近年、花粉症対策として脚光を浴びはじめているのが、柑橘系果実「じゃばら」。見た目は柚子(ゆず)に似ていますが、ゆずよりも強い酸味。
東京家政大学の研究によれば、”花粉症対策”に有効とのこと。「じゃばら」の原産地(和歌山県東牟婁郡北山村)では、一部住民のあいだでかなり前から”花粉症”対策として飲まれいたようです。
岐阜大学医学部の論文でも、ジャバラ果汁の飲用が、花粉症症状の改善だけででなく、QOL(生活の質)の改善をもたらしたと発表。「じゃばら」は、今後さらに注目されることになりそうです。
とくに「じゃばら」が注目されるのは、その即効性。「じゃばら」の果汁を摂取後、3時間後には、花粉症の症状が優位に改善する、との研究論文があるようです。
「じゃばら」とは
「じゃばら」は、強烈な酸味と苦味がある柑橘類で、原産地は和歌山県東牟婁郡北山村。
「じゃばら」は、ユズと九年母(くねんぼ)、小ミカンなどが交雑し、寒さに強い品者が残ったものと言われ、発見されたのは和歌山県。幻の果実とも呼ばれています。
「じゃばら」は、漢字で「邪払」と書き、酢の代わりに使われるほどの酸味から、”鬼が逃げ出す” ”邪を祓う”といわれたことが由来。”花粉症”が逃げ出す!?
西日本では「ゆず」や「すだち」などの柑橘類が料理によく使われますが、「じゃばら」もそんなミカン類の一種。
「じゃばら」そのものを見たことはありませんが、1個130g前後で、温州みかんと同じくらいの大きさとのこと。形はずんぐりして、ごつごつした果皮は、柚子のような感じでしょうか。
「じゃばら」は、まだまだ馴染みが薄いようです。北山村【ふるさと納税】サイトでは、ミカンや梅干しとくらべると、まだ成約件数は少ないですが、”花粉症への即効性”がキッカケとなって、人気上昇となるかもしれません。
「じゃばら」地元では”花粉症”への効果が知られていた?
東京家政大学のHPによれば、「じゃばら」の”花粉症”への効果が知られるようになったは、毎年20kg単位でじゃばらを何度も買い求めるお客様がいたことがキッカケだったようです。
北山村役場が、このお客様へ問い合わせたところ、”こどもの花粉症のため、毎晩飲んでいる”との回答。半信半疑でモニター調査を実施したところ、花粉症症状が改善したとの回答が、なんと49.5%も集まったそうです。
このモニター結果から、和歌山県工業技術センターは、ジャバラの脱顆粒抑制作用(※)について学会で発表。
さらに、岐阜大学医学部からは、ジャバラ果汁の飲用が、花粉症症状の改善のみならず、QOL(生活の質)の改善をもたらしたとの論文が発表されたようです。
「じゃばら」の有効成分は?
柑橘類には、ポリフェノールの一種「フラボノイド」が多く含まれていますが、「じゃばら」の果実には、ナリルチンなどのフラボノイドが、他の柑橘類とくらべて非常に多いようです。
「じゃばら」には、これらのフラボノイド類が多く含まれていることから、強い抗酸化作用や血流を改善するなどの効果があり、”花粉症”や”アレルギー症状”の改善に役立っていると考えられています。
花粉症対策は、はやめに対応しなければなかなか効果が得られないと言われますが、「じゃばら」を果汁した場合、3時間後には、花粉症の自覚症状が優位に改善した、との研究結果があるようです。
果汁の濃度は確認できませんでしたが、炭酸で薄めて飲んだり、サプリメントとして摂るなど、さまざまなカタチで”花粉症”への効果を体感することができそうです。
「じゃばら」・和歌山県北山村【ふるさと納税】について
和歌山県山北村の【ふるさと納税】では、寄附金の返礼品として、さまざまな「じゃばら」製品を取り扱っています。
「楽天市場」の【ふるさと納税】でも、「じゃばら」商品入手できますので、いくつか紹介しておきます。
まとめ
花粉症対策は、事前対策が重要とわかっていても、鼻水や目の痒みなどの症状がでてからでないと、本気になれないのが実状。
ここで紹介した「じゃばら」は、原産地・和歌山県東牟婁郡北山村では、かなり以前から、花粉症対策として飲まれていたとのこと。
地元役場のアンケート調査でも、地元住民の約半数が花粉症への効果を体感していますから、花粉症で悩んでいる方にとって、ためす価値はじゅうぶんありそうです。
「じゃばら」は、ゆずよりも酸味が強いため、そのまま飲むのは難しいですが、炭酸で薄めたり、”花粉症”対策として手軽に摂るならサプリメントがおすすめ。
花粉症の症状が出てからでも遅くはないようですから、通販サイトの【ふるさと納税】やサプリメントなどを利用して、「じゃばら」の効果を試してみると良いかもしれません。
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