他人とシェアすることで経済的負担を減らす方法が、さまざまな分野に広がっています。駐車スペースのシェアサービスを利用する人も徐々に増えてきています。
利用者にとっても家計の負担軽減になりますが、駐車場オーナーにとっても思いがけない副収入になるかもしれません。
自分で使っている駐車場を貸して副収入!!
シェアリングとしては、民泊が一時期話題になりましたが、今では鳴りをひそめています。理由は、2018年6月15日に施行された民泊新法!生活空間をシェアしますから、トラブルも起きるようです。
その点、駐車スペースは、敷地内とはいえ建物の外にあり、基本的に挨拶などしないのがルールになっていますから、オーナーにとっては精神的にも負担が少ないシェアリングといえるでしょう。気軽に副収入、と言ったところでしょうか。
akippa(アキッパ)駐車場として15分単位で時間貸し
自分でも利用するけど空いていることが多い、そんな駐車スペースは月極として貸すわけにはいきませんが、活用しないのももったいない。
そんなスペースをakippaに登録することで、利用料の半額を収入として得られるサービスです。利用者からすれば、一般のパーキングより安い駐車料金で停められるということで、少しづつ広まってきています。
副収入は月1万円程度
akippaの公式サイトをみると、”月2万円”とのキャッチコピーが目に入ってきますが、実際には1万円程度が多いようです。
でも、空いている駐車スペースを利用しての副収入ですから、良しとすべきでしょう。
利用エリアはまだ限定的
収入を見込めるのは、ニーズを考えるとやはり都市部でしょうか。全国ネットではあるものの、登録駐車場が多いのは東京・大阪がケタ違い。
副収入として考えるのも、エリアが限定的かもしれません。しかし、観光や出張などを考えると、地方でのニーズもこれから増えるかもしれません。
登録料は無料なので、とりあえず登録だけしておいても損はありません。
駐車場内でのトラブル解決は?
駐車場内でのトラブルは、akippaは関与しませんから、貸主と借主との間で解決することになります。調べてみましたが、大きなトラブルは発生していないようです。
貸主と借主の関係における賠償事故の場合、自動車保険(対物)では基本的にカバーされません。このようなケースに備えた専用の保険もあるようですから、現在取引している保険会社に相談してみることも必要です。
toppi!三井不動産リアリティが運営する駐車場事前予約サービス
こちらも、akippaと基本的には同様のシステムですが、既存の「三井リパーク」の一部を、toppi!として転用しているのが特徴です。
都心や観光地など立地の良い場所に駐車スペースを確保することで、利用者の利便性向上を図っています。
「三井のリパーク」のノウハウで本格的な駐車場経営も
「三井のリパーク」の名前は、今や全国銘柄。全国21万台を超える実績がありますから、豊富な駐車場経営のノウハウによって、思いつかなかったスペース活用の方法を提供してもらえるかもしれません。
まとめ
まだ始まったばかりのビジネスモデルなので、いろいろ問題も起きているようです。他の車が占拠していた、オーバータイム分をもらえなかった、など。運営事業者に相談して解決することもあれば、借り手と直接交渉しなければいけないケースもあるようです。
でも、自分でも不自由なく使えて、副収入が少しでもあれば良しとすべきでしょう。まとまった収入を考えるなら、他の事業を考えたほうが得策です。
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