熟睡できなかった翌朝は、目覚めがスッキリしないことがあります。日中、ボーッとしていることも。
早く眠りたい、と思えば思うほど眠れなくなる、そんな経験は誰にもありますが、体を横にするだけでも疲労回復の効果はかなりあるようです。
”大谷翔平選手の睡眠時間は12時間”という話を聞くと、睡眠の大切さを痛感しますが、大谷翔平選手の場合、かならずしもすべての時間が安眠状態ということではないようです。
大谷翔平選手は12時間熟睡しているわけじゃない!
大谷翔平選手の平均睡眠時間は、1日に10~12時間、という話が多くのメディアで紹介されています。大谷選手のこのルーティンは、子供のときからとのこと。
といってもこれだけの長時間、熟睡しているということではなく、とにかく眠る体勢になるのがポイントのようです。
すぐに熟睡や安眠状態に入るのが目的ではなく、まずは安静にして疲れた心身をリラックスさせるために横になる、というのが一番の目的と考えていいでしょう。
2種類の疲労回復法・「パッシブレスト」と「アクティブレスト」
疲労を回復するための休息には、2種類の方法があります。それが、「パッシブレスト」と「アクティブレスト」です。
- パッシブレスト
・体と頭を安静な状態にして、ゆっくりと休ませます。十分な睡眠をとり、リラックスできる環境で過ごすことにより、心身ともに疲労回復効果が得られます。睡眠、横になって休む、アロマテラピー、瞑想する、音楽を聴いてリラックスするなど - アクティブレスト
・心身が疲れている状態ですが、あえて積極的に体を動かします。軽い運動をすることで、血流が良くなり、たまっている疲労物質が排出されます。ストレッチ、ヨガ、軽いジョギング、ぬるま湯の入浴など
大谷翔平選手は、筋トレを6時間おこなうことでも知られていますが、これだけハードなトレーニングをおこなえば、上手に休息をとらなければ疲労がどんどん体に溜まっていきます。
大谷翔平選手の場合、熟睡を意識しているわけではなく、まずは体を横にすることで、パッシブレストの効果を体感しているのではないでしょうか。
「パッシブレスト」と「アクティブレスト」を組み合わせる
「パッシブレスト」と「アクティブレスト」は、両方をバランスよくおこなうことで、心身の疲労回復やリラックス効果が得られるようです。
休日、1日中ダラダラ過ごしてしまうと、かえって体調を崩し、休日明けが辛くなるのは、だれしも経験があるはず。
休日に、サイクリングやジギングをする、近郊へドライブ、家庭菜園をするなど、軽い運動をおこなうことで、効果的な睡眠が得られるでしょう。
1日のリズムは朝の目覚めから・体内時計の役割
心身のリズムには、体内時計が大きくかかわっています。体内時計は、ほぼすべての臓器にあって、ホルモンの分泌や自律神経の調節などにかかわっています。
この体内時計の司令塔が、脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」というところにあって、毎朝光を浴びることで、全身の体内時計をリセットしています。
つまり、朝起きたら、まず強い光を浴びることで、体が1日のスタートを切ることができるわけです。
まとめ
大谷翔平選手は、12時間睡眠だけでなく、食事、余暇の過ごし方などにも、しっかりしたルーティンを守っています。
投打二刀流を可能にし、メジャーリーグのハードなスケジュールをこなすための超人的な体力と精神力を維持するには、効率的な疲労回復が不可欠です。
この記事中、「パッシブレスト」と「アクティブレスト」で紹介した程度のレベルでは解消できないことはもちろんです。その解決法の一つが、12時間睡眠ということでしょう。
さらに、大谷選手の食事は、調味料を使わず、とてもシンプルなメニューであることが知られていますが、不足しがちな栄養素をさまざまなサプリメントで補っています。
サプリメントの詳細はわかりませんが、バッグに入れて持ち歩き、常に決まったタイミングで飲んでいるようです。
大谷翔平選手の12時間睡眠は特別ですが、一般的には7~8時間の睡眠時間が推奨されています。
もし、朝の目覚めがスッキリしないようであれば、体調不良になる前に、サプリメントを試してみるのも一つの方法です。
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