肌のシミやくすみは、”年齢を理由にあきらめがちですが、30代、40代からのケアに仕方によって、その後の症状にかなり差が出ます。
40歳でも人生半ばであることを考えると、顔のシミはできるだけ消しておきたいのが本音。同年齢でも、老け顔に。
親しい友人との旅行では、コンシーラーやメイクで隠し続けるわけにはいきません。
シミは目立つ前のケアがポイント!できてしまったら・・・
シミの原因にはいろいろありますが、原因を一つずつ消していくことで、かなり改善できるかもしれません。
よく言われるシミの原因が、こちら。
- メラニン色素が過剰につくられる
- メラニン色素が排出されない
このような状況が作り出される理由を、医薬品メーカーのサイトからまとめてみました。
- 紫外線を長年浴び続ける
- 加齢によるターンオーバーのサイクルの乱れ
- タバコやストレスにより活性酵素が増える
- 血行不良によってメラニンの排出が遅れる
- ヤケド・ニキビ・炎症などによるもの
- ホルモンバランスの乱れによるもの
- 遺伝によるもの
- 薬剤によるもの
- 皮膚ガンなどの病気によるもの など
日常の生活習慣などで、思いあたる項目はありませんか?
シミの原因の多くは、若い時からのケアが正しければ、中高年になってから悩まないで済むことがわかります。
一見シミと思っても、皮膚ガンなどの重大な病気が隠れていることがありますから、シミの形状や部位、発熱などの変化に注意し、場合によっては専門医に診てもらうことも必要です。
でも、ほとんどの方が、シミが出来てしまってから対策を考えるんですよね。できてしまってからの対策もありますが・・・。
若いときはシミにならない理由 メラノサイトの動きが良い?
若いときにシミができないのは、皮膚のターンオーバーのサイクルが正常に働いているので、シミのもとになるメラニン色素が正常に排出されるから、と言われています。
間違いではありませんが、もう少し掘り下げると、メラニンを作り出しているメラノサイトの動きにも関係しているようです。
下のイラストは、メラノサイトが移動しながらメラニンを作り出している様子を、POLA公式サイトから引用したものです。
表皮の基底層にあるメラノサイトが、紫外線などの外部刺激から肌の内部を守るために、必要とする場所に移動してメラニンを産生している様子がわかります。
若い肌では、必要な場所に必要な量のメラニンが産生されますが、加齢やストレスによってメラノサイトの動きが悪くなると、1ヵ所にとどまったままメラニンを作ります。
動きの悪いメラノサイトが集まるとメラニン量が6倍に!
メラノサイトの動きが悪くなると、メラノサイトが密集すた状態になって、互いに刺激し合うことでメラニンの産生量が増加します。
それが、こちらのイラストです。
加齢やストレスなどで、メラニンが分解され消化されるスピードが遅くなっているうえに、一か所にとどまったメラノサイトからの産生が増加するので、シミやくすみがどんどん増えることになります。
なんと、シミ・くすみの部位のメラニン量は、正常な場所の6倍とのこと。
ケアが悪ければ、シミやくすみが増えていくことがよく分かります。
POLAが開発した美白有効成分「ルシノール」の働き
大手化粧品メーカーでは、シミに対する独自の研究をおこなっていて、新しいメカニズムが解明されると同時に、独自の美白有効成分を開発しています。
POLAが独自に開発した美白成分「ルシノール」も、その一つ。
「ルシノール」は、酵素「チロシナーゼ」のカギ穴に合うカギを持っていて、「チロシナーゼ」と素早く合体することで、メラニンの産生を抑えるのです。
「ルシノール」は、厚生労働省から【医薬部外品】として認可され、POLAの『ホワイトショット』シリーズなどに配合されています。
シミやくすみの原因になるメラニンは、メラノサイトの中で、「チロシン」と呼ばれるアミノ酸の一種が、酵素「チロシナーゼ」の働きによって、合成されることで産生されます。
できてしまったシミにさまざまな美白成分を試してみる
厚生労働省から認可を受けた【医薬部外品】の美白成分には、以下のようなものがあります。
- ビタミンC誘導体
- トラネキサム酸
- アルブチン
- プラセンタエキス
- カモミラET
- ルシノール など
いずれも、”メラニンの生成を抑えシミ・ソバカスを抑える”効果が確認されていますが、メラニンへの働き方はさまざまです。
どの成分が自分の肌に合うのかは、使ってみなければわかりませんし、同時に配合されている他の成分が肌に合わないことも考えられます。
使う方の年齢や肌質、生活習慣などによっても効果は異なり、体感できるまで数ヶ月かかるのが一般的。
ケアを迷っているうちに、あっという間に数ヶ月過ぎてしまいますから、早めにいろいろ試してみてはいかがでしょう。
コメント