「メラトニン」睡眠への効果・サプリメントは?

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睡眠ホルモン「メラトニン」は、脳内の松果体でつくられ、睡眠リズムをととのえるはたらきがあります。

メラトニンの分泌量は、年齢とともに減少していきますから、高齢になるにつれ睡眠時間が短くなっていくことと無関係ではなさそうです。

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年齢とともに急激に減少する「メラトニン」の分泌量

メラトニンの分泌量のピークは10歳前後で、その後減少していきます。

30代、40代では、メラトニンが減少していくとともに、仕事のストレスや生活習慣の乱れが重なりますから、十分な睡眠時間や良質な睡眠を取るのが難しくなります。

さらに、60歳過ぎると、メラトニンは微量しか生成されないようですから、高齢になると目覚めが早くなるのは当然かもしれません。

「メラトニン」と体内時計の関係

朝、太陽の光を浴びると、脳内の体内時計がリセットされて、活動状態に導かれますが、同時に、体内時計からの信号により、メラトニンの分泌がストップします。

これによって、爽やかな朝を向かえ、日中の活動モードへ入ることができるわけです。

メラトニンは、目覚めてから14〜16時間ぐらい経過すると体内時計からの指令により再び分泌されます。

メラトニンの分泌量が徐々に増えていくとともに、深部体温が下がり、リラックス状態になり眠くなっていきます。

メラトニンの分泌量は、光によってコントロールされますか、就寝前の照明が明かる過ぎると、睡眠リズムが乱れる原因になります。

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「メラトニン」の抗酸化作用

メラトニンは、体内時計の調整に関係しているだけでなく、強い抗酸化作用があるようです。

ビタミンCやビタミンEが持つ抗酸化作用より、メラトニンのほうがその働きは強いとのこと。

ぐっすり安眠できた翌朝、寝起きがすっきりしているだけでなく、肌の調子や体調が回復しているのは、このメラトニンの抗酸化作用のおかげかもしれません。

また、メラトニンは、認知症の予防にも効果があるとも言われています。

成長ホルモンの分泌をうながす「メラトニン」

成長ホルモンは、子供の成長に欠かすことができませんが、大人でも分泌され、新陳代謝に重要な役割を果たしています。

睡眠不足になると、肌が荒れたりニキビができやすくなるのは、この成長ホルモンの分泌量が減少することが原因の一つになっています。

メラトニンは、この成長ホルモンの分泌にも関係しているようです。つまり、メラトニンの分泌を促すことができれば、成長ホルモンも増える計算になります。

「メラトニン」配合のサプリメントについて

メラトニンには催眠作用があり、欧米のドラッグストアでは睡眠薬(サプリメント)として販売されています。

しかし日本では、精神ホルモン剤として医薬品の扱いになり、ドラッグストアなどで購入することはできません。

日本でも、インターネットで並行輸入すれば購入可能ですが、生労働省HP「メラトニン」では、つぎのように説明しています。

一般的にメラトニンの催眠作用は弱く、寝る前に服用しても寝つきは若干良くなるものの、不眠症の改善効果は乏しいことが分かっています。※引用:厚生労働省HP「メラトニン」

メラトニンは、睡眠障害によっては有効のようですが、体内時計のリズムと関係していることから、メラトニンの効果を十分に引き出すには、就寝前ではなく、特殊な時間帯での服用が必要だとしています。

まずは、睡眠環境をととのえることが先、ということでしょうか。

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「メラトニンの」副作用について

メラトニンを入手するには、クリニックで診察を受けるか、並行輸入で入手する必要がありますが、副作用などの心配はないのでしょうか。

メラトニン外来オンライン診療をおこなっているクリニックによれば、自然の成分なので常習性はないとしています。

また、米国のあるサプリメント(1錠につきメラトニン3mg配合)には、つぎのような注意書きがあります。※一部を和訳

治療中や精神安定剤・鎮静剤を使用中の場合、医師の指示を受けること。自己免疫疾患、うつ病、妊娠中、授乳中の場合、医師に相談すること。12歳未満の方、乗り物や機械の操作中は、服用しないこと。

メラトニン配合のサプリメントを並行輸入するよりも、生活習慣の見なおしや、室内の照明などの環境をととのえたほうが効果が大きいかもしれません。

「トリプトファン」と「メラトニン」の関係について

日本では、睡眠導入効果がある成分「トリプトファン」を配合したサプリメントが注目されています。

じつは、トリプトファンは、脳内で、つぎのようなプロセスによって、メラトニン(睡眠ホルモン)へ変換されます。

トリプトファン ⇒ セロトニン(幸せホルモン) ⇒ メラトニン(睡眠ホルモン)
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「トリプトファン」の効果

協和発酵バイオ「健康成分研究所」HPでは、トリプトファンの機能について、つぎのように説明しています。

  • 睡眠導入効果があります
  • 鎮痛作用あります
  • 抗うつ作用あります
  • 記憶学習に関与しています

また、別のメーカーでは、アンチエイジング効果、鎮痛効果、月経前症候群(PMS)を改善する効果などがあるとしています。

どうしても「メラトニン」配合のサプリメントを並行輸入したいという方でなければ、まずは日本製造の「トリプトファン」配合サプリメントを試しみることをおすすめします。

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