、二度と行かなければいいわけですし、逆に客の態度が気に入らなければ、次回来店をお断りすることもできます。
しかし、ネットで取引がおこなわれるシェアリングエコノミーの多くは、相手の顔が見えません。
マナーやエチケットを守らない一部の利用者によって、善意の利用者が不愉快な思いをすることも多くなっているようです。
フリマのメルカリの場合、実質的には物品の売買ですから、届いた品物に予期しない欠陥や説明不足の点があれば、購入者としては不満を感じます。
出品者がどんなに誠意をつくして詳細に画像と説明を加えたところで限度があります。なかには、商売でやっている人もいます。
フリマは使ったことがないので詳細はわかりませんが、現物のネット取引では、お互いにある程度のリスク覚悟でやらざるをえないのではないでしょうか。
中古品に新品と同等の品質を求めることには無理がありますし、多少キズがあったとしても、使用価値があるから使用済みでも購入するわけです。
トラブル事例としては、次のようなケースがあります。
- 購入商品が届かない ※発送していない
- 商品代金が支払われない
- 受取評価をしてもらえない
- 欠陥があるが返品できない
- 偽ブランド品だった
受取評価というのは、購入した品物を受け取ったら、それに対して評価をすることを言います。
評価をしないと、出品者へ代金が支払われませんから、高額商品だと出品者もあせります。通常は、購入者が受取評価を忘れていることが多いそうですが、なかには悪意の購入者も。
高額な商品を購入する場合、自分の目で確かめないと不安ですが、ネット通販などで警戒心が希薄になっているようです。
ネット通販でも、不良品やキャンセルなどでトラブルがありますね。
フリマは、基本的に、使わなくなったものの売買サイトだということを十分承知して参加すべきですが、お互いの価値観が違うだけにすり合わせが難しいところです。
カーシェアリングにも、個人の所有車を仲介するプラットフォームがあります。
その一つCaFoRe(カフォレ)には、軽自動車から高級車まで、さまざまな車が登録されていますから、近隣で用途に合った車種が見つかれば、レンタカーを利用するよりコスパです。
カーシェアリングと併せて利用することで、かなり自由度の高いカーライフを楽しむことができます。
シェアリングエコノミーは、まだ始まったばかりの仕組みですから、今後あらゆる分野が参入してくるでしょう。
シェアリングを活用できるのは、個人とは限りません。法人が上手に活用すれば、大幅な経費削減になることも。30%程度の削減も無理ではありません。
シェアリングは、仲介する事業者のビジネスとしては新しいかもしれませんが、もともと地域で助け合ってきた文化の延長線上にあります。
モノやサービスをシェアすることで、これまで実現できなかったことが可能になったり、新たな発想が生まれ場合もあります。
ビザスクのように、多彩なノウハウを持った人材が登録されているプラットフォームは、中小企業のさまざまな問題を解決します。
シェアリングは、企業として活用するにはまだまだ安定的とはいえませんが、アウトソーシングと併せて活用すれば、かなり期待できる仕組みであることは確かです。
会社の内務体制など、一度見直してみてはいかがでしょう。
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