オデコディープパッチの安全性について
オデコディープパッチの安全性について、副作用などの不安を感じている方もいるようですので、これまでの知識と医療技術などの分野からの情報についてまとめました。
オデコディープパッチは、ヒアルロン酸などの美容成分でつくられたマイクロニードル(微細な針)を、おでこの角質層の奥まで刺すことで、おでこの皮膚をほぐしハリをあたえます。
マイクロニードルは、もともと注射針の代わりとして開発された医療分野の技術で、そのすぐれた特性が美容分野に応用されたわけです。
マイクロニードルを直接皮膚に刺すことに、不安を感じる方も少なくありません。オデコディープパッチを貼っているときの痛みや、感染症などのリスクに対する不安です。
結論的なことを言えば、オデコディープパッチを、メーカーが推奨する使い方をすれば、リスクは無いと考えられます。
もう少しつっこんだ話をすれば、美容で使われるマイクロニードルの長さでは、そこまで心配する必要はないということです。
オデコディープパッチのマイクロニードルの長さについて
まずはじめに、美容で使われるマイクロニードル(針)は、医療用とは異なり、より安全性を考えて設計されていることを理解しておきましょう。
一般的に、美容のマイクロニードルパッチでは、針の長さは、100~200 μm〈マイクロメートル〉のものが使われます。
長いほうが良いという記事を見ることもありますが、使う部位によって皮膚(角質層)の厚さが違いますから、適した長さが理想的なわけです。
オデコディープパッチは、北の快適工房がオデコ専用に開発したマイクロニードル(針)で、オデコの皮膚の形状や厚さを考えて設計されています。
オデコディープパッチに使われているマイクロニードル(針)の長さは、公表されていませんが、安全基準の範囲内のはずです。
皮膚の厚さは、部位によって違いますが、0.6mm~3mmです。マイクロメートル(μm)に換算すると、600 μm~3000μmになります。
化粧品の成分が浸透するのは角質層までと言われていますが、角質層の厚さは、わずか約0.02mm(20μm)。
つまり、オデコディープパッチなど、美容で使われるマイクロニードルパッチでは、皮膚より深く刺さることはないと考えられます。
ただし、傷口などに貼らないようにしましょう。
オデコディープパッチの公式サイトでは、つぎのように使用上の注意をうながしています。
パッチ貼付部分に、切り傷や擦り傷、炎症、湿疹などの異常がある場合はご使用をお控えください。
また、濡れた手で中央の針部分に触れてしまうと、針が溶けてしまい、角質層に届かなくなりますので乾いた手でご使用ください。
マイクロニードル(針)の長さは、医療用に開発された最大のメリットでもありますから、それについても説明しておきます。
マイクロニードルがワクチンパッチに使われる理由
医療のワクチン用として使われるマイクロニードル(針)の長さは、約200~300㎛だそうです。
美容で使われるマイクロニードル(針)より長いですが、医療では長いものでは、目的に応じて800㎛の長さのものも使われます。
マイクロニードルが皮膚に刺さって、マイクロニードルの先端のワクチンが直接注入されることになりますが、なぜワクチン接種に、マイクロニードルを使うのか。それは、注射針による感染症を防ぐため。
注射器によるワクチン接種は、医師の技術や衛生面での心配がありますが、マイクロニードルなら、安全かつ確実に目的の深さにワクチンを届けることができるからです。
さらに、マイクロニードルを使ったワクチンパッチなら、遠隔地でも、医療従事者の支援なく使うことができ、必要なワクチンの用量は従来の半分未満ですむそうです。
この技術を、美容分野に応用しようという発想は、当然の成り行きだったと言えますね。
オデコディープパッチはオデコにしか使えない?
オデコディープパッチは、おでこ専用に開発されたディープパッチです。形状を見れば、他の部位には使えないと思いますが・・・。
北の快適工房では、オデコディープパッチのほかにも、眉間専用「ミケンディープパッチ」、目元・口元専用「ヒアロディープパッチ」、チークポアゾーン(ほお)専用「チークポアパッチ」を開発しています。
これらは、部位ごとに、パッチの形状やパイクロニードル(針)の長さが違うだけでなく、必要な美容成分も違うからです。
オデコディープパッチは毎日使える?
オデコディープパッチは、マイクロニードル(針)の長さとしては、安全性に不安はありませんが、使用頻度(ペース)などについて、北の快適工房ではつぎのように説明しています。
週に2回を目安にご使用ください。
※1週間の中で3~4日ごとに2回使用し、なるべく等間隔にご使用いただくのがおすすめです。
基本的には、週2回の使用ですが、もう少し回数を増やすとしても、1日おきのペースで使うことを推奨しています。
オデコディープパッチの基本的な使い方
オデコディープパッチは、洗顔後、化粧水・乳液・美容液等で保湿し、しっかり肌になじませてから使うのが基本です。
片方の手で、シートの折れグセを伸ばしながら、肌との間に空気が入らないように、中央から外側に向かって貼るのがポイント。
シートの形状がオデコに合わないと、マイクロニードル(針)と皮膚との間に空気が入ったり、適切な深さまで届きません。
まとめ
オデコディープパッチに限りませんが、マイクロニードル(微細な針)を使うことに、副作用などの心配をしている方も少なくありません。
とくに、マイクロニードルの長さが大きなポイントになります、配合成分によっては、肌に合わないことも考えられます。
成分的にも安全性が高いオデコディープパッチですが、もし肌に異常を感じたら、ただちに使うのを中止しましょう。
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